ご来訪ありがとうございます。
👆前回。
今回は、秋田県の稲とアガベです。
なんというか、滅茶苦茶チャレンジャーな
酒蔵です。
呑むのは今回が初ですが、
このお酒も「水酛」と言う
聞きなれない製法。
「生酛」と言うと、昔ながらの製法で、
酒母、つまり蒸した米と水に麹、酵母、乳酸菌を
加えた物を作る際に、人工的に培養された乳酸菌を
添加するのではなく、蔵などに自生する乳酸菌を
利用する製法の一つです。
「水酛」と言うのは、ここに使う仕込み水が
普通の「生酛」と違い、蒸した米、と生米を
浸して乳酸発酵させた水を利用すると言うこと
らしいです。
室町時代の製法とのことで、
ロマンはありますね。
もう、いかにもドブロクです。
裏ラベルはコチラ。
酒米は秋田県産の改良信交、
精米歩合は驚きの92%です。
この精米歩合と言うのは、
玄米の状態から何%残したかと言うことなので、
ほぼ普通の精白米と同レベル(所謂削っていない白米)と
言うことになります。
吟醸と名乗れる酒が60%精米、
本醸造を名乗れるお酒が70%精米であることを
考えると、とてつもなく低い精米歩合です。
なので品名も「その他の醸造酒」(笑)
アルコール度数は14度と標準よりやや低め。
では、レッツテイスティング。
当然ですが(?)、最初から混ぜるようなことはせず、
上澄み、混ぜた状態、最後に澱と呑んでいきます。
本来、上澄み→混ぜた状態で済ませることが多いのですが、
混ぜても澱が残りまくって、澱の状態で呑んでいます。
外見:黄色、上澄みは透明、澱は綺麗な乳白色。
香り:生酛に通じる所があります。
フレッシュかつ、ヨーグルト系の乳酸系を感じる香り。
味:ビールのような感じではないにせよ炭酸感強め。
甘味と酸味はやはりヨーグルト系のそれ。
澱が混じる事で、甘酒の要素とほろ苦感が加わる。
アルコールドスはやや低いはずだが、フィニッシュの
辛味はしっかり残る。
総評:アルコール度数は低いはずだが、パワフル。
良い意味で低精白の味が出ている。
4日後、再度呑んだ際にも、炭酸感が残る。
澱がメインとなり、重さはあるが、甘すぎない。
ただ、甘酒の米粒感がしっかり残る。
普段呑まない低精白のお酒、
それも取り立てて低精白のお酒です。
普段呑んでいるお酒が、丁寧に磨いて手を掛けたお酒なら、
このお酒は敢えて磨かず、丁寧に手を掛けたお酒。
非常に新鮮で楽しめました。
ここの酒蔵は、他にも面白いお酒を造っており、
これからも色々チャレンジしてもらいたいものです。
美味しかった
!!


