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デヴォンズゲート

映画をとことん冷めた目で見る男「デヴォン山岡」による、
独自の視点による映画感想文。

 

 俺の好きなモノと言えば、血と暴力、差別と偏見、破壊と混乱、エロとテロ、そしてポップソングとディズニー。

俺と言えばディズニー。ディズニーと言えば俺。
そう。俺の半分はディズニーで出来ていると言っても華厳の滝ではありません。

 

俺がディズニーをこんなにも愛している理由は、もちろんカワイイからです。
キャラがカワイイ。動きがカワイイ。リアクションがカワイイ。セリフがカワイイ。ギャグがカワイイ。歌がカワイイ。物語がカワイイ。とにかくすべてがカワイイ。アニメ表現におけるカワイイモノが全部つまっている。それがディズニー。

 

そして、そんな圧倒的にカワイイものを映画館の大スクリーンで見ていると、それだけで涙が溢れてくるのです。それが特に感動するような場面じゃなくても、カワイイキャラクターが歌い踊り、カワイイ動物たちとじゃれていたり、大自然に囲まれて飛び回っているだけなのに、なぜか涙ぐんでしまう。「ああ、カワイイなあ」なんて思って、心の中が愛しさと切なさと心強さとでいっぱいになって、何だか知らないけど感極まってしまうという。

そんな俺だから当然のように、このディズニー最新作『モアナと伝説の海』でもメソメソと泣いてしまいましたがな。あんた。


つーかもう鑑賞前に主題歌を聴いただけで早くも泣きそうになっていたんですが、ほら、ディズニーと言えば劇中歌があるじゃないですか。アレ、本当に毎回いい楽曲が多くて、歌を聴くと物語がさらに強烈に心に響いてくるの、さすがだなあって思いますね。今回も主人公のモアナちゃんがついに海に出る!ってときに「どこまでも~How Far I'll Go」という歌を歌うんですが、もうね、良かった。

 

恐れと不安に好奇心が打ち勝って、世界に一歩踏み出す瞬間みたいなときに、ディズニーの主人公は必ず歌を歌うんです。

 

『塔の上のラプンツェル』では、ラプンツェル嬢が幽閉されていた塔からはじめて出たときに、大地に足を踏みしめながら「自由への扉」という歌を歌いました。『アナと雪の女王』でご存知「レット・イット・ゴー」が歌われたのは、雪の女王エルサさんがひとりで生きていく覚悟を決めたときです。

 

ディズニーにおける「歌」とは、単なる賑やかしでなどではなく、主人公の命を懸けた「決意表明」であると言っていいでしょう。

 

ディズニーヒロインが歌うとき、それは、自分自身を見つけたときであり、目の前の世界が広がる瞬間。つまり大人への第一歩なんですね。ふむ。そんなわけで、今回もモアナちゃんが歌います。ここぞってところで歌う。そして、困難に立ち向かう。ディズニーの王道ですが、毎度のことながらやっぱり俺は泣かずにはいられない。

 

 さらにキャラクターね。これがまた秀逸なんです。今回は舞台がハワイっぽいので、出てくる人物はサモア系の人種です。サモア系でありながらも、やっぱりモアナちゃんにはプリンセスとしての気品がしっかりあります。これもまたディズニーならではの演出力。

ディズニーのかわいすぎるプリンセス達は、みんな勇敢でたくましく、それでいて女子力もギャグセンスも高い。さらに、世を渡ってゆくコミュニケーション力と逆境を乗り越える状況判断力、転んでも立ち上がるタフさを持っている。


もちろん、毎回イケメンや屈強な戦士などがサポートとして手を貸しますが、それはあくまでサポートであって、すべての主導権はプリンセスさまにあるんです。ここは一貫している。プリンセスが動くから世界が動く、時代が変わる。

 

今回も、小さな村の長であるモアナちゃんが、たったひとりで世界を一変させるとんでもない挑戦に挑みます。皆に「そんなの無理だ」と言われながらも、誰もが驚く凄いことをやってのける。


モアナちゃん。マジでとんでもねー。ディズニー、マジで最高。

ディズニー14番目のプリンセス、モアナちゃんがかわいすぎる件。
問答無用の100点満点!

 

 生きてて良かった!なんて思う瞬間は誰しもあると思いますが、俺なんかはもうけっこう頻繁にそういうことがあって、たとえば好きだったアイドルがヌードになったときなんて凄く思いますよね。あと、ウンコを我慢してトイレを探してさまよって、漏れるギリギリのところでやっと見つけた便器に座って勢いよく脱糞するときとか。

 

よって俺が自殺しない理由はそれです。生きてて正解!って思えるときが頻繁にあるから。だから生きる。寝る前には必ず「明日また生きるぞ!」と気合いを入れて眠りにつくのです。

そんな俺が、今まで頑張って生きつづけたおかげで出合えたこの映画。


先日鑑賞した『トリプルX:再起動』ですが、「ご先祖様!本当にありがとう!」と、思わず自分の守護霊を呼び出して直接お礼を言いたくなるほど素晴らしい作品でした。

この映画との出会いは、言うなればボンヤリと耳をほじくってたら、信じられないくらいデカい耳クソが取れたときのような達成感といいますか、その耳クソを記念に写メ撮って友人たちに送り付けて自慢したくなるような高揚感といいますか。

それほどまでに、自殺とかしないで一生懸命生きてきて本当によかった。と心から思える傑作映画だったのでみなさんにもご紹介。

 

とにかくトリプルXさんが再起動されてしまう時がやってくるとは夢にも思わなかったので、本当に生き続けているといいことあるもんですね。つーか、まさか「トリプルXって何よ?」って思ってる人います? ポルノサイトの名前じゃないですよ。


説明しますと、エクストリームスポーツに長けたものすごいオッサンがいて、そいつが特殊部隊にスカウトされて悪者をやっつける。それがトリプルXというコードネームなのでした。と、たった100文字で説明しきれてしまうところがこの映画の凄いとこ。

 

「再起動」と言っているぐらいなので当然のごとく続編なんですが、もはや前作などとうに忘れ去られているというか、作り手も「どうせみんな前作なんか観てないでしょ」といった姿勢で作っているので、序盤で人物紹介やらキャラ設定やらがご丁寧にテロップで出てくるからウケる。焦って前作をDVDレンタルしなくても大丈夫。いや、この「大丈夫」ってのは、「前作観てなくても楽しめるよ」という意味ではなくて、「前作を観てても観てなくても、どっちにしろわけわかんないから大丈夫だよ」ってことです。

 

鑑賞中の心境としては「だはは。なにやってんだこいつら、おもしれー」ってな感じでして、観客のみなさんは例外なくポケーっと口をあけてヨダレを垂らして頭の中がお花畑になっており、まさに「ちびまる子ちゃん」における山田状態。


毎年死人が出ちゃうくらいに盛り上がる海外のド派手なお祭りを唖然と見ている観光客の心境というか、つまりアクションもストーリーもムチャクチャすぎて、観ている人の知能指数がゼロ以下になってしまうほど刺激的なんです。

 

さらに、世界が破滅するほどの恐ろしい兵器をめぐる話なのに、当事者のみなさんはノー天気かつ天真爛漫に命のやり取りをしてらっしゃるので、すべてのシーンがとても微笑ましいという情緒もクソもない作りになっております。いやほんとに最高。

 

あのね、映画を観るのに知性なんかいらないんですよ。共感とか、メッセージとか、問題提起とか、そんなものは必要ないんです。鑑賞者がいかにバカになるか。それこそが正しい映画の見方なんだ!きっとそうだ!うん。そういう意味でこの作品は超有能!

 

鑑賞中の2時間は、誰もがIQマイナス300くらいのバカになれる、まさに世界が一つになる映画!
間違いなく、今年のアカデミー賞最有力なので、何がなんでも観るように! 以上!

 

100点満点!

 

 売れっ子タレントが、宗教に専念したいと突然の引退表明をするみたいな状況に、「洗脳されている」とか「常識がない」とか、分別ある大人ぶって批判を浴びせるような連中に言いたいのは、その神がニセモノだろうがなんだろうが、藁をも掴みたくなるほど追い詰められたことがお前らにはあるのかと問いたいわけで、つまりそこに「救い」があると思うのなら飛び込んでしまうのは当然のことだろってことを言いたい。

すがるものがあるなら、なりふり構わずすがるべきだし、それを他人がとやかく言う筋合いなんかねえ。といったことを体現しているのがこの映画の主人公ドクター・ストレンジさんであります。

 

彼は超優秀な外科医で、その神の手でもってどんな難易度の高い手術も成功させてきた天才ゴーマン野郎だったわけですが、フルスピードで運転しながらポケモンGoにうつつを抜かしていたのが災いして大事故。両手がオシャカになってしまってもはや再起不能という怪我を負ってしまったのですが、科学がダメなら超自然的なパワーに頼るしかない!と、ネパールのうさんくさい心霊治療を頼るわけです。


西洋医学の権威だったストレンジさんが、あろうことか東洋の神秘みたいな世界の門をたたく。この切羽詰まり具合こそがまさに「崖っぷち」ってことで、いわゆるプライドとか世間体とか、そういうの捨てて必死に生きるってそういうことだろうが。

 

当然、そこで出会った導師さまに、とんでもない魔術世界を見せられて、あげく「あなた自身の魔力で治しなさい」などとヤバイ助言を受けたりして完全に新興宗教に騙されている感ありますが、ほら、ストレンジさんは「崖っぷち」だからさ。ブーブー言いながらも素直に修行にいそしむのでありました。

 

 『ドクター・ストレンジ』はマーベルスタジオのヒーローであり、後にアベンジャーズの一員としても活躍する人気キャラでして、つまり正義の味方。しかし、アイアンマンやハルクなんかの物理的パワーファイターとは違い、魔術で戦うことからバトルシーンがもうとにかくムチャクチャ。戦場は現実世界だけでなく、四次元や暗黒世界、時間が止まった世界、さらに幽体離脱して霊体で殴り合いの肉弾戦(霊体だけど)までするという、バカと芸術が紙一重みたいな衝撃的なシーンが満載。

 

時間も空間も宇宙すらも超越して、縦横無尽に暴れまくるストレンジさんの高次元暗黒バトルは、3Dなんかで見れば一発でトリップできる映像ドラッグなので、わざわざ危険を冒してマリファナを購入するよりもずっと安全ですよ。
ちょっと今から俺も全財産ハタいてネパール行ってきます!

 

100点満点!