皆さま ごきげんよう
フジテレビで放映されている恋愛リアリティー
番組「テラスハウス」に出演していた可愛い
女子プロレスラーの木村花さんが亡くなった。
まだ、22歳。 番組での 攻撃的な言動が、
ネット上でやり玉にあげられ、度を越した
誹謗中傷を受けたことが原因とされるもの。
インターネット上では、実名はおろか匿名で
大っぴらに他人を名指しで中傷出来る。
今や 誹謗中傷で他人を 死に追いやる行為は
社会問題ともなっています。
テレビ番組ともなれば、 木村さんは
女子プロレスラーという仕事柄、〝強い女役〟
としての演出されたものかもしれないと思う。
テレビ的には、女が男に勝つといった絵は
面白く、視聴者の期待にも添いやすいもの。
視聴率が上がれば上がるほど、役割の度合いは
増幅される。 度を越した誹謗中傷は、相手が
悲しめば悲しむほど 面白がって とことん
続けられるのでしょう。
こうした誹謗中傷の言葉の数々が、どんなに
人を傷つけるのか考えられないのでしょうか。
「死ね、消えろ、気持ち悪い」など、悪意ある
言葉の数々に対して 木村さんは
「今まで ずっと私が1番 私に思っていました。
(原文ママ)
お母さん 生んでくれてありがとう。
愛されたかった人生でした。 そばで支えて
くれたみんな ありがとう 大好きです
弱い私でごめんなさい」 と、インスタグラムで
悲痛な思いを 綴っています。
木村さんは 亡くなった当日も 愛猫と共に
「愛してる、楽しく長生きしてね。 ごめんね。」
と発信しています。
前澤友作氏も 「SNSでの行き過ぎた
誹謗中傷行為には厳罰を」と言っています。
世界中で人気のあった この番組でこうした
不幸な事件が起きたことは、アメリカやイギリス、
韓国などでも ネットいじめの最中に死去と
ニュースで取り上げられました。
韓国ではSNS上の 誹謗中傷で若いタレントが
自殺するケースが多く、「指殺人」といわれているそう。
悪意ある投稿者、プロバイダに対する責任も
含めて法規制改正に大賛成。 無責任な
誹謗中傷を書く人には それ相応の覚悟を
持たなくてはいけない程の法律が必要なのでは。
今までのような高い裁判費用で泣き寝入りを
していた遺族が、二重の悲しみを得ないように
望むばかりです。 遺族は自殺に至らしめたほど
ひどい誹謗中傷をした人達に慰謝料を請求
できる法的処置があるべきです。 本人が匿名を
使っても、ネットでは匿名などないのですから。
今回の 木村花さんの死を受けて、与野党の
国対委員長は「ネット上での誹謗中傷への
対応について 今後、協議することで一致」
しています。
こうした結果を受けて、次の人は法律に
守られていくのでしょうが、木村花さんは
二度と生き返らないのが残念でなりません。
このようなことが 二度と起こらないよう
願うばかりです。