デヴォンズゲート -25ページ目

デヴォンズゲート

映画をとことん冷めた目で見る男「デヴォン山岡」による、
独自の視点による映画感想文。

不倫の果ての逃避行。
まさに現実逃避の最たるものである「駆け落ち」状態となった上戸彩さんと斎藤工さんのカップル。

山奥のコテージで、ひとときの幸福な時間を過ごすわけですが、当然のようにこの幸福はほんの一瞬。
これ以上ないほど儚い時間です。

このときの2人の幸せそうなやりとりは本当に素敵でした。
世界を敵に回してもお互いを求め合うという、「恋愛」特有の心理的パワーに包まれています。

「いま、世界が終わってしまったらいい」などと上戸さんは心の中でつぶやきます。

俺も同様のことを思いました。
このまま世界が終わり、そのまま死ねたら、この2人はどんなに幸せだったろうかと。

下界では、上戸さんのマヌケな旦那さんと斎藤さんのおっかない本妻さんが、地獄の様相で2人の帰宅を待っております。

しかしながら、この2人はパートナーに愛想を尽かされただけあってマジでキツイです。

上戸さんの旦那は、ショックのあまりダメな部分が派手に露呈してしまって、もう救いようがない感じ。
斎藤さんの本妻は、やることなすこと性悪でドン引き必至。

最後には妊娠を匂わせて脅すという、典型的な性悪テクニックを駆使しまくっており、さすがの斎藤さんでもおそらく殺意が湧いていることでしょう。

とにかく、不倫カップルは離婚を望むんだけど、相手側は完全拒絶の構え。

これだから「結婚」なんていうシステムはめんどくせえんだよ。

結婚なんか、どっちかが別れたくなったらとっとと終わらせてOKなシステムにしないとダメだよマジで。

クソみたいな旦那や性格クソ悪い妻なんか、自分にとって障害でしかないんだからさ。

あ、ちょっと感情的になってしまいましたが、とにかく上戸さんと斎藤さんのお2人には幸せになる権利があります!

で、吉瀬美智子さんと北村一輝さんの不倫カップルのほうはというと、はっきり言って携帯を携帯してなさすぎ。

ちゃんと携帯してろと。

でも吉瀬さんちの子供たちは不憫すぎて見てられないので、戻ってあげて欲しいです。
子供に罪は無いんで。

次回はついに最終回ですが、これ収拾つくんでしょうか。
不安ですが、また感想書きます。
ヤバくもねえのにヤベーヤベー言ってる奴はよくいますけど、今回こそがこれぞ正真正銘のヤベー状態であるわけで、世の「ヤベー」が口癖の人たちは金輪際、オープニングの図書館での騒動以下の状況で軽々しく「ヤベー」なんて口走らないで欲しいです。

とにかくこのハタから見たら「ヤベーwwww」なんて、たぶん現場で写メなんか撮られてかなりの確率で「修羅場なう」なんてツイートされて、全国的に拡散されているであろう大惨事。

奥さんと不倫相手との女同士のバトルほど面白いものは無いわけです。

警察呼ばれて、奥さんにも責められて、為すすべもなくダンマリを決め込む斎藤工さんの心境は、もちろん「めんどくさいから黙っとこ」といった人間の社会生活における自衛本能ではないでしょうか。

今回、斎藤工さんはほとんどセリフなし。
始終思いつめた顔をして、たまにボソっとしゃべるだけという、まさに省エネ行動ともいうべき見事な自己防衛を見せております。

これが「どっちに転んでも大丈夫なように考え込んだ素振りを見せとく」という男性特有の奥義。

平たく言うと、女同士に戦わせて2人の体力・精神力を消耗させるという作戦です。

戦闘能力がズバ抜けて高い本妻の伊藤歩さんは、当然のように「本妻」という立場的な利を使った攻撃をして上戸彩さんを追い詰めます。

しかし、それが逆効果であることは一目瞭然。
怒りにまかせての攻撃は、ときに諸刃の剣となり、自分へとブーメランのように返ってくるのがセオリーとなっています。

結局、こういった修羅場においてもっとも必要なのは、体力の温存・冷静な分析なのかもしれません。

一方、上戸さんのほうはもう完全に離婚を決心していました。
これはね、しかたがないと思います。
ほとんど底が見えていた結婚生活なので、離婚してOK。

切り出そうとする上戸さんに対する旦那の態度(都合の悪いことは見なかったことにする感じ)がすごく不快だし、現実を見ない奴に未来は無いと思うので。

あと姑がすげーキモいし(ドラマ的には面白いし好きな女優さんです)

お互いに結婚相手にうんざりして、公園で再会する流れはすごく自然で良かった。

斉藤さんと上戸さんのカップルは幸せになって欲しいなと思いました。伊藤歩さんがいる限り無理だろうけど。

吉瀬美智子さんと北村一輝さんとの関係については、特に何も言うことはないです。

個人的には、吉瀬さんよりも元妻の高橋かおりのほうが、なんか「日常の疲れ」がにじみ出ていて人妻のセクシーさが漂っているなと感じました。

とにかく、ひととおりのバトルを終えたこの3組のカップル。

あとは終結に向けて落下していくだけですが、誰かひとりでも希望が持てる終わり方をして欲しいですね。

また感想書きます。
「家族狩り」さんの凶行を止めようとする松雪泰子さんと伊藤淳史くんですが、拘束された2人にできることは言葉を使った説得のみ。

ここで伊藤淳史くんが、「家族の消滅」に取り憑かれた女子高生に向かって涙で訴えます。

「人生はこれからだ」と。

正義感の強い人間ならではのキレイ事に満ちた説教。

俺なんかは圧倒的に「家族狩り」さん側の人間なので、伊藤くんの訴えなど鼻で笑ってしまいますが、世間的・社会的にはこっちが正しい意見なので、あっさりと女子高生は前向きな気持ちを取り戻してしまいます。

結果、そこへ遠藤憲一さん方が助けに入り、まさかの死人ゼロで事件は終結。

逃げようとした「家族狩り」さんに向けて、思い切って発砲する遠藤さんが素敵。

着弾シーンの特殊効果が超良かった。
こういう細かいところで凝った演出する感じが好感度大です。

で、まあ事件解決とともに、主要人物のみなさん方のプライベートも落ち着いていきます。

拍子抜けするくらいに、どの家族も笑顔を取り戻すカタチになって、あれ?今までのカオスが極端にハッピーエンドに向かっていくぞ?という違和感は隠せません。

痴呆症だった松雪さんのお父様も、なんか妙に頼れる痴呆症みたいにレベルアップしてるし、お母様のガンもいつのまにか治っているし。

いちばん驚いたのは、最後に何かやらかすはずと踏んでいた山口紗弥加さんが、普通に「空気を読む女」に変わっていたことです。

なんだったんだよあのときの恐怖演技は!などとお茶の間でツッコミをいれた人も多いでしょうね。

とにかく、まさかのハッピーエンドに、俺なんかは素直に「めでたし、めでたし」なんて口走ることができませんでした。

そんな視聴者の期待に応えて、ラストではちゃんと「家族狩り」さんが生きて高貴なるそのお仕事を続けておられることを示唆してくださったので、ちょっとひと安心。

ゴミ家族はどんどん送って差し上げてください。家族狩りさんに幸あれ!

って気持ちでこのドラマの感想を終えたいと思います。

パート2ができたらまた感想書きます。