こんにちは。DF心理相談所代表藤田です。

3月26日、AKB48川栄李奈さんの卒業が発表されましたね。
川栄さんといえば、思い浮かぶのは昨年のAKB襲撃事件。今回の卒業も、事件以来握手会に参加できないことで「AKBでできることが減った」中、自分の将来を考えての決断だったようです。
私は精神科でカウンセリングをさせていただいていることもあり、休職されている方や復帰されたばかりの方のお話をよく伺うのですが、川栄さんのように会社から仕事の量や内容に関して十分な配慮を受けて復帰したにもかかわらず悩まれる方が多くいらっしゃいます。
何故でしょうか?鍵は、「待遇」「貢献」「自己実現」という、仕事の3要素にあります。

■会社からの配慮にしろ本人の再発に不安故にしろ、復職された方が以前と同じように働くケースは多くはありません。簡単な仕事のみだったり量をセーブしたり配置を変えたりして、心身ともに負担の少ない形でが一般的でしょう。仕事において適切な「待遇」は重要なので、それが満たされることは望ましい形ですが、一方でこうした配慮は復職者に対して2つの不安を与える恐れがあります。
一つは「貢献」です。言葉は大げさかもしれませんが、誰でも仲間の役に立ちたいという気持ちは持っているでしょう。そして、そういう気持ちが強い人ほど、得てして「役に立てなければ必要とされなくなる」と自身の居場所に不安を感じるものです。まして以前の自分には出来たことであれば、そうした不安は一層強くなります。
もう一つは「自己実現」。以前出来た事が出来なくなった状態では、復職を果たしても、そこから先の会社でのキャリアを描くのは困難です。将来に希望を感じられずただ漫然と働くことは、それ自体がストレスになります。
川栄さんも、貢献・自己実現両面、このままAKBでいることに強く悩まれたのではないでしょうか。

■どちらも、成長力があり社会的価値の高い人ほど持っている要素であり、同時に休職される方の多くが強く持っているものでもあります。復職にあたっては、会社側は、復職者の貢献意識が満たされ、今後のキャリアを描けるような心のケアも重要ですし、復職者は、かつての仕事でも元気にやれるような、「ストレスに強い」自分作りをしていく事が大事といえます。
カウンセラーはこの点において、会社側にも休職者にも適切なサポートをする能力があります。もし身近にこうした悩みを抱えてらっしゃる方がいましたら、一度カウンセラーに相談してみるといいかもしれません。
こんにちは。藤田です。
今夜はスマイルズの名著「自助論」の読書会に参加してきます。
あ、この読書会は週一ペースで開催される予定なので、ご興味ある方は是非。

で、本題である「増え続けるうつ」について。
そう、「うつ」の方って増えているんです。メンタルヘルスの重要性が知られ、様々な対策がとられているにも関わらず。

その一因として、私はうつの若年齢化があると考えています。
10代20代でうつになり、学校に行けない、会社に行けないというクライエントさんは、実際多くお会いしますし、先日お会いした大学の教授も退学者数の増加を感じるとともに、その理由も昔「他にやりたいこと、楽しいことが出来たから」から今は「楽しめない、上手くやれなくて悩んで」という変化があると指摘されていました。

この根っこには、自助の精神の弱さがあるように感じています。

生きていればある程度の困難はつきもの。それに対し、「自分で何とかしよう」と行動する力が弱い人が増えている、ということです。なので、いい時はいいけど、何かあるとすぐストレスを感じてしまう。で、苦しくなってそこから逃げたくなる。

これまでの私の実感ですが、40代以上の方はこの「自助の力」が強く、一人で頑張りすぎてうつになる方が多く、逆に若いほどこの力が弱く、頑張れずに耐えるだけになってしまう傾向が強いです。

うつからの回復や、うつ人口の減少には、表面的な出来事や環境だけでなく、その方の「自助の力」はどうかにも目を向ける必要があるでしょう。

では、今日はこの辺で。
こんにちは。
スタバでノマドワークをしていたら、中学生の職場体験に遭遇しました。
近くの中学校の1年生の男の子2人。
なんとかフラペチーノを小さなカップに入れて「いかがですか?」
聞けば自分たちで作ったそうです。

で、思い出したのは自分の中学時代。

僕も中学1年の時に、1日だけ職場体験をしたことがありました。
特別養護老人ホーム。たしか、市の体験学習プログラムに応募しての参加だったと思います。

特養がどういうところか知らないまま、興味本位で応募しての当日。

はじめにやったのはオムツたたみ。
ホームの方が洗っておいてくれたオムツをたたむ。
お手本を見せてもらい、その通りにやるだけでしたが、
「めんどくさい」「汚れてないかな」なんて考えてばかりでイヤイヤでした。

その後は、入居者の方の移動のお手伝いや、お茶しながらお話したり。
何を話していいかわからず、聞かれたことに照れながら答えるだけだったのを覚えています。
きついと思ってばかりでした。

終わりは軽食を取りながらのパーティ。
ホームの職員さんと入居者の方々が、僕らへの感謝として企画してくださったものです。
内心疲れたし早く帰りたいと思ってましたが、
入居者のおばあちゃんから
「来てくれてありがとう。お話できて本当に良かった。」
と、手を取り言ってもらえた時、嬉しさと、申し訳なさを感じたのを覚えています。
聞けば、もうずっと会えていないお孫さんが当時の僕と同じくらいの年だったそうです。だから、久々に孫と話せた気持ちになれた、と。

なんでもっと一生懸命やらなかったんだろう。
なんでもっとお話ししなかったんだろう。

後悔ばかり残った職場体験でした。


自分がしたことが、これほど誰かに感謝されるということを、僕はあの時に教えてもらいました。
だからこそ、適当にやったらいけないと。
この学びは、自分にとってとても大きいものでした。


スタバであったあの子達は、
何を学ぶかな。
働くことは感謝されること。嬉しいことだと感じてくれたらいいな、と思います。


では今日はこの辺で。