トップの役員連中が一致団結し、ずるがしこいデブ男の朝比奈までもがいつの間にか改心しているという異様な状況を見た銀行支店長の峰竜太さんが、「もっと早くこうなって欲しかった!」などとイキナリ手のひらを返して会社を応援しだすという変わり身の早さ。
最終回は、このようにアクの強いキャラ達が全員見事に手のひら返ししまくる、まさに逆転に次ぐ逆転劇でムチャクチャ展開を見せていました。
野球部最終戦では、それまで見向きもしていなかった江口洋介さんがちゃっかりと応援に来ており、ちょっと前ならば考えられないほどの笑顔で声援を送っておりました。
もちろんデブの朝比奈なんかもユニフォームを着てやってきたりしててマジで別人と化しております。
青島の幹部連中は二重人格の集まりなんでしょうか。
さらに、にっくきイツワ野球部ピッチャーのニヤケ男ですら、壮絶な試合の中でどんどん改心していくという奇跡の展開。
「あいつ、笑っていないぞ」
そう。
クライマックスで、あのニヤケ面をまさかの封印。
お約束通り7-7のルーズヴェルトゲームを演出する野球部と、応援席で幹部も社員も一緒になって肩を組んで社歌を合唱する青島のみなさん。
まさにスポコンドラマの王道を恥ずかしげもなくやっております。
一方、白熱する野球部の試合とシンクロする形で、技術部では高性能イメージセンサーの開発が、これまた想像を絶する壮絶さで行われていたのでした。
野球部の勝利と共に、イメージセンサーが完成するという、もう何でもアリのファンタジー展開に悶絶してしまいました。
もちろんコンペでは青島のイメージセンサーが軽々と圧勝しますが、このドラマ最大の見どころはその後。
ぼろ負けして愕然とするイツワ社長の姿ではなく、その負け犬をひたすらイジメまくる香川照之さんの姿こそがこのドラマ最高の面白シーンでした。
とんでもないオモシロ顔で悪態をつきまくる香川さんの、半ばふざけてやっているとしか思えない顔芸は一見の価値あり。
原作者の池井戸潤さんですら想定できなかったであろう香川さんのこのパフォーマンスこそが、まさに原作を超えた瞬間なのだと思います。

「540%、いや違う!900%見誤ったんですよ!」←すげーどーでもいい数値をすげー顔して言い直してる香川さん
そもそもこのシーン、ぜんぜん物語に必要ないはずなのにいちばんチカラが入ってますね。
そしてラストは、廃部したはずの青島野球部が、ジュディ・オングの野球部になってあっさり復活しているという超絶ファンタジーで終了しました。
凄まじいラストに感動(いろんな意味で)
こんな濃密なドラマがもう終わってしまうのは淋しいですが、このチームでの次回作が作られることを祈ります。
