デヴォンズゲート -32ページ目

デヴォンズゲート

映画をとことん冷めた目で見る男「デヴォン山岡」による、
独自の視点による映画感想文。

ひとことで言うと、すげーいいドラマ!

「セックスレス夫婦はどんどん不倫しなさい」という反社会的なストーリーで、性的欲求不満な夫婦連中を大いに刺激する素晴らしい内容でした。

裕福で家庭円満、カワイイ娘たちと立派な持ち家まである、幸せな奥様の吉瀬美智子さんの堂々たる不倫っぷりには感動してしまいます。

「不倫は家族安泰につながる」という、恐ろしく理にかなった持論を掲げ、男をとっかえひっかえしており、その中には伊藤英明なんかもいてとんでもないです。



↑不倫中の吉瀬さんはあからさまに怪しくてイヤラシイですね


そんなヤリマンの吉瀬さんを軽蔑しつつも、どんどんそのペースにハマっていってしまう上戸彩さん。

カワイイです。
しかも巨乳。

彼女もセックスレスでして、上戸彩と結婚していてセックスレスってのはもう完全に旦那が悪いので、セクシャルな魅力たっぷりの斎藤工さんと、どんどん不倫しまくって欲しいです。

このドラマ、ただの不倫推奨ドラマではなく、上戸さんの心の揺れを丁寧に描いているのですごく説得力があります。

彼女は重大な局面で何度も悩みます。

数々の選択肢の中で、彼女は正しい道を選ぼうと心がけてはいるんです。

でも、その瞬間の状況・環境がそれを許さない。
そのへんの葛藤の先に、斎藤工さんが現れるわけです。

すべてはタイミングなんですね。

不倫というより、もはやこれは「恋」のメカニズムです。

誰も彼女を責めることはできない。
なぜなら彼女の「不倫」は「恋」だからです。

このドラマに、そのへんの昼ドラみたいな過剰なドロドロはありません。

あるのはラブストーリーだけ。

ただ、このロマンチックさは上戸彩さんと斎藤工さんだからこそ成立するわけで、現実はそのへんの冴えない人妻とハゲオヤジなんかが不倫するから、一般的なイメージとして「不倫=不潔な行為」になってしまうわけですね。

キレイどころがやれば、どんなインモラルなこともキレイに見えるんだということを痛感しました。

で、このドラマのエンディングはなかなかすごいです。

男女がみんな裸になってペイントしているみたいなヴィジュアルに、一青窈によるキモチワルイ歌が流れるという、実はドラマの内容よりもここが一番下品な感じ。

とにかく、今後のさまざまな修羅場に期待です。

また感想書きます。
崩壊している家族が、「この地獄には底がないのか?」と思えるくらいにさらに崩壊していくこのドラマ。

「家族」なんてものは幻想でしかないと言わんばかりの悲惨すぎる展開なのに、この面白さは一体なんなのか?

それは、暴力・介護・貧乏などで悩む社会的弱者が生き延びられないこの世界で、「家族狩り」さんという存在こそが、地獄を救うたったひとつの救済者だからなのかもしれません。

さて、今回も各所で恐ろしいことがどんどん起こります。

もう誰もがゲームオーバー寸前まで追い込まれます。

松雪泰子さん家族は振り込め詐欺で家を失います。

遠藤憲一さん家族と水野美紀さんの親子は、出所した悪党の恨みのトラップにまんまとハマります。

伊藤淳史くんは邪悪な彼女に人生を振り回されてしまいます。

もはや逃げ道なしの地獄の片道切符状態のみなさん方。

唯一の希望は何か?

「家族狩り」さんなのです。

もう彼らが幸せになることなどほとんど不可能。

死んだほうがマシなのではないか?と思わせるほど辛い現実がそこにあるわけで、俺たち視聴者も彼らに希望なんてもっちゃいません。

せめて「家族狩り」さんが、ド派手にゴミ家族どもを狩ってくださることを祈るだけ。

ラストで、松雪泰子さんは言います。

どうせ現実が変わらないなら、ピリオドをうつしかないと。

伊藤淳史くんは、「それでも戦うべきだ!」と松雪さんの考えを否定します。

しかし、伊藤くんはその直後に、無残にも通りがかったヤンキー共に火あぶりにされてしまうのです。

戦うことなど無駄。
大きなチカラの前には、弱者は無力なのだという容赦ないメッセージとともに次週へつづく。

地獄はまだまだはじまったばかり。

コメディ担当の伊藤くんがまさかの被災で、今後ますますダークになっていくであろうこのドラマ。

緊張感&絶望感がハンパないっす。

また感想書きます。
水川あさみさん主演の刑事ドラマで、しかも共演者もすこぶる地味。

特殊能力を持つ捜査官でもなければ、変態やキチガイがでてくるわけでもないという、最近の他のドラマに比べたらインパクトがまるで足りない作品ですが、これが意外にも面白かったです。

一見地味なので、見る前からハードルが下がっていたのは確かですが、ストーリーが予想外によくできていました。

先ほども言ったとおり、水川あさみさん演じる主人公の女刑事は、ぜんぜん特徴がない普通のキャラクターで、特に情熱があるわけでもなく、得意分野があるわけでもなく、ボンヤリと仕事をこなしたりしている人です。

で、周囲の同僚たちも多少クセはあるものの、特に変な奴らでもないわけです。

もちろん劇中起こる殺人事件も、まあ普通の衝動的な人殺しだったりする。

それを普通に捜査していき、いろいろと事件の鍵を見つけていって普通に解決させます。

つまりサスペンスもスリルもカタルシスもほとんど無し。
いわゆる「刺激ゼロ」の展開。

それの何が面白いかというと、水川あさみさんのボンヤリ捜査が超面白い。

ボンヤリと仕事をして、ボンヤリと何かに気づいて、ボンヤリと上司に伝えるあさみさん。

で、上司の刑事が逮捕をすると。

容疑者の尋問でも、担当の刑事が尋問しているところに、ボンヤリとあさみさんがやってきて、ボンヤリと自供させてしまうという衝撃のボンヤリ解決。

あさみさんは自分の失恋のことで頭いっぱいなのに、事件の解決にボンヤリと貢献しまくっているのです。

このボンヤリ感が、今までの刑事ドラマに無い感じで楽しいわけです。

水川あさみさんはコメディ演技のセンスも抜群なので、ボンヤリ捜査という難しいアクションを見事にこなしています。

これはかなりすごいです。

1回だけ見てつまんなかったらやめようと思ってましたが、意外な掘り出し物でした。

これは来週も見ます。

で、また感想書きます。