信義(シンイ)二次小説 -29ページ目

信義(シンイ)二次小説

りおのシンイParty☆


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ポイント♪ ヨンはドラマのヨンです
  チェ・ヨン33歳とユ・ウンス29歳の、もう一つのシンイ 「社内LOVEストーリー」

ドラマ最終回のチェ・ヨンが、天門をくぐって現代にやってきた
辿り着いた先は、2008年のソウル
天門にのみこまれたイムジャを探し求め、現代で錯綜するチェ・ヨン
そしてついに二人は再会。しかし、その時のウンスの年齢は29歳
そこにいたのはチェ・ヨンを知らない、まだ若い頃のウンスだった
社内LOVE序章1

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__露天風呂__
「夜の宴会は7:00~になります。それまで各自ゆっくり部屋で休むなり、温泉に入って寛ぐなりして下さい。部屋割はこちらに貼ります。確認して下さい」
ヨンは幹部ということもあり個室。ウンスは女子社員と一緒。お互いの部屋を確認してそれぞれの部屋へ・・・。
「イムジャも私の部屋に来ればいいではないか」
ウンスの肩を抱き寄せ耳元で囁く。
「社員の手前、いきなりそれはまずいでしょ。後で逢いましょ。宴会に行く時に呼びに行くわ。それまでゆっくり休んで。私は露天風呂でも行ってくるわ?」
そう笑顔で手を振りながら行ってしまった。
イムジャ、私に気を使って下さったのか?そんなことせずとも良いのに、まったくあなたらしい。俺は一時でもイムジャと離れていくないのだが・・・。致し方がない。イムジャが風呂に入りと仰せなら、俺もそこに行ってみるとするかな。
大浴場に行くと数人の若手社員たちがもう先に入っていた。
「あっヨン部長、いい湯ですよ。向こうは露天になっています。行きましょう。」
そうトクマンに促され室外に出てみると、春の風が気持ちよくそよいでいた。数人で並び身体を洗う。
「ヨン部長、それにしても素晴らしい体型ですね。どこでそんなに鍛えたんですか?男の俺でさえ惚れぼれですよ。しかし、その無数の傷どうなさったんですか?兵役でジャングルにでも行ったみたいだ」
「トクマン、余計なことは詮索しなくてよい。それよりお前の方は少し・・・」
と言いかけた時、何やら壁の向こう側からにぎやかな会話が聞こえてきた。
「わ~気持ちいい~。ユ先生、こっちこっち」
「は~。極楽~?本当気持ちいいわね」
ナント、隣は女湯か!それもイムジャが入ってきているのか?
ドキッと胸が高まり固まるヨンにまた聞こえてくる。
「ユ先生、本当に綺麗なお肌してるんですね。真っ白でシミ一つ無くって羨ましい。触ってもいいですか?・・・・・・わ~すべすべ~。プロポーションも抜群だし、胸だって・・・それに綺麗なピンク・・・」
ぶっ!!
はっ!ヨンは急に意識を持って思わず口走った。
「それ以上しゃべってはならん!」
「えっ?もしかして今の声って・・・・ヨン部長・・・・ぎゃ~も・もしかして聞かれちゃった~??ど・どうしよう。どうしよう。ユ先生、早くあっちに行きましょう。あ~ンどうしよう・・・スミマセ~ン」
女の声が小さくなるのを確認して隣りを見ると、トクマンが鼻血を垂らして固まっている。その隣も、その隣も・・・顔を赤くしているもの、のぼせてぼ~っとしているもの・・・一様に何かしら想像しているだろうことがうかがい知れる主張気味なソレ。それを目の当たりにしたヨンは頭に血が上った。
ドンッ!!    おや?雷かぁ?
怒りに震えたヨンは軽い雷功を一発落し、その場にいた男どもは何とも奇妙な格好のまま、しばし気絶する羽目となった。ヨンは フンッ!と憎々しげに鼻を鳴らし浴場を後にした。そんなヨンも、あの会話を思い出し、思わず二ヤケる顔を押さえられなかったのは内緒の話。


 

入浴シーンイメージ:
社員とそのお子様と(笑)

「ヨン部長あかすり初体験」


__宴会場__
夜の宴会は大騒ぎ。トルべはお得意の女装で場を盛り上げ、チュンソクは社員の連れて来た子供のお世話係。テマン君はほんの少しのアルコールで興奮状態。宴会場を駆け回り、鴨居をよじ登り、最後はヨンにはがいじめにされ座布団の山に放りこまれた。
ウンスはヨンの目を盗みながら酒と食べ物を口にしていく。次々ウンスの前には酌をしに来る若い男性社員で列ができ、ウンスも笑顔で杯を開けていく。それを見つけたヨンが慌てて走り寄り、端から蹴散らし間に入り込む始末。
「ねえヨン。なんだか来てない人いない?ほらトクマン君もいないみたいだし。どうしたのかな?何か知ってる?」
「ああ、部屋で寝ていましたよ。バスの中でも良く飲んでいましたし(いつまでも寝てろ。その頭からあの会話とイムジャの幻影が消えるまで)」
「あら、具合が悪いんだったら様子を見てこようか。私その為に来てるんだし」
「イムジャ、心配なさらなくても平気です。先ほども元気に風呂に入っていましたよ。ええ、元気過ぎて疲れたんでしょ。(まったく、とんだ手間をかけさせて。あのまま風呂に放置すれば良かったな)」
「ねえ、聞いてたの?あの・・・お風呂の・・・」
「ん・うん・・・女子が何をしてらしたんですか。こちらの耳を疑いましたよ。気をつけて頂かなくては困ります。見知らぬ男どもに肌を晒したと同じ事をなさったのですよ」
「責任転嫁じゃないの?・・・スケベ。それってちゃ~んと聞いていたって事よね。まったく油断も隙も逢ったもんじゃない」
「イムジャ、そなたの素肌を知るのは俺だけでよい。何が楽しくて他の奴らに教えなくてはならぬのですか。もう少し自重していただきたい」
「まったく・・・。今回のことは私のせいじゃないわよ、悪かったわね。私だって恥ずかしかったわよ・・・・ねえ、それより私、少し酔ったみたい。一緒に酔い覚ましに付き合ってくれない?」
さほど酔った風にも見えないウンスだったが、少しでも早く2人きりになりたかったヨンは、その申し出を快よく受け取り、ウンスの腰に手を回して宴会場を後にした。

次はFC送りかな

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ドラマ最終回のチェ・ヨンが、天門をくぐって現代にやってきた
辿り着いた先は、2008年のソウル
天門にのみこまれたイムジャを探し求め、現代で錯綜するチェ・ヨン
そしてついに二人は再会。しかし、その時のウンスの年齢は29歳
そこにいたのはチェ・ヨンを知らない、まだ若い頃のウンスだった
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__2日前__
「ふふん~ふんふん♪~」
「イムジャ、随分ご機嫌ですね。何か良いことでもあったのですか?」
「あ~、あったんじゃなくて“ある”が正しい。あと2日で旅行だもん♪」
「い・今何と?旅行とは何です。私は聞いていませんよ」
「あれ?ヨンは行かないの?行くと思ったからヨンの部署の同行決めたのに・・・。なんだ残念。・・・でもいっか~。久しぶりの社内旅行、楽しまなくちゃね」
「その旅行とは誰とですか、誰と何処に行かれるというんです」
「嫌だ、社員旅行だもの、ヨンの部署の人たちと行くに決まってるじゃない。チュンソクさんでしょ、テマン君、トクマンさん・・・後は~・・・とにかくヨンを除いたみんなね。うちの職場は人数が多くて一斉に行くことができないから、各部署ごとに行くのを知らなかった?行きのバスの中からきっと宴会ね❤旅行と言っても、酒飲みツアーって感じかな?温泉にも入って~ふふふっ♪」
「イムジャ、行くのは止めてくれないか。そんな危険極まりない会に参加させるわけにはいきませぬ」
「何が危険なのよ。っぷっ、変な人ね。それに、私は産業医として同行するのよ。ヨンがいると思ったからこの部署にしたのに予想外。私のせいじゃないわ。行かないヨンが悪いんだから・・・。お酒が入るからね、きっと体調を崩すバカがいるのよ。だ・か・ら・・・やっぱり行かないとね❤」
は~、お酒が絡んでいるとは厄介な・・・。こういう時のウンスは絶対に妥協してくれない。それはずっと前から分かり切ったこと。阻止するのは難しい事この上ない。だが、酒を飲み、ほどけるようになるウンスを誰にも見せたくはないし、頬を染める顔も、いつも以上に冗舌になるおしゃべりも聞かせたくない。それに温泉だと!上気した顔をどこぞの誰かに晒すことになったらいかがする・・・・。
一層のこと、足腰立たぬ位に前日に攻め入るか?いやしかし、そんなことをしてしまった後のイムジャを思うと、良策とは言い切れないか。先日も歓送迎会とやらに参加すると言い張り、それを阻止するため似たような事をして、いたく機嫌を損ねてしまった。お陰で1週間もの間、口は聞いてくれぬし、更にその後しばらくお預けを食らってしまったのだ。あれほど辛い日々をまた過ごすことになるとしたら・・・・ぶるぶるぶる・・・ダメだ、他になにか方法を探さなければ・・・・
「・・・・ねえ、ねえってば、・・・ヨン?聞いてる?何考え事しちゃってるの?」
「えっ、・・・ああ、すまない。それでなんです?」
「だから~。お土産、何がいい?」
「イムジャ、俺も参加します。イムジャ一人で行かせるわけには参りませぬ」
「あら、急にどうしたの?・・・・まあ、私は一緒に行けるなら凄く嬉しいんだけど・・・本当?」
「もちろんです。ずっと俺の側に、決して離れぬようにしてください」
「っぷっ。なんなのそれ。たかが部内旅行、それも近所なのに何の心配をしてるの?」
・・・いいえ、周りは危険な狼の集団です。そんな中にイムジャをほおり込むわけには参りませぬ。・・・

__当日・バスの中__
「みなさ~ん。おはようございます。今日は旅行日和、気持ちのいい朝ですね。日ごろの鬱憤を晴らし、更に同僚との親睦を深める楽しい旅行にしましょうね。早速お酒も回っているようですが、飲み過ぎ食べ過ぎに気をつけて。万が一、気分の悪い人がいたら遠慮しないで私のところまで来てくださいね。それでは出~発♪」
上機嫌のウンスの音頭でスタートした部内旅行。バスの中は早くも飲めや歌えやの大騒ぎ。普段の上下関係の枠を飛び越え、唯一無礼講の許される貴重な時間だ。
今回の目的地はハンファリゾート雪岳。ソウルからバスで約3時間の旅。ウンスの元にもお酒がまわってきた。ニコニコ顔で受け取るウンスと、それを取りあげるヨンとの攻防が続く。通路から顔を出し大声で笑いながら談笑するウンスをなんとか通路側から窓際の席に追いやり、しっかり周りからガードするまで一苦労。やっとのことで落ち着くかと思えば、入れ替わり立ち替わり発生する酔っ払いたちの介抱にまた動き出す。とうとうウンスはその席にもどることすらできなくなった。こんなはずじゃなかった・・・。と心内で愚痴るヨンが、とうとう最後に一発大きな雷を車内で落としたのはいうまでもない。

__時間旅行・雪岳シネラマ__
リゾート敷地内に入るとほどなくしてバスが停車した。チェックインの時間まで自由行動とされ、みんなゾロゾロとバスから降りていく。降り立った場所は「雪岳シネラマ」だった。
みんなワイワイガヤガヤ千鳥足。いつも目にするドラマのロケ地でもあったため、あの場所で、告白してた、その場所で再会したんだよね・・・などと言いながら三々五々に散っていく。ウンスもヨンと一緒に歩き出した。
「イムジャ、ここは何ですか?」
「あ~ここはね、ドラマや映画を取るための施設なの。特に時代劇なんかに使うのよ。ほら、高句麗城や唐の皇宮をはじめとする建物が建てられて・・・」
ヨンの耳からウンスの声が遠のいていく。
これが作りものなのか?あの時のままではないか・・・・。
ヨンは何かに吸い寄せられるように歩みを進めていく。まるで隣にウンスがいることすら忘れたように・・・。ウンスもいつもと違う様子のヨンを見つめながら、ただ黙ってヨンについていく。
あの道を、あの橋を知っている。夕暮れ時、イムジャと共に歩いた道。仲間と酒を酌み交わした店。悩み何度も佇んだ橋。
決して近くにあろうはずの無い風景がまるで走馬灯を見るように次から次へと目に止まる。・・・
一人天門に向かおうとしたイムジャを捕まえた・・・身を引き裂かれる思いを隠しながら2人で旅したあの小道・・・饅頭を買った、短刀を買って・・・あっマンボの店だ・・・。高麗に帰って来た。イヤ、今までが夢でその路地を曲がればいつもの仲間たちやイムジャが笑顔で迎えてくれるんじゃないか・・・
そんな錯覚がヨンの心を捉える。高鳴る心臓の鼓動のままに歩みを速め、気がつけば宮廷に足を踏み入れていた・・・。ヨンにとって、最も長く過ごした場所。そしてウンスとの思い出が沢山詰まった場所。
あの橋で俺の顔を見た途端、泣き出しそうな顔で抱きついてきたイムジャ。刀の指南をしながら思わず抱きしめてしまったあの庭、パートナーになってと掴まれた掌、そして、戦いに出向く俺を笑顔で送り出してくれたあの大切な東屋。色鮮やかに目に浮かぶイムジャとの思い出。どこもかしこもあの時のままで、そこにいるはずのない人を目が探す。イムジャの息遣いまで聞こえてきそうだ。全てがイムジャで溢れてる。
「テ~ジャン・・・」『ヨン・・・』
イムジャの声が確かに聞こえた。懐かしい俺を呼ぶ声。振り返ると柔らかな身体が俺を優しく包み込んでいる。・・・ああ、あの花の香りと赤い髪・・・・・イムジャ!・・・俺の、俺だけのイムジャ・・・
自分を優しく包み込む感触を逃さぬようにしっかりと抱きしめた。腕の中の柔らかい物はそっと背中を擦ってくれる。何度も・・・何度も・・・

ウンスはヨンの様子がいつもと違うことに気がついていた。2人でいるときはいつもウンスから目を離すことのないヨンが気もそぞろ、何か思いつめる様な顔をして辺りを見回していた。隣にいるウンスなどまるで目に入らないような感じで、一人もの思いの世界に入り込んでいるようだった。
ただならぬ様子に、いつもおしゃべりなウンスも、そんなヨンの様子をただ黙って見守っていた。
宮廷に足を踏み入れた途端、苦しげな顔になったヨン。そして囁くように口から出た「イムジャ」・・・これは私を呼んだんじゃない・・・。
いつの頃からだっただろうか、私の目を見ていても、その視線は私の瞳の中になにかを探しているようで心に留まってはくれない時がある、ほんの一瞬の出来事。気がついてしまった。そんな時に呟く「イムジャ」は私の事じゃないって。ヨンの心の奥底に住むイムジャって誰?何故私を通してその人を思うの?そのたびに、胸が苦しくなる。
それでもヨンは決して嘘をつくような人じゃないと、私を裏切ったりしないと、そう思っているから
「俺のイムジャは貴方だた一人だ。俺の唯一の女人です。だから俺の側に居ろ。3歩離れたら守れない。だからこの手が届くところにいつも居ろ」
そう言ってくれたあなたの言葉を私は信じて今ここにいる。
今、またそんな顔をしたヨンが泣いてる。決して涙は流さず、声も出さずに心で泣いてる。この人はなんて悲しい泣き方をするんだろう。何がそこまであなたを悲しくさせるの?
私になにか出来る?こうして抱きしめていないとここから消えてしまいそうな儚さを持ったあなた。この頼りなさげに佇むこの男(ひと)を一人にしたくなかった。私はここにいる。いつでもあなたの側にいる。だからお願い、一人でそんな悲しい泣き方をしないで。今はただ、この人の苦しみを取り除いてあげたかった・・・。何か大きなものを抱えているヨン。私は待ってる。いつかその話を私にしてくれるその日まで。それまで私は知らないふりをしててあげるから、だから辛い時は私を頼ってほしい。いつでもこうして抱きしめてあげるから・・・。
抱きしめた私をきつく抱きしめるヨン。まるでその腕から消えてしまうのを恐れるようにギュッと締め付けるような抱擁だった。それでもいい。ヨンの心が私じゃない誰かを思ってても、今ここにいるのは私だ。ヨンが私を必要としてくれている限り、私は貴方から決して離れたりなんかしない。それが茨の道であったとしても・・・・。

イムジャに抱かれているようだった。懐かしさに心が押しつぶされそうだった。苦しくて、痛くて堪らなかった。でもイムジャが抱きしめてくれたそのぬくもりに、ゆっくりと心が解きほぐされていく。大丈夫。一人じゃないと、きっと道は開かれていくと・・・いや、俺を今抱きしめているのはウンスだ。何も聞かず、俺のことを信じていてくれるウンス。すまない。こんなにまで俺の心が弱いものだとは思いもしなかった。また心配をかけた、不安な気持ちにさせてしまった。すまないウンス。今の俺にはウンス、そなたがいてくれるのだ。俺は何度こうして貴方に心を救われて行くのだろう。もう、何も憂うことなんてないではないか。
「ぐすっ・・・・うう・・・・ぐす・・・・」
いつの間にかウンスがヨンを抱きしめながら泣いていた。
何でイムジャが泣くのです。まだ俺が泣いていないのに。くくくっ。まったくあなたというお方は。俺より先にそんなに悲しまれてはどちらが辛いのか分からいではないか・・・。ありがとうイムジャ。そんなあなただから俺は生きていられるんだ。何度もそんなあなたに癒され、救われ生かされて。屑の様だった毎日がイムジャと一緒にいるだけで宝物のような日々に変わる。いつまでもお側に。俺のイムジャ。
ヨンの身体から少しづつ力が抜けていくのを感じる。もう大丈夫かな?そっとウンスはヨンの身体から回していた腕を緩め、腰元まで下ろした。ゆっくりと顔を上げるヨンの瞳を見つめる。その目にはもう、先ほどのまでの悲壮感はもう漂っていなかった。どこか吹っ切れたようなすっきりとした顔になっている。
「あっ、ゴメン。あそこ、水道があるから顔洗ってくる。」
柔らかな微笑みの顔を向けながらヨンの胸からすり抜ける。戻ればもうここにいるのはいつもの2人だ。しっかりと手を繋ぎ目を見つめ合い微笑みあう恋人同士の2人へ・・・。



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  小話

「やっぱり嫌よ…」
「駄目よ、負けたじゃない」
「そうよ、ウンスさんが言いだしっぺでしょ?ほらっ、行ってきて」
ランチの時一緒の席に座った、最近仲良くしている総務の女の子たちと話題になる
普段、ヨン部長って、一体どんなパンツをはいているかって…
ブリーフだの、トランクスだの、女子たちの黄色い声が飛び交う
中には男らしく、ノーパンじゃないかなんて言う人さえいる始末
誰が聞くのかで押し付け合う
ここはひとつ正々堂々と勝負だ
ゲームで負けた人が聞くことになる
可哀想なウンスは、その勝負にあっさりと負けてしまったのだった
あん、どんなパンツはいているかなんて、恥ずかしくて聞けそうにない
あの部長から受けた、セクハラ面接の事が脳裏に描かれる
想像だけで耳まで赤くなる
洒落にならない
今度は他でもないこの私が、そのセクハラ質問をする番になってしまった
そんな質問をした時の、あの人の表情がなんだか想像がついて…
きっと、セクハラ返しならぬ、居た堪れないような視線で見られるのだろう
自惚れなのかもしれないけど…
ここ最近事あるごとに、熱い視線を突き付けられている気がして…
なんとなく部長を避けがちになってた
それなのに「どんなパンツをはいているんですか?」私にそう問いかけろと?
考えただけでも嫌な予感がする
無理よ、無理!!
このまま誤魔化して逃げちゃおう
部長室にみんなで向かう途中そ~っと、みんなに気づかれないように…
抜き足、差し足で…
「キャッ」
「ウンスさん逃がしませんよ!」
「ほらっ往生際が悪いんだから」
誤魔化して逃げようとするウンスを、総務の若い子が羽交い絞めにした
さらには、完全に逃れられなくなる
あれよ、あれよという間に、勝手に部長の執務室の個室のドアをノックされ
その中に押し込まれてしまったのだ
「イムジャ…急にどうしたのです?」
突然、複数の女人達に押し込まれるように、中に入ってきたウンス
ヨンは驚いて瞬きを繰り返した
「えっと…その…なっ、何でもないんです。おっ、お茶でもお入れしようかと」
強い視線に怯んだウンスは、どもりながらその場を誤魔化そうとした
その時背後のドアが小さく開かれた
「部長~ウンスさんったら、部長はどんなパンツはいているか知りたいんですって」
きゃははと、総務の女の子たちの、悪戯な笑い声が聞こえてきた
あっ、あの子たちったら…
許せない~!!
「アハハ…なっ、あの子たち…なっ、何を言っているのかしら…」
「イムジャ…ぱんつですか?ぱんつとは、下穿きの事ですか?」
えっ、どういう事?
部長はパンツも知らないの?
時々部長との会話の中で、感じている違和感がまたその場に芽生えた
「しっ、下穿き?って何?」
部長の言葉は時々意味が分からない。ウンスはきょとんとして首を傾げる
ぱんつとは…つまりは…

 


こういう事か…
【完】


という事で 

ヨン部長のパンツはどんなパンツだと思いますか?(笑)

1.ブリーフ
2.トランクス
3.ボクサーパンツ
4.ノーパン
5.ふんどし
6.高麗時代のヨンに準ずる(下穿きってどんなの?)
7.ブーメラン
8.Tバッグ
9.その他

具体的に○○のメーカーの、ボクサーパンツ何てのもOKです(笑)

部長の執務室(個室)での、この後のやり取りは各自、都合よく妄想してくださいね


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  お話

多く者たちがこう言った
「もうこれ以上待つな」と…
だが幾ら待つな、待つなと、耳が痛くなるほど言われても、俺は尚も待ち続けた
この方を俺は信じていた
一心不乱に、ただ、ただ待ち続けた

(イメージ画像:アメ限定)

イムジャ俺は…
もう待ちくたびれちまった
イムジャの口から、その「待て」という言葉を聞きたくなどなかった
落とした視線の先には、張り裂けんばかりのイムジャへの想いがあった
自分でも抑えきれぬほどの熱い己の欲がはっきりと形となり、無様に蠢いていた
この方に指一本触れてすらおらぬのに、俺の躰は何と正直なのか
そんな自分が可笑しく思える

メヒの死を目の当たりにしたあの瞬間、俺の心は一度死したのだ
それから俺はまるで生きる屍だ
欲など持った事がなかった
生きる事への深い絶望が、生への執着を忘れさせてしまった
ただ再び訪れる死を待つように、生きながらえて居ただけだった

あの日、この方に会うまでは…

ウンスの顔を深く見つめながら、心の中で過ぎし日の出来事を思い描いていた
欲深くなったものだ
そう呟くと口の端をほんの少しだけ上げる
そして先ほど落とした視線を上げると、姿勢を正し凛とウンスと向き合った
さらに目を大きく見開く
今にも、食いかかるのではないかと思うほど強い視線を突き付けた

俺が唯一つ望む己の欲
ユ・ウンス
それがこの方だ
求めて止まない
愛おしくて、たまらぬのだ
こんなにも、俺は…
あなたを欲しておるというのに…
小さく眉間に皺を寄せ、情けない顔をして見上げるイムジャ
まったくあなたというお方は…
だがそんなイムジャを、もっと愛おしく思ってしまう、俺は馬鹿な男だ
恥じらう姿は俺を制するどころか、もっともっと困らせてやりたくなる

イムジャ許せ
もうこれ以上待って差し上げる事はできぬ
このまま押し問答をしていたら、またこの手からイムジャがするりと、逃げて行ってしまうようにさえ思う
一刻たりとも待ちたくなどない
今すぐにでもイムジャを押し倒し、その身を掻き抱き俺のものにしてしまいたい
俺が胸の内でそんな風に思っている事など、この方にはきっと分からぬだろう

もう待つことは出来ない

ウンスの肩に両手を添えると、驚いたようにウンスは目を大きくさせた
「もう待てませぬ。俺は…十分過ぎるくらい待ちました。だからどうか…」
十分過ぎるくらい待った。チェヨンのその言葉に、じわりと涙が浮かんできた
大きな眸いっぱいに広がっていく

そうよね…そうだよね
私が馬鹿だった…
自分の事しか考えてなかった
あまりの動揺にいっぱいいっぱいで、この人の気持ちを考えてあげてなかった
この人はずっと、ずっと、私の事だけを待ち続けていてくれたんだもの
いつ戻るかも…本当に戻るのかも分からない私の事を…
ただ信じて待っていてくれた

今ここにいる幸せに胸が震える
瞼の内側に抑えきれなくなった涙が、ポロリと頬を伝い零れ落ちた
「ごめんね…私、こういうの…慣れなくて…余裕がなかったの…」
今までのチェヨンと過ごした日々の想いが、ウンスの胸いっぱいに広がっていく
チェ・ヨン。ヨンァ…あなたの妻になる、この日が来るなんて思わなかった
婚儀も無事に終わり私は妻となった
そして今、この場所で…私達は、あなたと本当に、本当に結ばれるんだ
一度零れ落ちた涙が涙を誘う
一粒の滴がいつしか、流れ落ちる線となって、次から次へと溢れだしてきた

小さくしゃくりあげながら、ウンスはチェヨンをしっかりと見上げて言った
「もう私を待たないで。お願い…私を…今すぐあなたのものにして」
イムジャは顔をくしゃくしゃにしながら、懸命にそう告げてきた
胸が鷲掴みにされたように苦しくなった
苦しいなどと、簡単な言葉では言い表せないような思いだった
それは、狂おしいと言ったほうが、もしかして正しいのかもしれない
チェヨンは激しい胸の痛みを感じながら、ウンスの頬に手を添えた
親指の腹をすうと横に這わせながら、涙を拭きあげてやる
さらにもう片方の手も頬に宛がうと、止まることない涙ごと手のひらで包み込んだ

二人の視線が絡み、時が止まる
「イムジャ…」
俺とて、余裕などないのです
チェヨンは、優しい眼差しでウンスを落ち着かせるように語りかけた
余裕がないから、こんな情けない事に…小さく俯きながら、そう心の中で呟いて
覚悟を決めたように、もう一度しっかり顔を上げると
涙に濡れたウンスの顔を、心にしっかり刻み付けながら、ゆっくり…ゆっくりと…
チェヨンは妻ウンスの唇の上に、顔を重なり合わせた


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