それでも、あれこれと仕事の段取りが頭をよぎるので、そんな時は読書に没頭して仕事を忘れることにした。
愛用のkindleは純正のカバーが重く、長く読んでいるとかなり持ち重りがする。
なので、軽いカバーを新調することに決め、愛用するのだからと5000円超の革ケースをポチってしまった。
色は使うほどに味が出るかとライトブラウンを選んだが、実際に届いたものはサイズも手触りもグッドだが、色味がややダサい。
ポチる時に迷ったダークレッドに変えようかと、アマゾンのサイトを未練たらしく何回も徘徊した。
けれど返送する手間や郵送料のことを考え、結局変えないことにした。
それでも迷いが吹っ切れないので、防水スプレーかけちゃった。しばらくはこのカバーでkindleを持ち歩くのだ。
隠居志願 玉村豊男
若き日に「パリ雑学日」を読んでから、気になる作家さんだった。
軽井沢に住んでレストランとワイナリーをやっていたところまでは知ってたが、その後はなぜかこの人のことを忘れていた。
理由はあまりマスコミに出ていなかったから。何でも大病をしてしばらく執筆から遠ざかっていたとか。
この本をkindle版で試し読みしてみたら、タイトルも辛気臭いが、グッと枯れていることに驚愕。
しかし、65歳から筋トレを強化したとか、その割に転ぶとみっともないので階段の上がり下りは手摺りを使うなど妙に人間臭く、自分とも共通点があることに親しみが持てる。
軽い読み物としてシルバー世代に特におすすめ。
我が闘争 堀江貴文
某放送局勤務の本好きの友人からのおすすめ本。ホリエモンが好きなこともあって興味深く読んだ。
本書ではライブドアを起こしてからの話や逮捕にまつわる話がメインテーマなのだが、それより面白いのが、ホリエモンの小学校から大学までの話。
鋳型にはめようとする日本の教育制度のなかで、幼い時から人とは違う発想をし、行動する。本質的に頭の良い人なのだ。
例えば授業をよく聞いていれば、特別勉強しなくても100点が取れるとか、東大への受験勉強は時間がもったいないから1年前から始めれば十分とか。
これを嫌みととる人もいるのだろうが、私はしごくもっともなことだと思う。学校の勉強法、受験法として何が本質なのかを子供の時からとらえていたのだ。
これを嫌みととる人もいるのだろうが、私はしごくもっともなことだと思う。学校の勉強法、受験法として何が本質なのかを子供の時からとらえていたのだ。
感心し、参考にしたい一冊。
ブラジルに移民した日本人がかなり悲惨な目に遭った歴史的事実を題材にしたミステリー。
ターゲットは日本政府、特に外務省で、移民の子孫が繰り広げる復讐劇だ。
ストーリーはやや荒唐無稽ながら、ブラジルをはじめとする南米の国々の事情が垣間見られる。
今まであまり興味のなかった南米に行ってみようか、と思わせられた一冊。
ちなみに先頃直木賞を受賞した東山彰良の「流」は私にはいまいち流れに乗れない物語だった。
ちなみに先頃直木賞を受賞した東山彰良の「流」は私にはいまいち流れに乗れない物語だった。
本を通じて世界が広がる。
だから読書はやめられない。