皆がミュージシャン
昨日の高槻「ナッシュビル・ウエスト」でのイベント。
2年振りに出演したのだが前回に負けず劣らず楽しい時間を過ごせた。
ライブの方はと言うと・・・。
今回から全8組の出演順を開演前に「じゃんけん」で決める(笑)という企画で敗者から順番に1番2番・・・となる
のだが1発で勝利してしまいトリを務めることになった。
こんな時に毎週「磯野サザエ」相手に訓練してきた成果が出るとは・・・(笑)。
まあ、俺はオムニバスのライブでの出演順なんか全く意に介さないし、ましてアウェイの身なので逆に申し訳な
かったがその分のいいライブはやったはずだ。
ユーストリームの生中継で見てくれた人もいるかもしれないが、最後はアンコールをもらったので出演者全員に
上がってもらってイベントを締めさせてもらった。
このイベント、「アコースティック・パラダイス」といって隔月最終日曜日に行われるイベントで、あらかじめ出演者
8枠が公募され各回の出演者が決まる。
基本的には地元高槻のミュージシャンが中心ではあるが、中には大阪市内や八尾や堺といった大阪府内の遠方
からエントリーして参加する人もいる。
もちろん大阪以外にも門戸を開いてくれているので俺みたいに名古屋に住んでいても出場させてもらえる。
簡単に言えば事前エントリー制のオープン・マイクみたいなものなのだが、これが昨今のオープン・マイクとは
大違いだ。
日本での日本の音楽シーンにおいての勘違いと商業主義から来るオープン・マイクと呼ばれる「宴」の悲惨な
状況は今までも折りに触れ書いてきた。
たしかにこのイベントはオープン・マイクではないし飛び入り可能でもなく、あくまで「ライブ・イベント」だ。
理由の第一が何処にあるのかは判らないがこのイベント、いろんな面でレベルが高い。
このイベント、様々な「人間」がエントリーしている。
どう見てもサラリーマン・シンガーに職業不明の謎の57歳のオッサンに正体不明のオバチャン(お姉さん)とか、
可愛らしい奥方とお子さんを連れた戦隊ヒーローに変身しそうなイケメン・パパなど・・・。
そういった人達が集まるイベント、何がどうレベルが高いかと言うとまず当たり前の事が当たり前にできている。
これは関西人の気質なのかもしれないが皆が皆気さくなのだ。
それぞれがその店の常連さんでもあるのだろうが皆仲がいい。
かと言って内輪だけで勝手に盛り上がるということは無く、初参加の人や俺のようなアウェイの人間にも普通に
話しかけてくれるし、こっちから話しかけても普通に応えてくれる。
ミュージシャン気取りの勘違いが無いという事だ。
肝心の演奏のレベルも高い。
さすが関西、ベテランの方々はフォークの洗礼を受けてみえるのか昔取った何がしが垣間見えるテクニックを
披露してくれる。
若い人はちゃんとその若さを演奏に乗せてくる。
ユニットの人達は練習していないとか忘れたとか言いながらちゃんと聞くに耐える演奏を全うする。
確かに曲の途中で間違えもするがそんな間違いはバリバリのプロフェッショナルだってするし、間違えても
それがご愛嬌になってしまえるムードを持っている。
MCも面白いしライブとしてのレベルは高い。
そして何よりも全出演者が最初から最後までずっと会場で全出演者の演奏を聞いている。
これは本来全く当然のことなのだがその当然の」ことが起こっているイベントはあまり見たことがない。
ほかの出演者のライブが面白いので時間が過ぎるのが早いというのもあるだろう。
しかし、ミュージシャンとして演奏する楽しみと聴く楽しみと両方をしっかりと持っている人達が集まってきているの
だろう。
ここにも「勘違い」が存在していないということが見て取れる。
多くの「自称ミュージシャン」は演奏するだけがミュージシャンだと思っている。
オープン・マイクと銘打ったイベントだとその多くが自分が歌い終わると帰る。
もしくは残ってたとしても酔っ払ってくだまいているか寝てるか(笑)。
ちゃんと両翼で羽ばたいているここにエントリーしてくるミュージシャンの人達。
本当に音楽が好きな人達なんだろう。
そして皆が一生懸命に音楽をしている。
それがひしひしと伝わってくる。
そんな一生懸命な人達と同じステージに立てるのがすごく嬉しい。
俺は以前、プロとかアマチュアとかに拘っていた時期があった。
しかしこれはアメリカ効果なのだが、ニューヨークで過ごして向こうのオープン・マイクに何度も出て歌って
ニューヨークのミュージシャン達との交流の中で俺にあった拘りがバッサリ無くなった。
前にも書いたが向こうのミュージシャンはプロもアマも拘っていないし何の線も引いていない。
線があるのはリリースやマネージメントの契約があるか無いかくらいだ。
ただし俺は新たな拘りは持った。
「本物」か「偽者」かということ。
そして「ミュージシャン」か「素人」かということ。
これだけは今のところ譲れない拘りだ。
昨日のイベントに出演していた人達は皆ミュージシャンだと思う。
そして俺もミュージシャン。
形ややり方、道筋は違っても同じステージの上で切磋琢磨し人生という旅を続ける同胞だ。
昨日、俺はまたいろんな大事な事を再認識させてもらった。
俺はまた素晴らしい物を手に入れたようだ。
2012年3月25日高槻「ナッシュビル・ウエスト」での出会いに、感謝したい。
ありがとう!
3/25(SUN) 大阪 高槻「ナッシュビル・ウエスト」
1.あの頃
2.Memory of Coney Island
3.A once in a life time chance
E1. Stand by me(All Musicians)
今日は大阪
近くの人は是非、応援に来てくれたら嬉しい。
そしてこの店でのイベントはネット中継もされるらしいので遠方の人達も時間があったら見てみてほしい。
現在の福井大輔が見てもらえると思う。
詳しくは、
http://www.nashville-west.net/top.htm
にて。
怒れ!
知っての通り、俺の最大のアイドル「ブルース・スプリングスティーン」。
彼のニュー・アルバム「レッキング・ボール」が発売になった。
このアルバム、彼のキャリアにおけるどの作品よりも「怒り」に満ちたアルバムだという。
彼はずっと彼の母国「USA」に対して様々なメッセージをその作品に託してきた。
やもすれば極右とも極左とも誤解されかねない作品も、右も左も無い「愛国心」故の一国民としての叫びだった。
そしてついに「怒り」が爆発したわけだ。
このアルバムでブルースが怒っている事はアメリカでの問題ではあるが、それはそっくりそのまま日本にも
当てはまる事だ。
災害復興の遅れ、労働者雇用の問題や格差社会の歪み・・・。
我々日本人は子供の頃から「怒り」の感情を抑圧されてきた。
喜怒哀楽、4つの感情のうち「怒」だけはいけない感情だという風潮がある。
「怒り」は我慢しろ。
我慢が美徳。
そう言われてきた。
確かに「怒り」イコール「暴力」みたいなイメージがある。
しかしそれは感情の使い方を間違えているだけで「暴力」に直結させるのがおかしいだけだ。
感情を抑圧してきたが故の弊害、つまり使い方が解らないのだ。
「怒り」のパワーというのは最高に強いものだ。
だからパワーのある「怒」の感情は無知の体を暴れさせてしまう。
そこから「暴力的」というイメージ付けがされ、負の連鎖が起きていってしまっているのだと思う。
日本人ももっと怒るべきではないか・・・?
いくら怒ったからといって、暴れるとか殴るとか破壊するとかとは違う。
正しく感情を使えばいい。
持っているパワーを適正に使えば流血の無い武器になる。
「暴力」「破壊」「戦争」・・・。
これは「怒り」ではない。
ただの「愚行」でしかない。
我々シンガー・ソングライターは作品にメッセージを託す。
ブルースがしているのと同じように。
しかし日本の音楽シーンでは「怒り」のメッセージはNGだ。
ほぼ間違い無く発売禁止か放送禁止の憂き目を見る。
だいたい今の日本のシーンにそんなメッセージ性のある作品は求められていないからたとえ出ても売れない。
でもそれは大手レコード会社や放送局だけでの話し。
俺のようなフリーランスのシンガー・ソングライターには「喜怒哀楽」全てを発信できる。
一国民として、一市民として。
そして一地球人として。
言いたい事はたくさんある。
それを俺は歌に託す。
俺は怒る。
皆ももっと怒ろうぜ。
怒らなきゃ何も変わらないよ。
感謝 思い出 希望 そしてまた感謝
昨日の名古屋でのライブ、足を運んでくれた人達に感謝。
古い友達も何人か賭け付けてくれた。
ありがたいことだ。
そういう友達は本当に大切にしなくてはいけないと改めて思った。
友達だと思って大切に思っていたのは間違いだった、って人も何人かいるけど・・・。
でもそんな連中にももらった物はあるのだから感謝はしなくてはならないのだろう。
人への気持ちって、感謝が全てなのだと思う。
ありがとう。
3/18(SUN) 名古屋「ARMADILLO」
1. ON THE ROAD AGAIN
2. Shadow in the light
3. Angel in the city(※)
4. 途切れぬ片思い(※)
5. Memory of Coney Island(※)
6. A once in a lifetime chance(※)
(※)新曲
さて、来週はイベント出演が決まっている。
大阪、高槻にある「ナッシュビル・ウエスト」というカントリーのライブハウスでのアコースティック・イベントだ。
2年ほど前に一度出してもらったイベントなのだがとてもいい店で一発で好きになってしまった。
店のマスターもすごくいい人で、常連さんと一緒に朝まで俺に付き合ってくれて楽しい時間を過ごさせてくれた。
久しぶりの関西というのもあるが、大好きな店なんですごく楽しみだ。
俺の復帰戦。
東京、名古屋に大阪と東名販ツアー。
そして完結は来月、4月7日に俺の原点とでもいうべきライブハウス「LiveSpotZ」の跡地にある「3Star」での
イベント出演だ。
「Z」は25年ほど前からずっと俺をステージに上げてくれていた店で、何度か場所は移転したがその後経営者が
替わり「3Star」と名前が変わっても同じ場所で続いているライブハウスだ。
「Z」時代、その場所に落ち着いた時ステージを組むのに俺もハンマーを振った。
そのステージで俺はたくさんのライブをやった。
弾き語りで、バンドで。
バンドのメンバー達。
そして俺のライブを客席で見守っていてくれた人達。
俺が主催していたイベント「Meeting of the A」の会場もずっとここだった。
「Z」時代の経営者や歴代のスタッフ達との思い出も数え切れないほどある。
そんな思い出のステージに久しぶりに立つ。
若いシンガー達と一緒に。
この先、彼らがたくさんの思い出を作っていってくれることを願いながら。
そして俺も。
過去への感謝と未来への希望、そして未来があることへの感謝を持って。
DAISUKE FUKUI LiveTour 「ROAD21-旅路2012/StartingOver」
vol.3 in OSAKA
3/25(SUN) 大阪 高槻「ナッシュビル・ウエスト」 http://www.nashville-west.net/top.htm
vol.4 in NAGOYA
4/7(SAT) 名古屋 車道「3STAR」 http://club3star.com/kurumamichitop_new.htm
応援に来てくれたら嬉しい。
それぞれの場所で、皆に会いたい。
TAKE CARE OF MYSELF
明日、休養明けライブ第2弾。
地元、名古屋でのライブだ。
地元だからといって特に気負いも何も無い。
既に東京で1本やってきているし、明日は好きな店でのライブなんでかなりリラックス状態だ。
このリラックスした気持ちに落とし穴がある、ということだけは忘れないようにしたい。
前に誰かに話したのかどうか定かでないが俺は旅とライブを同等なものだと思っている。
旅をしながらのライブはこの上なく楽しい。
知らない街でのライブ。
知らない人しかいない前でのライブ。
それに勝るものは無い。
アメリカでやった時なんかは知らない人しかいないどころか自分一人だけ外国人・・・。
楽し過ぎる(笑)。
しかしこのライブの旅も脆さと紙一重だ。
自分の目指す所が高いが故にほんの少し足元をすくわれるだけで簡単に転落する。
2010年の西日本ツアーがそうだった。
自分で調子がいいと思っている時ほど取り戻しようのない所まで落ちていく。
十分に注意を払わなくてはならない。
細心の注意を払いながら歩く。
旅先にかかわらず、全ての人生の場面で言えることではある。
もう転げ落ちて行くわけにはいかない。
奈落の底に引き篭もるのはもうゴメンだ。
踏み出した1歩。
明日、もう片方の足を踏み出す。
DAISUKE FUKUI LiveTour 「ROAD21-旅路2012/Starting Over」
3/18(SUN) 19:00
名古屋 本郷 「Armadillo」 http://download.mediasoft.ne.jp/armadillo/index.php
