信義(シンイ)二次小説 -7ページ目

信義(シンイ)二次小説

りおのシンイParty☆


  お話

話を聞いてどれ程驚くかと思えば…

有ろう事かウンスの思惑に反し、ヨンは飲みかけた茶をぷっと吹き出した

えっなに?その反応は・・・??

ウンスは拍子抜けしてしまう

「良いではないですか。たくさんの貢ぎ物を、手にしたのでしょう?イムジャのお好きな食い物まで」

今日街で起きた、おかしな出来事の数々の話をすれば、もっと違った反応が返ってくると思っていた

困惑顔から一転し、笑いを耐えて話している様子のヨンに、何で驚かないの?とウンスは戸惑った

「そういう事じゃないわよ。だって、みんなが・・・明らかに、不自然よ」 

「くれると言うのですから、気にせず素直に貰っておけば良いのです」

ウンスの抗議は気にも留めてない様子

「ちょっと私は真剣なのよ」

「それで、どこにあるのです?」

その上、その貢ぎ物はどこにあるのかと、ウンスの話の腰を折りヨンは尋ねた

真剣に取り合ってもらえない事を内心不服に思い、唇を尖らせたウンスは…

渋々、あそこよ。と部屋の隅を指さした

それを見たヨンはまた腹を抱えて笑い出す

「イムジャのお好きな物ばかりだ。饅頭に、菓子に、煌びやかな装飾品に」

ヨンは箸が転がってもおかしいとでも言った風に、笑いを止められないようだ

「あれもこれもってくれるのよ?」

「きっとイムジャの顔が、物欲しげに見えたのでしょう。そういったものが、お好きでしょうから」

ヨンはおどけた目をし、不満顔のウンスの目の中を覗き込むと、からかい口調で言う

どうやらまともに取り合う気はないようだ

「やだ、私じゃないわよ!子供たちが勝手に、持ってけってくれるんだもの」

「それにしても、饅頭の数が、ぷっ」

可笑しくて耐えられぬ、とでも言いたげに、俯いて笑いを噛みしめる

「そうそう。それに、怖い人達が私の事をみて、ぎゃーっ神様て逃げたのよ?」

化け物じゃないんだから失礼しちゃう

「そうでしたか」

「そうでしたかって、それだけ?」

下あごを小さく突き出し睨み付けた

「ならず者がイムジャに近寄らず、逃げたのでしょう?何が問題なのです?」

「なにが問題かって、おかしいじゃない。問題よ。私の顔をみて逃げ出すのよ?」

「あまり深くお考えなさらなくとも」

深く考えるな、そう言いながら、ヨンは口の端に意味深な笑みを浮かべている

「イムジャ、話と言うのはそれだけですか?俺は…待ちわびておりました」

あれだけ共に過ごしたというのに、離した傍から肌さみしさを感じるのだから

この先が思いやられる

「やだ、あなたったら・・・」

どうやらこれ以上、聞いても無駄なようだ

ヨンの熱い視線を感じ、まだ話してるのに…と言いつつも頬を染めた

「数えるほどなのに癖になったのか」

過ぎた日の言い回しをなぞらえて遊ぶ

いいわ、他のひとに聞くんだから…ウンスはヨンを問いただすのを諦めた

「イムジャ腹は空いてますか?」

「子供たちが食べろっていうから、少しだけ食べちゃったの…あなたは?」

「俺はいりません」

「じゃぁ、御風呂は?」

「済ませました」

「んんっ・・・わらひ、おふゅりょ~」

「俺は、構いません」

「れも。んっ・・・っあ」

ご飯にする?お風呂にする?それらが、ノーという答えならば・・・

現代の新婚夫婦の定番のやり取りは、この時代でも共通なのねと、可笑しい

つまりは私にするわけね・・・

とウンスは、ぽわんと温かくなった胸の中で、くすくす笑いを零したのだった


*****************


あの物語は最後にこう続く

男が妻にと迎えた女人には、天が授けた守護鬼である、ある鬼神が取り憑いていた

女人を笑顔にすれば、天の加護を得て国は栄え、人々には幸せがもたらされるだろう

だが愚かにも、悪しき想いを抱き近づき、仇なす者があるならば、その者には幾多もの災いが降りかかる事になる

鬼神の呪いにより、七日以内に命は尽き、それは悲惨な最期を迎えるだろう

一度かかった呪いは末代まで続き、血筋が根絶するまで、恐ろしい不幸が繰り返される事になるのだと


*****************

 
  後日の事


「ちょっと、酷いわよ!あれじゃまるで、私が疫病神みたいじゃないの!!」

「何の事です?」

「なんの事ですって、聞いたんだから!あの物語の事よ!あなたの仕業でしょ!!」

「あぁ、その事ですか」

「その事ですかって」

「イムジャ覚えてますか?」

「えっ?」

「あの物語は真実だと」

「ええっ?」

「イムジャを不幸にする者があれば、鬼神の呪いがかかる。それもまた真実ですから」


【完】


P.S  イムジャの身も、心も、俺が一生御護りします ♡ ← by鬼神


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おはようございます

30日連続更新達成  
 
お話も完結となりました

ウンスも、みんなも悲しくない『第二夫人』、わたし達成できたでしょうか?

皆さん本当にありがとうございました 

明日から本来の私に戻ります←筆不精


  お話

絶対おかしい

何かが、おかしい!!

眉間に皺寄せて、唇を噛み潰したウンスは、半ば駆けるよう屋敷へと戻っている所だった

ヨンたっての願いにより、ひっそりと行うはずだった、ウンスとヨンの婚儀

万全の警備体制の中、人知れず行われはしたが、王と王妃の格別の配慮を賜り、それはそれは盛大な式となった

王、王妃、叔母、ウダルチをはじめとした皆に祝福され、二人は幸せな時を過ごした

婚儀は山深い邸宅を貸し切って行われた為、外界からは孤立した宴席会場の中心に設えられた閨

集まった来客たちの最大の愉しみであり、酒の肴になることは目に見えている

みすみす語り種になってなるものか

夜半、ヨンはウンスを連れ立って、厳重な警備の目を掻い潜り、見事に邸宅の外に逃げ延びた

言うまでもなく警備にあたったウダルチは、後日ヨンの厳しい責めを受ける事になるだろう

王から頂いた休暇の間中、ウンスはヨンの腕の中から離してもらえなかった

そして、今日は久しぶりに、ヨンから離れ、街に繰り出したのだった

暫くは、婚姻の波紋が、どこまで広がるか見極めようというヨンの提案により

ウンスは直ぐには復職せずに、しばらく気ままに、主婦生活を送る事になった

街につくなりウンスは異変に気づいた

何故なら、街の人々の様子が、あからさまにおかしかったからだ

ウンスの顔を一目見るなり、顔を寄せ合い、ひそひそと内緒話が繰り広げられる

そうかと思えば近くまで寄ると、しゃんと姿勢を正した民らは満面の笑みを浮かべた

「ウンス様、お元気ですか?」

「良かったら、これお使いください」

「お美しい御姿をみれるなんて有り難や」

人達が露骨に自分へと愛想を振りまき、更に少し歩いただけで子供たちに囲まれた

「うんしゅ様おいらのお団子半分あげる」

「そんなんじゃ駄目よ。あたしの、おせんべい、二枚あげるんだから」

「じゃぁ、俺は御饅頭、たっくさん。ウンス様、ほら、いっぱい!よっと、ほらもっと」

あっという間に、ウンスの両手は貢物で塞がれ、散策どころではなくなってしまった

おかしな事はそれだけでは済まなかった

たくさんの荷物で前が見えなくなり、路地で柄の悪そうな男とぶつかってしまった

「あっ、済みません」

やば、怖そうな人と、ウンスは身を縮める

ところが、思いもよらぬ反応が帰ってきた

「ぎゃー、ウンス様。すっ、すまねえ。じゃねーや。どうか御許しください。神様!!ひぃっ」

強面の男は、悲鳴とも取れる叫び声を上げながら、いちもくさんに逃げ出していった

「神様・・・って」

おまけに最後にひぃって言ってたわよね?

そんな出来事が今日一日だけで、一回や二度ではなく、何回も繰り返されたのだ

「うわっ、助けてください!」

「どうか許して下さい。うわぁぁ、それ以上近寄らないでくれ」

絶対、おかしい

考えてみると共通点がある

ウンスを見て逃げ纏うのはたいてい、柄の悪そうな、いかにもな人達だった

何か、おかしな事が起きている・・・帰ってあの人に、真相を確かめないと

今日は早めに帰って来るって言ってたはずだから、もうそろそろ戻ってきてる頃だわ

ウンスはすっかりしない気持ちを胸に抱えながら、屋敷へと足を早めたのだった

 

先に帰っていたのはヨンの方だった

「あっ、お帰りなさい」

「お戻りですか?」

「ええ、思ったより早かったのね」

ウンスが部屋の中に入ると、ヨンが着替えをしている所だった

「俺も先ほど戻ったばかりです」

「久しぶりで疲れたでしょ」

ウンスは、ヨンの衣替えを手伝ってあげようと思い、傍へ寄ろうとした

「いえ。今日は溜った書類に目を通した程度でしたから。体力が有り余っ」

そう言いかけて、近くに寄ったウンスの背に手を回したヨンは、自分の方へ引き寄せようとした

ヨンが何をしようとしているのか、粗方予測がつき、今はまだ駄目よと慌てたウンス

私には聞く事がある!!

宛がわれたヨンの手を振り払うよう、するりと体の向きを変え、背を反らして逃げた

一歩、二歩と距離を保ち

「タンマ!!」

手の平を突き付け、タンマを取った

「イムジャ?」

ヨンはウンスの行動の意味が分からない

あわよくば、そのまま閨へと流れ込もうとするのを拒否され、少し驚き目を大きくした

「たんま・・・とは?」

天界語だろう聞いた事もない言葉だった

「あっ、えっと、ちょっと待ってって事。私あなたに、話があるの」

話があって急いで帰ってきたのよ

「話ですか?」

ウンスの只ならぬ様子と、肩透かしをくらい、ヨンは目を白黒させていた

「そう。話があるの。そこに座って」

ウンスは手を引くと、卓の椅子を引いて、そこにヨンの大きな体を据える

その後、自分も向い合せに座る

「今日ね、変な事があったの」

そしてウンスは今日街で起きたおかしな出来事の数々を、ヨンに話して聞かせたのだった




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おはようございます

昨日までで、たぶん28日連続更新

(その前に少しあったけど、一応、第二夫人から数えて28日でした)

あと、2日

ってことで、すみません、おまけと、おまけのおまけに、もう1回・・・

明日でラストです ←日数稼ぎ

また、あてっこしてみてね、街での出来事は、何ででしょうか




   お話 

話の全容を理解した王は、緊張が解け、全身の力が抜けていくのを感じた

暫くの沈黙の後、口を開く

「良かろう。善処しよう」

王はそう言いかけて、一瞬の間を置いた後、突然こう切り出した

「但し、幾つか条件がある」

予期しなかった王の言葉に、チェ・ヨンの眼光が揺らぎ、鋭くなる

「お伺いいたします」

チェ・ヨンは瞼に力を入れると、改まって王を見つめ、次の言葉を待った

目の前の男の企みは圧巻だった

その上、チェ・ヨンそなたのために、余が舞ってやるのだ

「まず第一に、そなたが此度迎える妻に、王妃の話し相手になって欲しい」

一体、何を言い出されるのかと、小さく身構えたチェ・ヨンだったが、王の言葉で一気に気勢がそがれる

「チョナ・・・」

王は明らかに拍子抜けしたような表情をした、チェ・ヨンが可笑しくて、肩を小刻み振るわせて笑う

この程度、そなたに意地悪い事を言って返しても、ばちは当たるまい

驚いた顔をしたチェヨンを横目に見て、してやったりと、どこか気を良くし、王は話を続けていった

「あれは元の女子だ。ああ見えて気が強くて敵わぬ。高麗の慎ましやかな子女らでは、気が合わぬようでな」

「チョナ・・・」

「そなたが妻にと考えた女人であれば、並みの女子ではないのだろう」

「チョナ・・・」

チェ・ヨンは肩すかしを食らい、冗談交じりの王の言葉に、返す言葉が見つからない

「しかし王妃の話し相手が、何も持たぬ側女では体裁が悪い。これは困った事だ」

「チョナ・・・しかし」

「分かっておる」

「ならば」

「チェ・ヨン。いつか話したことがあったが、余は官制を改めようと思っておる」

「以前、お伺いしました」

「我が国の官制を廃止し、新たな制度を定めようと思っておるのだ」

王は元の支配下で古くから続いた、官制の廃止と新たな制度を考えていた

「どうだ?チェ・ヨン。王妃の友という身分でも、設けようか?」

王はくるりと丸く、おどけた目をして、口の端に笑みを浮かべた

「チョナ・・・」

「そなたの第二夫人の処遇は、それなりの物を考えておる。そなたのためではなく、王妃の体面を保つためだ。甘んじて教授せよ」

「チョナ・・・」

チェ・ヨンは王の心遣いに胸を打たれ、ほうと息を吐いて、薄らと笑みを浮かべた

「武官の私には、官制の事などはよく分かりませぬ。ゆえにそう言った事は、全てチョナにお任せしたく」

王がやり返えさんと一打を与えれば、チェ・ヨンはそれに応え反撃をする

「そうか」

今では遠い昔の事に思える、懐かしい思い出も蘇り、さらに笑いが込み上げてくる

ついには堪えられなくなって、王の口許からは笑い声が漏れた

「次に、そなたの第二夫人は、ただの女人とはいえ、天から賜りし尊き身だ」

チェ・ヨンも満面の笑みを浮かべる

「はい」

「これは困った。天から賜りし、その夫人と同じ序列に並べる女人はいまい」

(どうせ、そなたの事だ。他の女人を妻に迎える気はないのだろう?)

「正妻は既に亡くなっており、他に、妻にと続ける女人も居らぬとあらば、チェ家の家督はどうなる?」

「それは・・・」

そこまで求めるつもりなかった

「いずれ余も子を授かろう。そなたにも子が出来れば、忠臣となり、我が子に仕えて欲しいと思っておるのだ」

これから産まれる我が子の事は気がかりであったが、元の支配から脱し、時代が変わった事を肌で感じていた

それは、『天界にあの男の女の物語が語り継がれているのか』 と、ウンスに聞いた時に、薄々感じた事だ

天界には語り継がれていなかった

それが意味するのは、この計略が失敗に終わるか、はたまた、この先大きく時代が遷り変るかいずれかだ

そして計略は成功した

そうなると、考えられるのはこの先、時代が大きく動くと言う事だった

子の将来に不安は残るものの、時代が遷り変れば、すべてが変わる

そういう世知辛い世の中だ

昨日まで飛ぶ鳥を落とす勢いだった者が、翌日には牢で手足を繋がれる事もある

いずれ考えねばと思っていた事だったが、今はまだ時期早々だと思っていた

こんなにも早く王が考えて下さるとは

「余はこの先、身分の上下を問わず、能力のある者を重用しようと思っておる」

本当に、立派になられた・・・

王との間に見えない何かを感じて、チェ・ヨンの胸は熱くなった

「とはいえ、そなたの夫人が、それなりの処遇であるに越したことはあるまい」

「チョナ・・・」

「逸れにその女人は、天から授かりし尊い身だ。チェ家の家宝とし、大切にせねば」

「チョナ・・・」

「そなたの妻ユ・ウンスを、チェ家の正妻と同じ扱いとし皆貴ぶよう。これは王命だ」

(どうだ、チェ・ヨン)

(チョナ・・・)

「余が我が子の将来を考えての親心。受けてもらわねば、余が困るのだ」

「王命謹んでお受けいたします。臣チェ・ヨン、生涯、変わらぬ忠誠を。それは我が子も同じでしょう」

(余からの褒美だ受け取るがいい)

(チョナ、謹んで賜ります)

この恭愍王と、チェ・ヨン、この二人の間に築かれた深く強い絆は・・・

チェ・ヨンが李成桂により、死を迎える事になるその瞬間まで、生涯続くことになる


※史実
 
恭愍王

1356年 元の年号(暦)・官制を廃止します

ウンスが高麗に来たのが1351年、1年位過ごして、4年後に戻ってきますので、ちょうど1356年頃です



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こんにちは

まず始めに、ロータッチ会   真に受けないでください~、りおですよ?? ←

ミノ君がハイタッチ(上のほう)ならば、ヨンはロータッチ(下のほう)でしょう

ただ、それだけです

1年前にも同じ記事を、ブログに載せたってだけなので、それを知らなくても↑↑↑

ミノ君のハイタッチ会に1000人集まるなら、ヨンのロータッチ会には・・・・

腫れちゃう

今日がおまけのお話で、近いうちに、おまけのおまけをアップしますね