第7話 夢 | つばさの小説ぶろぐ★

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小説を載せていきたいと思います。
まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします!
そして読んでくださる皆様!感謝でいっぱいです!

 …。

「し…お……」

誰?
私を呼んでるの?

まわりが白いようなスモークがかった空気に包まれてる。
声のする方に歩いていくと、彼がいた。
にこって微笑んでそこにいた。
彼は全く動かない。

「けん…ご…くん…?」

私が声をかけてもびくともしない。

すると突然、声が聞こえた。

「ついに夢で俺を見るようになったかぁ…。」

そう言ってバカにしたように、口角をあげた。

「し…しょうがないでしょ。好き…なんだから!」

緊張してるけど、同時に不安にもなった。
だって、おかしい。
確かにけんごくんの声がした。
それは、心のなかに直接入ってくるような声。
ただ、目の前のけんごくんの唇は…
笑うときしか動かない。
でも、夢っていう世界だからかもしれない。

そう思おうとしたとき…。

「じゃ、俺のことが好きになっちゃった詩織に、ちょっと大事な話ね。」

なんか…嫌な予感がした。
彼が消えてしまいそうな。

私たちは真っ白な世界のなか背中合わせで座った。
ふれ合ってる背中が温かくて心地いい。

「俺ね、人じゃないんだよね。」

突然頭のなかに響いた声は、おかしなことを話し出す。
それを黙ってききつづける。

「分かりやすく言っちゃうと、堕天使ってやつなんだけど…」

「ははっ」何て笑ってる彼は、何か寂しそうで。

「天国で詩織のことずっと見てて、惚れちゃって…」

話してることは変だし、ちょっと聞き流してる感もあるけど
私はなにも言わずに静かに聞いていた。

「で、神様に黙ってこの姿で降りてきて…まぁ、見つかっちゃったんだよね。」

…つまり…?

「俺、帰らなくちゃ。」

…かえ…る…?

「ま…待ってよ!よくわかんな…」

最後まで言うのを待たずに!彼は雪のように消えた。

何で黙って消えるのよ…。



その時、フッと目が覚めた。

「けん…ご…く…。」

どうしよう!

会いに行かないと…

今日は土曜日。

私はパジャマのままで、スリッパを履いて家を飛び出した。