Kumikoです
誰かと会話するときって、もちろんその内容に意識が言ってしまうので、声のトーンまで意識して聞いていないのが普通だと思うのですが、たまに、日本人のグループが英語で話している声が遠くで聞こえてくると、
英語らしく聞こえる声
いかにも日本人が話している!とわかる声
というのがなんとなく区別できます。
その理由のひとつは、声の高さ・低さだと思うんですね。
特に女性に言えることなんですが。
日本では、「かわいい」というのが女性として重要な要素というのが強く根付いているせいか、
日本人女性は大人(20歳、30歳以上)でも高い声で話す人が多いと思います。
これはもう無意識のレベルだと思うんですけどね。
でも、カナダでは、低い声ほど知的であり、「知的であること」は大人の魅力的な女性として必須の条件とされているので、20代、30代になると低い声の女性が多いです。特にニュースキャスターの女性などは「知的であること」を強調する必要があるからか、すごく低い声の人が多いのですが、一般の女性もそれに近いくらいの声の人が多いです。
ハスキーボイスというほどではないんですけどね。例えて言うなら、ポメラニアンの子犬と中型の大人犬という感じ?
カナダでは、あまり高い声だと、髪の毛がブロンドなのと同じで「知性が無いように見える」ということでバカにされたり嘲笑の対象になるようです。
カナダにしばらく住んでから日本へ里帰りしたときに、ニュース番組の女性キャスターがすごく高い声なのに違和感を覚えました。日本に住んでいたときはそんなことは無かったのですが、やはり低い声の人たちに囲まれていたからでしょうね。
また、自分自身の声もいつのまにか低くなっていたようで、周りの日本人に「なんか話し方が冷たくなった」と言われたり、「声が低くなった」と気づいた人も居ました。
これにはちょっと驚きました。
でも、遠くから(話の内容がわからない状態で聞いていて)低い声のほうが英語らしく聞こえる、というのは本当にあります。
あなたがもし女性なら、英語を話すときは意識して少しだけ声を低くしてみてください。
相手に与える印象がぜんぜん違ってくると思いますよ!
カナダのトロントにある少人数制語学学校
DEVELOP Language Institute
翻訳家養成コース