メッセージもない
アカウントごと消したのか
ショックは受けたものの、在明は大きく動じる事はなかった
どんな形であれまたいつか会える
そんな希望的観測を持っていたからである
またいつか病状の回復した彼女からフォローしてくるのではないかとさえ思っていた
「本気で望み続けていれば、願いは現実になる」
どこかのネズミ講だか宗教のような嘘みたいな話だが、在明は人生においてそんな経験を確かに何度も実感していた
例えば
①好きだった女の子と再会できた
②好きな音楽で大きなステージに立てた
③CDを作れた
②好きな音楽で大きなステージに立てた
③CDを作れた
もちろん願った状況そのままではない
①再開した女の子はタイプじゃなかった
②大きなステージに立っても客はいない
③CDはメジャー流通していない
だが、在明は都合の良い解釈をしたかった
そうしなければ心の安定を図れなかったのかもしれない
そしてまた在明はひとり冴えない日常に戻る事となった
〜続く〜