第5話 「かなわない想い」 | つばさの小説ぶろぐ★

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小説を載せていきたいと思います。
まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします!
そして読んでくださる皆様!感謝でいっぱいです!

 

 俺は、西野剣吾。

 高校1年。15歳。

 

 …全部嘘。

 俺は隠し事をしている。

 絶対にバレてはいけない。

 …え?

 お前らにだって教えないよ。

  

 …いつか、教えられる時が来たら。

 その時は教えてやろうかな。



 4日前、俺のクラスメイトの母親が、なくなった。

 クラスメイトの名前は、詩織。

 詩織には悪いけど、俺はあいつの母親を知っている。

 ふっ…。

 悪いがこれも、教えられない。

 

 詩織は今日、学校に来るのだろうか。

 昨日は葬式だったから…今日は来ないんだろうな…。

 

 そんな思いで詩織の家に電話して見た。

 昨日もしたけど、迷惑なんて思わない。

 

 …ガチャ

 『もしもし…。』

 「詩織…?俺、剣吾…だけど。」

 あれ…?

 なんか普通そう。

 『何?今日は学校で会えるし、準備しないとだし…。

 用事がないのならまたあとで…。』

 

 学校来るのかよ!?

 

 「おま…学校来れるのかよ…!」


 『…いつまでもうじうじしてらんないじゃない。じゃぁ、また後でね。』

 

 「あ、ちょっ…」ガチャ


 

 おいおい…。

 あいつ、来ても大丈夫なのかよ。

 

 

 詩織は本当に学校に来た。

 それも、笑顔で。


 「剣吾くん、あのね…。昨日はありがとう…。」


 みんなに聞こえないように、こっそり言ってきた。


 「剣吾くんがああいってくれたおかげで…大丈夫だって思えたから…」


 そこまで言って、詩織は友達のところに行ってしまった。



 そして、入れ替わったように、俺の親友が来た。

 蒼汰だ。

 この高校での唯一の男友達で、詩織の幼馴染。

 そんでもって…どうも詩織のことが好きみたいだ。

 俺は…こいつが羨ましい。

 「…いいな。お前」

 「はぁ?」

 やべぇ。

 つい、言っちまった。

 もういっそこいつには…少し教えてやるか。

 「いや、バレバレだし。お前、詩織が好きなんだろ?」

 「…なんで知ってんだよぉ。」

 …ふつーわかるって。

 「俺は多分、恋愛なんてできねーから。お前は幸せだよ…。」


 そう。俺は恋愛なんてしちゃいけない。

 もしも俺が…そんなことをしたら…。

 

 俺の気持ちは絶対に届かなくなるから。


 そんなことを考えているあいだに、詩織が俺に関する

 とんでもない噂を聞いているなんて…。

 

 


 「ねぇねぇ、しおりー。」「ん?」


 「ねぇ、知ってた?あんたのとなりの剣吾くん。」

 

 「なによー。」


 「愛海ちゃんと、付き合ってるんだってー。」

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