本を読もう、と思いつつ、以前より読書量が少なくなっている今日この頃。
理由はPCやスマホを触っている時間が多く、読書の時間を侵食していること。
それから、視力が落ちて細かい字が読みにくくなり、本を読みだすと眠くなること。
若い時と同じような読書量を保つのはなかなか難しいと現実を認めねばなりません。
それでも最近特に「もっと本を読もう」と自分にはっぱをかけています。
そんな私が便利にしているのがkindleでの読書。
珍しもの好きな私はまだ日本のアマゾンがkindleを売り出していない時からアメリカのアマゾンで購入。使う努力はしていました。
けれど、電子書籍は便利だけれどどこか味気なく。紙の本のページをめくりたくてkindleは放っておいたこともありました。
でも背に腹は変えられません。電子書籍ならば字の大きさも自在に変えられますし、暗いところでも読める。
最近はもっぱらこれで読書しています。
最近読んだ本のなかで印象に残ったものを3点。
村上春樹さんがサイトに寄せられた読者からのメールに答えている。そのうちの確か、3,000通余りのやりとりを紹介。一気読みは出来ないけど、暇ができた時にポツポツと読みたい。
答え方に非常にウィットがあり、面白い。内容によって丁寧に答えているもの、そっけないもの、フレンドリーなもの、無愛想なものがある。
問いかけをしてきた読者に全然おもねらない回答が小気味よい。私もこんな対人関係で、我が道を行きたいな。
力のある作家とは知っていたけれど、なんとなく敬遠していた黒川博行。
これは高齢者をターゲットに、財産を目的に結婚し、殺してしまう怖い女の話。実際にこんな事件がありましたね。
緻密なストーリー展開で、久々に引き込まれた。
他に日本画壇のドロドロを描いた「蒼煌」という作品も面白かった。テーマに関する知識が豊富なので、作品にリアリティがあるね。この人の作品をもっと読んでみよう。
お初の作家さん。
料理関係のエッセイで有名な方とか。
これは料理とそれにまつわる本の紹介で、歯に衣を着せない切り口が面白い。
こういう本からさらに読みたい本が出てきて、本代がかかるのだ。
読みたい本があるとお金がなくても何とか買おうとする私。
電子書籍には「古本」がなく、いつも新刊を買わなくてはならないのがちとつらい。
今月も予算オーバー。それでも本を読もう。