磯を駆ける! 〜秋田磯マル奮闘記〜 | Akita Enjoy fishing Team ~出羽釣遊会~

Akita Enjoy fishing Team ~出羽釣遊会~

釣りサークル『出羽釣遊会』主催者
秋田シーバスをメインに活動しております

『出羽釣遊会』メンバーとの愉快な釣行を綴る
秋田県内はもとより県外のメンバーも♪

冬、荒れ狂う日本海

轟音と共に打ち寄せる大波に立ち向かい、サラシへとルアーを投げ込む!

価値ある一本を求めて…。



早朝3時自宅を出発


ポイントまで約2時間の道のり、自宅を出る時には小雨程度だった雨も到着する頃には本降りに


ウエットを着込みレインを羽織り薄暗い磯を歩き出す頃には、手で押さえないとキャップが飛ばされる程に強さを増した風、横殴りの雨


『ヤバくない!?』


そして短時間で状況は更に悪化!まるで台風が上陸したかのような


もはや『暴風雨』

『これダメなやつでしょ〜(汗)』


『暗いうちはヤバイな…。』

と、言う事で冒頭の書き出しについて大至急訂正致します!!

いくら慣れた場所といえど油断は禁物、自然に絶対はありませんし『釣り』は命を懸けてまでやるものではありません

一先ず安全な場所に腰を下ろし待機、しばらく海を眺めながら明るくなるのを待ちます

予報によると、この後も天候の回復は期待できそうにないので、出来れば早めに勝負をつけたいところです

波の入り具合から狙いをつけた場所に立つことは許されず…やや内向きの立ち位置へとエントリー、キャストからヒット、ランディングまでをイメージしたらキャスト開始
 
先ずは足下、根際に拡がるサラシへとアプローチしてみますが反応は無し

移動もままならないので少し粘っていると、目の前に無数の鳥山が発生し5センチ程のカタクチイワシがフックに掛かります

それにしても波の高低差とサラシの厚さがヤバイ(汗)表層では反応が無いのでブローウィン140Sをサラシの下へとネジ込んだ一投目!

『ガツーン』とひったくる様なバイトの直後に絞り込まれる愛竿『オールウェイク106モンスターバトル LIMITED』

横へ下へと強烈な走りを見せる感じ…良型か?

締め込んだドラグが『チリッ…チリッ』と引き出されますが、しなやかに曲がりながらも強靭なバットが走りを止めます

全力で足下まで寄せ水面に浮かせると

『デカイ!!』

目測ですが80クラスの青物、波を見てランディングを試みましたが『重い!』

一発ではズリ上げきれず、次の波を待ちますがこんな時に限って波が来ない…『次こい!』

結局『バタバタ』大暴れされた末にフックが折れ『ドボン』

本命では無いものの、あのサイズの取りこぼしは痛いドンッ実力の無さを痛感させられます(泣)

その後、サラシの中ではバイトが無くなったのでBLAZEYEより新たに発売となりました『STRIKE EVOROOTS 120SF』に変え、サラシの薄いエッジ部分を引いて来ると数匹の青物がチェイスし『ガツン!』とヒット

今度は一気に抜き上げキャッチ
グッドコンディションな60センチ後半でしたがサイズは大幅ダウン↓↓↓

その後も同サイズが入れ食い状態となりますが、本命じゃない……。
とりあえず美味しそうな一匹をキープしポイント移動を考えましたが、さらに勢いを増した風と波を前に

『もう限界…。』

この日の釣りはここで断念、自然の猛威に釣り人は無力です、帰り支度をしながらこの日別エリアに出撃中の釣友に連絡を取ってみると
『波ヤバイけど釣れましたよ!しかもデカイっす』

送られて来たLINE の画面を見て驚いた!『ヤバッ!!!』

厳しい状況下…写真からも十分すぎる程伝わって来ますが、それより何より

『カッコいい〜♪』

もちろんポイントに通い込み、装備・タックルを万全に、安全確保もシッカリされる方なので安心ではありますが、とにかく凄い!凄すぎます

『釣りに向き合う姿勢』も素晴らしい、アングラーとして尊敬・信頼している一人です

そして気付けば再び磯に立つワタシ…これも釣り人の性か?(笑)

帰りの道中、車窓から気になる場所がありUターンし思わずエントリー、ワンド奥のピンポイント、射程距離は遠く風も強いがシモリに出る良いサラシが良い感じ♪

迷わずかっ飛び棒130BRをフルキャスト!風でドリフさせココ!ってピンに流し込むとまさかの一発♪

夢中でゴリ巻きしキャッチ
やっと出た本命、サイズは60センチ程でしたが嬉しい釣果です(^o^)

その後お隣のシモリでもヒットしましたがジャンプ一発バラシ…それっきり反応も無くなり納竿

朝一番は良型の青物を自分のミスで取りこぼし…その後連発するも本命は不発…。

あまりの荒れた状況に心が折れましたが、釣友の素晴らしい釣果に奮起、なんとか本命をキャッチする事が出来ました

今回釣りが成立するレベルとしては正直なところギリギリ、立ち位置も含めかなり限定的な釣りを展開するしかありませんでした

では『なぜそこまでして釣りをするのか??』

理由はひとつ、冬の〆のパターンに向け『ベイトの動向』『風向や波の入りによるベストな立ち位置』『ポイントの限界点』等々を見ておきたい!

チーム内の釣果、釣友からの貴重な情報等をすり合わせ、ベイトの動向・接岸のタイミングを予測、あとは可能な限りフィールドに立ち来たるべき瞬間に備えます

秋田磯マルラストシーズン

仲間達と笑顔で終えられる様、チャレンジは続きます