なぜIELTSが英語学習に効く!のか その2 | カナダ・トロントの少人数語学学校DEVELOPからの英語Tips

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Kumikoです

IELTS(アイエルツ)という試験はスピーキングとライティングという二つのアウトプットのテストを含んでおり、この二つは日本人が苦手とされています。

なぜ日本人はスピーキングとライティングが苦手なのか?
(スピーキングが苦手!と認識している人は多いですが、実はライティングも苦手な人は多いんですよ)

それには色々な理由がありますが、一つとして、
自分の意見をもっていない。
というのがあると思います。

これはこのブログでもたくさん書いてきましたが。
たとえば下記のような質問をされて日本語でパッと答えられるでしょうか。

都会に住むのと田舎に住むのではどちらがいいですか?その理由は?
日本で最も有名な「お祭り」はどんなものですか?その詳細は?
あなたの出身地(市町村)ではどのような環境問題を抱えていますか?その対策は?
日本ではお年寄りは大事にされていますか?具体例は?

これらの質問はIELTSのスピーキングテストでよくされる質問のほんの一部です。
パッと答えられる人は、現在の英語レベルに関係なく、英語で話す素質があると言えます。
これらの質問は、特に専門知識を必要とするものではなく、自分の身の回りに起こることがメインです。それにもかかわらず、
「考えたことないな~」「知らないし」「人によるんじゃない?」「どっちでもいいし」
という意見がパッと浮かんでくる人も多いと思います。
英語は、議論の性質を備えた言語です。相手にわかりやすく伝える言葉や説得する言葉がとても豊富です。それに比べて、日本語や日本文化ではできるだけ他者と上手くやっていくことが求められるので、議論に勝つことが必ずしも美徳ではありません。そのせいか、カナダや他の国に行き、(英語で)意見を求められると戸惑う方が多いようです。「そんなの、日本語でも説明するのムリ!」と。

しかし、IELTSではそうはいきません。
「考えたことありません」「人によると思います」
というような答えは、自ら点数を放棄するようなものです。
なので、何か考えなければいけません。

もちろん、IELTSは英語の試験ですので、内容自体は適当にでっち上げてもいいわけですが、実際に知っていることであれば例もすらっと出てきますし、信憑性・説得力が増します。これは点数を上げることにも繫がります。


そのため、IELTSの受験を考えている方の有効な勉強方法として、新聞やTVなどのメディアに触れて、意見を持つ訓練をすることが挙げられます。
DEVELOPのIELTSコースでも、リーディングログを毎日記録していただき、毎日何らかの記事を読んで概要をまとめ、意見を書くという訓練をします。また、クラスメートが発表したことに対しても、疑問を持ち何らかの質問をしたり、コメントをしたり、時には批判・批評をしたりということが義務付けられます。これは、他者と上手くやっていきたい日本人にとっては苦痛ですが(私も気持ちはよくわかります)、だんだん慣れてきます。はじめは「??何を言えばいいのか??」という顔をしていたり、とにかく褒めるばかり、というような方も、レッスンを経ていくにつれて、ロジカルなコメントができるようになってきます。

そして、この訓練は実際の英会話にも有効です。
英会話においては、スピーキング能力(英語を口から発する能力)に加えて、「会話術」が必要になってくるわけですが、これもなかなか難しいものです。たとえば上記のような質問をされる機会は、海外にでると、必ずめぐってきます。
「日本では失業率はどれくらいなの?どんな仕事をしている人が多いの?」
というような質問に対して
「う~ん、考えたこともないです」
と答えたら、し~ん。会話終了です。
海外に出てきた以上、やっぱりこれは悲しいですよね。

IELTSのスピーキングテスト対策は、実際の英会話にも有効です!
DEVELOPのIELTSコース 6月3日開始