国内ツアーの有力選手特集2人目はメルセデスランク2位の神谷さんです。

神谷さんは34試合に出場して2勝、予選落ち6回、棄権2回、トップテン16回という内容でした。

メルセデスランクは2位でしたが、賞金獲得額と平均ストロークは3位でした。

プロデビューの2023年はメジャーを含む2勝したものの予選落ちも多く、まだまだ粗削りながら勝負強い選手という印象でした。2024年は更なる活躍が期待されたものの優勝できずトップテン入りも5回だけとブレーキを踏んだようなシーズンでした。

2025年は過去2シーズンと比較して上位争いする回数が増えて安定感が増しました。暑い時期と最終盤は調子を落としましたが、この傾向は3シーズン続いています。意外かも知れませんが神谷さんの課題は暑さ対応かも知れません。

 

        2025年 ← 2024年

平均ストローク 70.5144(3位)←71.3925(28位)

パーオン率 71.4833(21位)←65.7143(62位)

平均パット数 1.7550(2位)←1.7752(12位)

総パット数 29.2315(13位)←28.8457(8位)

パーセーブ率 87.0279(12位)←85.1429(47位)

平均バーディ数 3.8916(2位)←3.5543(11位)

ドライビングディスタンス 261.92(1位)←262.71(3位)

フェアウェーキープ率 53.3239(91位)←50.2041(85位)

リカバリー率 61.6123(50位)←62.5926(47位)

 

殆どの主要スタッツで2024年よりも改善しています。平均ストロークが0.8改善したのはパーオン率が上がったことによると思います。ただ、ショットの精度は年間女王を狙うには少し物足りないですね。飛距離が出るもののフェアウェーキープ率がかなり低いことがパーオン率に影響しています。そう言う意味ではアメリカツアーの方が向いているのかも知れません。

神谷さんと言えば飛距離がクローズアップされますが、パットも上手い選手です。2025年の平均パット数は2位でした。バーディを獲れる選手ですね。

年間女王獲得への課題はやはりティーショットの精度でしょう。フェアウェーキープ率が10%上がればパーオン率も上がり、もっと安定した成績を残せる筈です。

あと、アプローチの精度も課題でしょうか・・・。パットが上手いのにリカバリー率が低いのはアプローチに原因があると言わざるを得ませんが、まだ若いので練習すればアプローチは上手くなる筈です。アプローチは練習すればするほど上手くなると言われていますので・・・。

サウジアラビア女子インターナショナルが終了しました。

チャーリーハルさんが通算19アンダーで優勝しました。

日本人選手の成績です。

2位 -18 岩井明愛さん

6位 -16 畑岡さん

9位 -15 岩井千怜さん

17位 -12 竹田さん

 

トップテンが3打差以内という大混戦のバーディ合戦でした。皆さん気持ちよくプレーして、気持ちよく賞金を稼ぐことができた大会でした。

 

 

 

国内ツアーの有力選手特集は佐久間さんの順番です。

優勝に最も近いと言われていた佐久間さんは4月のKKT杯で初優勝し、結局シーズン4勝で年間女王を獲得しました。36試合に出場して予選落ちは3回、トップテンは19試合でした。2位が2回、3位が3回ありましたので、もっと優勝したかったでしょうね。

 

主要スタッツを2024年シーズンと比較しました。

        2025年 ← 2024年

平均ストローク 70.0585(1位)←70.3328(6位)

パーオン率 72.4332(13位)←74.0240(5位)

平均パット数 1.7613(4位)←1.7745(11位)

総パット数 29.0042(7位)←29.4775(32位)

パーセーブ率 89.0764(2位)←88.8889(5位)

平均バーディ数 3.8987(1位)←3.7027(8位)

ドライビングディスタンス 250.29(10位)←250.08(14位)

フェアウェーキープ率 65.5569(56位)←69.8198(26位)

リカバリー率 67.8571(4位)←66.4740(19位)

 

全体的に順位が上がるのはアメリカツアー参戦組4人と小祝さんが抜けたので当然です。

フェアウェーキープ率とパーオン率が前年よりも悪くなっていますが、パットが改善したことでカバーしたと考えられます。やはり優勝を決めるのはパットですね。

今シーズンも年間女王を狙う一番手となるでしょうが、最近では山下さんが2022年と2023年の2年連続で1位になっただけで、日本人選手の連続女王は簡単ではありません。

佐久間さんは安定感と勝負強さの点で山下さんを上回るところまで行っていないですが、国内ツアーで佐久間さんを脅かす選手が少ないのでチャンスは十分あるでしょう。

もともとパットが課題の選手なので、昨シーズンほどパットが入らない可能性があります。パットは優勝回数に直結するので、ショットが安定していても4勝できない可能性もあるでしょう。年間女王連覇の鍵はパットでしょう。

サウジアラビア女子インターナショナルの予選ラウンドが終了しました。

岩井千怜さんが10アンダーまで伸ばしてトップと1打差の2位タイ、竹田さんが9アンダーの4位タイ、畑岡さんと岩井明愛さんが8アンダーで6位タイと、優勝圏内で決勝ラウンドに進みます。上原彩子さんは3オーバーで予選落ちでした。

 

 

 

国内ツアーの選手特集は横峯さくらさんの次は佐久間さんと思いきや、開幕戦出場を表明した小祝さんを取り上げます。

小祝さんは昨年7月の大東建託初日に6アンダー、トップタイでスタートしたものの手首痛で2日目途中に棄権して以来の実戦となります。

昨シーズンは18試合に出場して優勝1回、トップテン入り11回、予選落ち1回と安定した成績でした。勝ち切れないところがあって1勝止まりでしたが、順調であれば年間女王争いをしていたでしょう。

 

小祝さんはメルセデスランク14位ですが、シーズンの出場義務試合数に満たず2025年のスタッツは順位の対象外となっています。シーズン途中までのデータは残っていますので、参考として仮定の順位を書きました。

平均ストローク 70.2759(2位)

パーオン率 75.8621(1位)

平均パット数 1.7871(10位)

総パット数 29.8448(51位)

パーセーブ率 89.4636(2位)

平均バーディ数 3.5862(8位)

ドライビングディスタンス 250.95(10位)

フェアウェーキープ率 62.8853(69位)

リカバリー率 64.2857(19位)

 

フェアウェーキープ率は低いですが、飛距離でカバーしてパーオン率は1位相当の数字を残しています。パットに少し難がある程度で、この傾向はプロデビュー以来続いており、浮き沈みの少ない選手です。

 

今シーズンの小祝さんに関しては故障がどの程度癒えたのかどうかで決まるでしょう。

TFCC損傷という非常に厄介なケガですし、手術をしたと言っても以前の状態に戻すのは簡単ではない筈です。仮に痛みが無いとしてもメンタル面にも影響すると思います。

 

夏頃まで試合を休むと思っていましたが開幕戦から出場するということで驚きましたが、順調に来ているということだと思います。

人気の高い選手ですし、ツアー復帰によって試合が盛り上がると思いますが、人気選手だけに選手寿命を短くして欲しくないという思いはありますので無理をせず、定期的に試合を休むことも検討して欲しいです。