こんばんは。心理カウンセラーの藤田です。
先週3月23日に、14thシングル「ハルジオンが咲く頃」をリリースした乃木坂46。昨年末には紅白に初出場を果たし、現在ソフトバンクのCMにも出演しており、今やAKBと並び日本を代表するアイドルグループと言えるでしょう。今回は、そんな彼女たちのファンとはどんなものなのか。実際に握手会へ足を運び、現場を見た上での分析を書いていきます。自分で言うのもなんですが、こんなことを書ける心理カウンセラーは私だけかもしれません。

◆ファンは大きく3つに分類できる
今年の1月、私は乃木坂46の握手会へ行ってきました。「お金を払ってまでする数秒の握手の価値がわからない。だったら一度体験してみるか。」そんな否定的な関心で初めて参加したのが2年前。思ってもいなかった感動があり、以来都合がつけば新曲ごとに一度は参加している私ですが、今年1月の握手会へ来場していた人の多さには驚きました。とにかく凄い人数でしたし、その層も幅広い。学生さんから5、60代の年配のご夫婦まで、様々な人が来ていました。しかし、来場者同士の会話などを含めよく観察していると、大きく3つに分類できることがわかりました。
まず一つ目は、「有名人に会ってみたい」(①)。特に強い思い入れはないけれど、テレビや雑誌等でよくみる有名人をたった1500円程度で見られる。だったら物は試しで一度行ってみようという人たちです。初めて行った時の私もこれに当たります。この値段で有名人と生で会える機会はそうそうあるものではないので、なんとなく程度のうっすらとした興味でも手を出しやすく、反面離れやすいライトなファンと言えるでしょう。
二つ目は、「憧れの人に会いたい」層(②)。男女ともに10代から20代。女性なら「かわいい!あんな風になりたい」、男性なら「あんな子と付き合いたい」といった憧れの存在に生で会える貴重な機会として参加する人たち。昔からの典型的なアイドルファンの型でもあります。
どちらの層も共通して言えるのは、アイドル側からサービスを受け取ることで満足感を得る点です。ベクトルは、アイドル→自分。会える、握手をしてもらう、少しだけど話せる等、何かしらアイドル側から「してもらう」ことを求めているし、それにより喜びを感じるタイプといえます。また両層ともに、アイドルが人気がある、有名であるほど高い満足を感じられ、人気の上昇とともにその層は増えていきます。

◆自分→アイドルの3つ目の層
上の2つの層とは異なるのが、3つ目に分類される人たち。「アイドルの役に立ちたい、支えたい」層(③)です。この層の人たちは、アイドルの支援をする、成長していくサポートをすることに喜びを感じます。これは、人のお世話をすることで自己の存在価値を見出す、一種の共依存とも言えます。彼らにとって大事なのは、自己重要感。自分がそのアイドルにとって必要な存在、役に立っているという実感です。そのためアイドルにファンが少ないほど、また弱さ脆さがあるほど、「支えがいのある存在」に映り、たくさんのお金と時間を投資し応援するのです。一方で、人気が上昇し、有名になりファンが増えるほど、彼らの「役に立ててる感」は損なわれていきます。

◆乃木坂46の今後と欅坂46
上記のことから、国民的アイドルグループとなった乃木坂46は、①と②にとっては益々魅力的に映り、増えていくと考えられます。反面③にとっては満足度は下がってしまい、離れていくもしくはこれまでほどの投資をしなくなるでしょう。しかし、人は基本的に「自分は重要な存在、価値があるもの」と思いたい心理を持っているものです。そのため③の方々は、乃木坂46で満たされなくなった自己重要感は他で満たさねばと考えます。乃木坂46の妹分であり、雰囲気も似ている欅坂46は、新たな対象として最適な一つです。同じ乃木坂46のまだ人気になってないメンバーを応援するよりも、結成間もなくグループ自体がまだまだ弱い欅坂46の方がファンも少なく「特別で重要な自分」を感じやすく、同時にグループの成長とともに自身の貢献もダイレクトに実感できるからです。また、もっと無名のアイドルよりも将来性を感じやすいのも魅力に映るでしょう。4月6日にデビューする欅坂46にとっては、「完成品」になり同年代の憧れを目指すより、まずは将来性を感じ来てくれる③の層を大切にしていくことがテーマになるのではないでしょうか。また乃木坂46にとっては、人気メンバーは①②の満足度を、現在そうでないメンバーは③の満足度を上げるため、人気メンバーに食い込んでいくことがグループのさらなる成長にとって重要となる。私はそう思います。

ご感想・お問い合わせはdfsoudan@gmail.comまで

今日も読んでくださりありがとうございます。
また明日。・・・明日は乃木坂のあのメンバーの人を惹きつける凄いスキルについて書こうと思います。
こんばんは。心理カウンセラーの藤田です。
今日も深夜の更新になってしまいましたが、これで5日連続の投稿です。
これまで「時間が空いた時に」の更新だった私ですが、とりあえず4月19日まで毎日更新する予定です。
突然、毎日更新しようと思ったのには理由が3つあります。

◆言った手前やらないとマズイ
一つ目の理由は実に消極的。先週私が開催した「セミナーの作り方講座」第1回で、受講者の皆さんにブログを始めることを勧めました。しかし、勧めてる本人がサボりがちでは示しがつきませんよね。そう思い、「自分も毎日書きます」と言ってしましました。皆さんの前で言った手前、やらないとカッコ悪い。それが理由です。ちなみにこうしてこのことをブログに書いているのも、自分が逃げないように追い込むためです。行動を変えるには、人前で宣言するのが効果的ですからね。

◆習慣化を体験する
カウンセリングのプロセスで、よく「習慣化」に取り組んでいただくことがあります。早起きだったり、日々の勉強だったり、散歩だったり、取り組んでいただく内容は様々ですが、クライエントさんがより望ましいと感じられるご自身になっていくために、適切な思考と行動を意識して続けていただきます。そのうち、意識せずとも行う習慣となり、自己成長をしていくのですが、今回私自身もこれにチャレンジしようと思ったのが2つ目の理由です。ブログをマメに書いている自分は望ましいのですが、今の自分にとって「ブログ=面倒」というのが正直な思考です。結果、ついサボってしまう。こうした自分を変えるため、意識的に「ブログ=面白いもの」と後から思考の上書きをし、書くという行動につなげています。1ヶ月近くやれば、段々書く作業にも慣れて、習慣となるはず!思考と行動、習慣については、マザーテレサも気をつけるべきと言っていますね。

◆強みの強化
書くにあたって、自分の日頃の行動や、世間で話題になるニュースを心理学的視点で見ることを意識しています。特にストレスや人間関係といった視点で。これらは自分の強みだからです。様々な事柄を、自分の強みを通して見てみるという行為は、頭の中の棚卸となり、ケースによって使える知識・スキルの整理ができます。また、より多くの方の役に立てる自分を感じることができ、仕事が楽しくなります。元々これについては以前からやっており、習慣になっているのですが、ブログを書くことを通じて習慣を強化しようと思っています。

ということで、ブログでも自己成長はできるはず!それを実証しますので、今後も読んでいただけますと嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

明日は、アイドルファンの心理分析記事を書く予定ですので、ご期待ください。
それでは今日はこの辺で。読んでくださりありがとうございます。

DF心理相談所 藤田大介
こんにちは。心理カウンセラーの藤田です。

3月半ばに、こんなニュースがありました。
「サンクスでバイトをする埼玉の高校生が、労働組合を通じて店舗の運営会社と、賃金支払いは1分単位とすることを柱とした労働協約を結んだ」というものです。覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

この店舗が、着替えを労働時間に組み込んでなかったり、賃金は15分単位で計算し、さらに15分未満の早出・残業を意図的に切り捨てさせるような勤務管理をしていたため、バイトとして働く高校生が今回行動を起こしたという流れのようです。
私は法律の専門家ではないのですが、こうした労働管理が違法である以上、雇用する側は直ちに改善するべきだと思いますし、改善という結果をもたらした高校生の行動力は立派だとも思います。しかし、彼らの将来は明るく、幸せなものになるかというとカウンセラーとしては疑問が残ります。

◆高校生の「目的」は何だったか
私は普段精神科でカウンセリングをしており、仕事で心身を病んでしまった方々ともお会いしてきました。そうしたクライエントさんの中には、今回のように会社側の違法・劣悪な労働環境が原因という方も多くいらっしゃいます。そしてクライエントさんが仰るのは、真っ当な扱いをして欲しいということです。
今回の高校生も、「1円単位の賃金」そのものが目的ではなく、元々はバイト先のこのコンビニで、働く者として真っ当な扱いをして欲しい。そうした環境で働きたいという思いを叶えることこそが目的だったはずです。

◆彼らは手段を間違えた
今回彼らは「真っ当な扱いをしてもらえる環境を得る」という目的を叶えるため、労働組合を通じて雇用者と労働協約を結ぶという手段を用いたことになります。ですが、カウンセラーとしてはこの手段はあまり良いとは言えません。このような「正当性」を持って相手に変化を強いる行為は、得てして相手の不満を募るだけだからです。
人は感情で動くものであり、理屈で動くわけではありません。法的根拠を以て主張されれば、雇用者側も従わざるをえませんが、それは喜んで、進んで改善するわけではなく、「させられた」だけ。その主張が真っ当であるほど、主張した本人たちには満足感や達成感がありでしょうが、一方で主張された方には不満が残ります。このまま継続してこのバイト先で働くならば、雇い主の彼らを見る目は冷たく、風当たりも強くなるでしょう。人間関係とはそういうもの。それが正しいかどうかは別ですが。仕事の悩みで最も多いのは、不当な労働環境ではなく、人間関係です。ですので、法的に正しい主張をしたはずの高校生がこの職場で快適で心地よいバイト生活を送るのは、おそらく難しいでしょう。

◆どうすべきだったか、3つの提案
彼らがそのバイトを辞めるにあたって不当に扱われた分の給与を請求する目的であれば別ですが、今後も働くという前提ならば、上記の理由のため、不適切な手段だったと私は思います。とはいえ、彼らに黙って耐えるべきというわけではありません。他にもっといい手段があったのではないか、私はそう考えます。ここでは、彼らに3つの方法を提案したいと思います。
⑴必要不可欠な人材になる
最もお勧めするのはこの方法です。利益向上に貢献する、「この店員に会いたい」と来てくれる常連さんをたくさん持つ、バイトたちのまとめ役となり、雇用者との間に立つなどやり方はいくつもあるでしょうが、他のバイトとは違う、運営上重要な存在の要求であれば、辞められるリスクを考え検討してもらえる可能性は格段に上がります。これは、これまでご自身の勤務先へ要求をされたクライエントさんのケースを見てきてもそうです。また、より良い環境へバイト先を変えようとする場合にも有利でしょう。良い環境ほど、働きたいと希望する人数も多いものです。そうなると採用する側が選べる立場になり、「正当性を主張する人」よりも「職場に貢献する人」の方が選ばれやすいのは明白です。
⑵上の人間と仲良くなる
雇用する側も人間です。可愛げのない人や気の合わない人間に冷たくもなれば、逆もまた然り。可愛がってるバイトの立っての頼みなら、耳を傾けるぐらいはしてくれるでしょう。少なくとも、労働組合を通すよりは快く聞いてくれるでしょう。
⑶相手の立場に立つ
高校生の主張は真っ当なものです。とはいえ、労働法に違反してる側にも、それなりの理由や言い分があるものです。相手側の言い分や気持ちをしっかりと聴き、それを尊重した上で、お互いの妥協点を探ることもできたでしょう。また、高校生にとってだけでなく、雇っている側にもメリットのある提案をするというのも手です。勝ち負けができるものではなく、共に歩むならばwin-winの関係を作ることが有効です。

◆終わりに
今回の一件に関して、私はコンビニ側を擁護するつもりはありません。違法であれば早急に改善すべきです。
しかし、正しさを以て「すべき」を突きつける行為は、感情的なしこりを生みます。その先には、安心して働ける環境はありません。自分を守るためにもブラック企業撲滅のためにも、相手の言い分にも耳を傾け、その気持ちを汲んだ上で、自分の気持ちも伝える。人の情を大切にするというのも一つの有効な手段である。私はそう思います。


読んでいただき、ありがとうございます。
お問い合わせはdfsoudan@gmail.com
まで。
DF心理相談所代表心理カウンセラー 藤田大介