関西の熱い三日間 | かけがえのないゴルフ人生

かけがえのないゴルフ人生

DGA(日本障害者ゴルフ協会)の事務局長をしています。お給料はなし、24時間のボランティアです。たくさんの素晴らしい障害者ゴルファーからもらう勇気と元気が活動の糧。障害者ゴルフの活動と日々見たこと感じたことを綴ります。

7月27日から29日まで2泊3日で関西に行った。

東京はまだ梅雨明け直後で、やや涼しかったのだけれど、新大阪駅に着くとムーっとするほどの熱波。これは熱い関西での日々の予兆だったに違いない。

まずは電車を乗り継いで貝塚という街へ。

ここには、私が若き日に担当編集者として共に本を作ったドクターがいらっしゃる。

その世界では有名な外科医でNHK のドキュメンタリーで取り上げられたこともある名医。現役の頃は大変多忙で、東京や大阪で手術や学会の合間を縫うように仕事でお会いしていた。

秘かに憧れていた人でもあり、今でもその気持ちは変らない。

前回は熊本でお会いし、今回は8年振りの再会。相変わらず頭の回転は鋭いが、歩き方が少しおかしい。聞けば、駅の階段から転げ落ちてからおかしくなったとか。

東京ー大阪という距離を考えると、頻繁に訪ねていけるわけでもない。これまた秘かに心配しつつ、貝塚で一番という料亭で夕ご飯をご馳走になった。

そこから、電車を乗り継ぎ約2時間。三田駅前のホテルに着いた時にはすでに10時を回っていた。

そして翌日は7時50分という私的感覚では超早いスタートで大阪・関西支部の設立記念コンペに参加。

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集合時間、ギリギリの到着だったが、支部長のNさんがすでに仕切っていて心配なし。準備に追われずにコンペに参加できるのはうれしいなあ。

昨年の秋の大会や今回のコンペをきっかけに新たに参加してくる人たちがいる。見知らぬ顔がチラホラ。だから、支部設立の甲斐がある。

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この日のパートナーは千刈カンツリー倶楽部総支配人のIさん、この秋に大会を行うよみうりカントリークラブ役員のKさん。それに初参加で京都から来た片マヒのKさん。

IさんもKさんも紳士で、初参加のKさんをかばいながらも楽しいゴルフ。

その雰囲気が良かったのと、レディスティがかなりサービスされた位置にあることもあり、久々に100が切れた。

それにしても、Kさんが片マヒになった経緯を聞いて驚く。

Kさんは某有名企業にお勤めなのだが、出張した岡山から京都に帰る車の運転中に脳出血を起こし、高速から降りたら半身の自由が効かなくなっていたとか。

何が何だか分からないままに、片手で無理矢理運転していたら、蛇行運転になり、警察に止められた。警察は異変を感じてKさんを病院に救急搬送。一命を取り留めたのだという。

ラッキーだったとしかいいようがない。それに、もし高速で事故になっていたらと考えるとぞっとする。

Kさんはジュニアの頃からゴルフをやっていて、仕事が忙しいので一時中断していた。しかし、片マヒになったことをきっかけに再開。閉じこもりがちになる障害を克服するためだという。

となると、片マヒになったことで、少なくても彼のゴルフ人生は好転した。そんな考え方ができるのだから、多分他の人生も好転して行くだろう。

大阪・関西支部の設立をきっかけにKさんのようなゴルファーが関西地方にどんどん増えるといいなあ、と思っている。

さて、関西3日目はこの秋に第21回日本障害者オープンゴルフ選手権を開催する西宮市のよみうりカントリークラブの
視察に行った。

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関西の超名門コースなので、いったいどんなところなのかという期待と難しいのではないかという不安を抱えてプレーしてみると・・・

長くなるので、その内容は次回に続きます。