在明の空 第5話 在明と喪失 | 燎平のミラクルな日常

燎平のミラクルな日常

燎平が日々引き起こすミラクルを余すことなく綴った日記になります。

やはりヤツもこちらを意識していたか


「ふざけやがって」


表面は無害な人間を気取っておいて、しっかりと彼女を狙い、ライバルである在明を露骨にもブロックしたMに対し、在明は驚きと怒り、そして人間の醜さのようなものを感じた


「そっちがそう来るなら、こちらもブロックするまで」


在明もまた、Mをブロックした


彼女は、在明が時折話しかける度に喜びを示してくれるようになった


「久しぶりにお話できて嬉しかったです。今夜はグッスリ眠れそうです」


「在明さんが行った◯◯展、私も行ってみました」

「在明さんとお話すると心が楽になります。それってすごい!カウンセラーとか向いてそう!」


「在明さん最近忙しそうですね」


「約束ですよー」


「」


それらの言葉の裏にある彼女の意図を知りながら、在明は彼女から以前より距離を取り続けた


それは積極的にでは無いにしろMなんかと話す彼女への当てつけでもあったのだろう


そしてついにその時が訪れた




〜続く〜