2025年の平均パット数1位は河本さん、2位が神谷さん、3位が鈴木さん、4位が佐久間さん、5位が青木瀬令奈さんでした。

 

上位5人の直近3シーズンの平均パット数順位です。

河本さん 60位⇒5位⇒1位

神谷さん 9位⇒12位⇒2位

鈴木さん 2位⇒9位⇒3位

佐久間さん 33位⇒11位⇒4位

瀬令奈さん 12位⇒13位⇒5位

 

鈴木さんと瀬令奈さんはパットの名手と言われています。ともにパーオン率の低い選手です。瀬令奈さんは飛距離が出ないのでパーオン率が低くなってしまうのですが、鈴木さんはそれなりに距離が出ています。それでもパーオン率が低いのでショットの精度が大したことないと言わざるをえません。

統計的にはパーオン率が低い選手はべたピンが少なく、パーオン率が高くなるほどべたピンが多くなる筈ですから、鈴木さんと瀬令奈さんはミドルパットやロングパットのバーディパットを入れているということがわかります。

 

神谷さんは飛距離がクローズアップされますが、パーオン率は大したことがありません。イメージと違ってパット巧者です。鈴木さんや瀬令奈さんほどではないですが、ミドルパットのバーディチャンスを決める選手の1人と言っても良いでしょう。

 

河本さんは2024年以降、劇的に平均パット数が上がっています。2024年は5位でしたが平均パット数は1.7536で、2025年の1.7541を上回っていました。パットで稼げる選手になったということでしょう。3年前に逆戻りしなければ、今シーズンもそこそこの活躍をできる筈です。

 

佐久間さんはパット巧者と言うよりもショットメーカーのイメージが強い選手です。2024年はパーオン率74.024で平均パット数1.7745でしたが、2025年はパーオン率72.4332で平均パット数1.7613でした。バランスがとれていますが、2025年と2024年の優勝回数の違いはパットに原因があったということでしょう。やはり優勝にはパットが重要です。

 

平均パット数6位は菅楓華さん、7位は荒木優奈さんでした。菅さんはパーオン率も5位ですからバランスが良いですね。大きなスランプにはならない筈です。荒木さんも1年目ですので今シーズンに期待です。

 

平均パット数の過去シーズンを見ると、1.78を切ることが一つの目安になります。

1.78を切った選手は2023年18人、2024年17人に対して2025年は7人でした。2025年に関しては1.8を切った選手が18人しかいませんでした。パット巧者が海外に流出したのか、それともピン位置を含めたグリーンが難しくなっていたのかはわかりません。

2025年のパーオン率1位は高橋さんの75.3030%でした。

2009年度賞金女王だった横峯さくらさんのパーオン率は71.6971%で1位でしたが、2018年度以降のパーオン率1位は全て75%を超えています。

 

高橋さんのパーオン率1位は驚くことではありません。2019年度は74%台で4位、2020~21年度は75%台で2位でした。2022年度から2024年度は10位台でしたが安定して上位のショットメーカーです。高橋さんの課題はパットですね。2025年はサントリーで優勝しましたが、まだ通算2勝です。ショットだけなら10勝していても不思議ではない選手なので勿体ないですね。黄金世代も若手ではなく中堅となってきました。2025年のメルセデスランク5位を上回るためにはパットの改善が急務でしょう。

 

メルセデスランク、平均ストロークともに1位だった佐久間さんのパーオン率は72.4332%で13位でした。ショットメーカーのイメージが強い佐久間さんですが、過去にパーオン率で最高順位だったのは2024年度の74.0240(5位)です。2025年はパットが上手く行きました。今シーズンも年間女王を狙うにはパットに関するスタッツを落とさないことが必要でしょう。

 

パーオン率3位の佐藤心結さんはショットの精度を一気に上げましたがショートゲームが上手く行きませんでした。これだけのパーオン率を残していたのが不思議なくらいです。

 

菅楓華さんはプロデビュー1年目のパーオン率72.4954、2年目の2025年度は73.3238%で5位でした。デビュー以来パーオン率では安定して上位です。パットも悪くないですし、大きな穴の無い選手だと言っても良いでしょうから、2026年シーズンには大きく期待したいですね。

 

パーオン率70%以上の選手は26人でした。年間女王を獲る選手はパーオン率70%以上でないと難しいですね。

例外と思われる鈴木愛さんはパットの名手ですが、賞金女王になった2017年のパーオン率は70.5083%、2019年は70.5075%でした。2025年はパーオン率64.9884%で72位でしたので、テレビ解説者がしきりに「鈴木さんはショットが良くなった」というのが嘘だったことが数字で示されています。スイングは良くなりましたが、ショットの精度は上がっていなかったというのが正確な表現でしょう。

 

ちなみに横峯さくらさんのパーオン率は64.0845%で76位でした。パットが課題とされる選手がこのパーオン率では勝負になりません。少なくとも70%を超えてこないとどうしようもないでしょうが、ここ数シーズンずっと65%前後の数字です。

 

年間女王の条件はパーオン率73%以上、パット巧者の鈴木さんに関しては70%以上だと思います。

皆さま、新年明けましておめでとうございます。

 

年末年始はブログを更新できませんでしたので、ご心配をおかけしたかも知れませんが、年齢を考慮してゆったりと過ごしていました。

今日から少しずつ日常に戻していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

 

2025年シーズンの考察シリーズ第3弾は優勝回数です。

 

2025年の最多優勝は佐久間さんの4勝でした。

複数回優勝は神谷さん、河本さん、鈴木さんの3人がそれぞれ2勝ずつ、そして、1勝した選手は26人でした。国内ツアーは36試合実施されて30人の優勝者が出たことになります。

 

2024年の優勝者は18人、2023年の優勝者は23人、2022年の優勝者は23人プラスTOTO優勝のドライバーグさんでした。

 

最多優勝に関しては、2023年は山下さんが5勝、2022年は山下さんと西郷さんが5勝でしたが、2024年の竹田さんは8勝もしました。

 

また、複数回優勝者は2024年が8人、2023年が9人、2022年が8人でしたので、2025年の4人はかなり少ないですね。過去を遡っても7人から10人の間2011年と2009年の5人を下回り、2003年以来の少なさです。ただ、2003年は30試合しかない上に不動さんが10勝していましたので、36試合の2025年で4人しか複数回優勝がいなかったのはかなり異常なシーズンだったと言えます。

 

2025年シーズンに対してモヤモヤ感があるのは佐久間さんが4勝止まりだったこともありますが、1勝止まりの選手が多く、しかも優勝した以外の試合で優勝争いをした回数が少ない選手が目立ったこともあるでしょう。

 

ちなみに昨年1月7日のブログで、2025年に初優勝する選手が8人以上出るだろうと予想しました。結果、初優勝は12人でした。

そして未勝利の選手の中で2024年の平均ストローク上位8人(佐久間さん、菅さん、政田さん、鶴岡さん、金澤さん、ウーチャイエンさん、脇元さん、小林光稀さん)と書いた中で5人が初優勝をあげました。

 

未勝利で2025年平均ストローク上位8人は小林光稀さん、都さん、吉澤柚月さん、山城さん、鶴岡さん、吉田鈴さん、泉田さん、吉本ここねさんですが、この中から5人も優勝するとは思えません。