こんばんは。心理カウンセラー藤田大介です。
前回の記事で、ドームの外でコールなど音漏れ応援をしていたファンは、乃木坂46に依存していると書きました。
詳しくは⬇︎

この記事ではその続きで、依存状態にならないためにはどうすべきかについてです。
アイドル含め人が依存対象となる場合、依存する側とされる側が存在することになります。この両方について、それぞれどうすべきかみていきます。

まず、依存する側について。今回であればファンがこれにあたります。
どうすべきかは、シンプル。「日常の現実をしっかりと生き、充実させよ」です。
ライブにしろ握手会にしろ、どれだけ熱心に参加しても、それは非日常でしかありません。テレビや雑誌、動画などで毎日を乃木坂で溢れさせても同じです。
日常とは、主たる現実。仕事であり学校であり、家庭の事です。
依存は、こうした現実から目を背けるからこそ起こります。
日常は、多くの場合楽しいものではありません。面倒な仕事、ソリの合わない上司、刺激のない毎日…。

彼女達は、代表曲『君の名は希望』でこう歌っています。
「もし君が振り向かなくても 
              その微笑みを僕は忘れない
   どんな時も君がいることを
              信じてまっすぐ歩いていこう」
※歌詞引用 Uta-Net

依存しないためには、ファンはこの歌をもう一度聞いて欲しいです。
今回の迷惑行為をしたファン達は、乃木坂46から元気や勇気、癒しなどを貰っているはずです。それは本当に心地良いものでしょう。
だからこそ、ファンは乃木坂46から貰ったエネルギーを、日常を少しでも良いものにする、現実を切り拓く活力にするべきです。
「乃木坂も、成長しようと今日も頑張っているはず。だから自分も」
そう自分に言い聞かせて、目の前の今を一生懸命に生きる。
その良い手本が、卓球の平野美宇選手。彼女は握手会に来るほどの乃木坂ファンですが、世界一になるための過酷な練習を乗り切る力の1つは、乃木坂46であるはずです。


では、依存される側はどうしたらいいでしょうか。最も効果的なのは、線引きです。
前回の記事にも書きましたが、人は承認欲求を満たすストローク無しでは生きられません。だからこそ、ストロークを得るために必要なルールがあれば、守るのです。
例えば、音漏れ応援をしたら、今後握手会などに参加出来ないようにするといったルールを設ける事が第一です。加えて、ルールを犯した場合、罰則を決行する事も必須です。
ルールを決めても、実際にはなあなあになっていたり、破っても罰さなければ、相手は学習します。今回の迷惑行為について言えば、ファンはこうした学習をしていたと思われます。平たく言えば、乃木坂の運営はナメられていたのでしょう。

これは人間関係全般に言えます。人に好かれるのはいいですが、依存されたり振り回されないためには、嫌なことには毅然とした態度をとり、きちんと線を引く。そうすることで、相手は自分との適度な距離を学んでくれますし、心地よく付き合える人が周りに残ります。人間関係に悩まれている方は、是非知っておいて欲しいです。

長くなりましたが、最後に改めて。ファンにとって乃木坂46は、日常を逞しく切り拓くための非日常であるべき。私はそう思います。
君の名は希望を聴き、明日も仕事に励みましょう。


さてさて、前々回は乃木坂のメンバーへ、
前回今回はファンへ厳しい事を書きました。
となれば残るは運営。
ということで、次は今回のドームライブ事故でおそらくメンバーに口止めしているであろう、運営に対して思う事を書きます。

ご期待ください。
長文読んで下さり、ありがとうございます。

DF心理相談所 藤田大介

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