彼女は恐怖している心を隠した。
弟に心配をさせないために。
震え出しそうな体をその気丈な心で押さえ込み、護るべきは遺された弟なのだと・・・。
平静を装っていても恐怖心が消えたわけではない。
弟への必要以上な干渉は二人の日常に亀裂をうむ。
「なんなんだよ?最近の姉ちゃん、おかしいよ!!」
そう投げ捨て弟は家を飛び出していった。
不安な気持ちが招いたのは最悪の選択。
連絡すらとれない弟の行方を警察からの電話で知らされる。
数人の仲間たちとおこしたのは傷害事件。身柄の引き受けの要請電話だった。
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