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お話
多く者たちがこう言った
「もうこれ以上待つな」と…
だが幾ら待つな、待つなと、耳が痛くなるほど言われても、俺は尚も待ち続けた
この方を俺は信じていた
一心不乱に、ただ、ただ待ち続けた
(イメージ画像:アメ限定)
イムジャ俺は…
もう待ちくたびれちまった
イムジャの口から、その「待て」という言葉を聞きたくなどなかった
落とした視線の先には、張り裂けんばかりのイムジャへの想いがあった
自分でも抑えきれぬほどの熱い己の欲がはっきりと形となり、無様に蠢いていた
この方に指一本触れてすらおらぬのに、俺の躰は何と正直なのか
そんな自分が可笑しく思える
メヒの死を目の当たりにしたあの瞬間、俺の心は一度死したのだ
それから俺はまるで生きる屍だ
欲など持った事がなかった
生きる事への深い絶望が、生への執着を忘れさせてしまった
ただ再び訪れる死を待つように、生きながらえて居ただけだった
あの日、この方に会うまでは…
ウンスの顔を深く見つめながら、心の中で過ぎし日の出来事を思い描いていた
欲深くなったものだ
そう呟くと口の端をほんの少しだけ上げる
そして先ほど落とした視線を上げると、姿勢を正し凛とウンスと向き合った
さらに目を大きく見開く
今にも、食いかかるのではないかと思うほど強い視線を突き付けた
俺が唯一つ望む己の欲
ユ・ウンス
それがこの方だ
求めて止まない
愛おしくて、たまらぬのだ
こんなにも、俺は…
あなたを欲しておるというのに…
小さく眉間に皺を寄せ、情けない顔をして見上げるイムジャ
まったくあなたというお方は…
だがそんなイムジャを、もっと愛おしく思ってしまう、俺は馬鹿な男だ
恥じらう姿は俺を制するどころか、もっともっと困らせてやりたくなる
イムジャ許せ
もうこれ以上待って差し上げる事はできぬ
このまま押し問答をしていたら、またこの手からイムジャがするりと、逃げて行ってしまうようにさえ思う
一刻たりとも待ちたくなどない
今すぐにでもイムジャを押し倒し、その身を掻き抱き俺のものにしてしまいたい
俺が胸の内でそんな風に思っている事など、この方にはきっと分からぬだろう
もう待つことは出来ない
ウンスの肩に両手を添えると、驚いたようにウンスは目を大きくさせた
「もう待てませぬ。俺は…十分過ぎるくらい待ちました。だからどうか…」
十分過ぎるくらい待った。チェヨンのその言葉に、じわりと涙が浮かんできた
大きな眸いっぱいに広がっていく
そうよね…そうだよね
私が馬鹿だった…
自分の事しか考えてなかった
あまりの動揺にいっぱいいっぱいで、この人の気持ちを考えてあげてなかった
この人はずっと、ずっと、私の事だけを待ち続けていてくれたんだもの
いつ戻るかも…本当に戻るのかも分からない私の事を…
ただ信じて待っていてくれた
今ここにいる幸せに胸が震える
瞼の内側に抑えきれなくなった涙が、ポロリと頬を伝い零れ落ちた
「ごめんね…私、こういうの…慣れなくて…余裕がなかったの…」
今までのチェヨンと過ごした日々の想いが、ウンスの胸いっぱいに広がっていく
チェ・ヨン。ヨンァ…あなたの妻になる、この日が来るなんて思わなかった
婚儀も無事に終わり私は妻となった
そして今、この場所で…私達は、あなたと本当に、本当に結ばれるんだ
一度零れ落ちた涙が涙を誘う
一粒の滴がいつしか、流れ落ちる線となって、次から次へと溢れだしてきた
小さくしゃくりあげながら、ウンスはチェヨンをしっかりと見上げて言った
「もう私を待たないで。お願い…私を…今すぐあなたのものにして」
イムジャは顔をくしゃくしゃにしながら、懸命にそう告げてきた
胸が鷲掴みにされたように苦しくなった
苦しいなどと、簡単な言葉では言い表せないような思いだった
それは、狂おしいと言ったほうが、もしかして正しいのかもしれない
チェヨンは激しい胸の痛みを感じながら、ウンスの頬に手を添えた
親指の腹をすうと横に這わせながら、涙を拭きあげてやる
さらにもう片方の手も頬に宛がうと、止まることない涙ごと手のひらで包み込んだ
二人の視線が絡み、時が止まる
「イムジャ…」
俺とて、余裕などないのです
チェヨンは、優しい眼差しでウンスを落ち着かせるように語りかけた
余裕がないから、こんな情けない事に…小さく俯きながら、そう心の中で呟いて
覚悟を決めたように、もう一度しっかり顔を上げると
涙に濡れたウンスの顔を、心にしっかり刻み付けながら、ゆっくり…ゆっくりと…
チェヨンは妻ウンスの唇の上に、顔を重なり合わせた
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