無くならない黒いお金のやり取り | 悠々、のんびり

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全国最年少の29才の市長が受託収賄で逮捕された。

金額は30万円だという。

わずかな金額であろうと、多額であろうと全く関係ない。

またもらうかもしれないし、他にもあるかもしれないし、今度はもっとうまく受け取るかもしれない。

贈賄側が現金を封筒に入れて渡したと言っているのだから、言い訳はできないだろう。

市民は、若い市長に期待していただろう。

しかし、この市長はあらゆる意味で経験不足だった。

一般にこの年代の若者は、いろんな意味で経験を積み勉強をする年代だ。人の上に立つのはギャンブルのようなものだ。

こんな市長を選んだのは市民であるが。



思い出すことがある。

親戚の叔父が、県庁の部長などの職にあったが、やはりいろんな依頼を受けることが多い。

中には、たとえ菓子箱にせよ中に現金が入っていることがあるそうだ。

だから、叔父は一切受け取りを拒否し、郵送で送ってきた場合などそのまま送り返していたそうだ。

また、黒塗りの車を通勤で使ってもよかったのだが、一切使わず不便な場所からバスで通っていた。

それくらい徹底してやらないと、逮捕された若い市長のようなことが起こってしまう。



ケースは違うがこんなことも。

例え、民間企業であっても会社のお金と自分のお金は完全に分ける必要がある。

ある会社でも、先代社長が会社のお金を私的に使っていた。

そしてそれを繰り返すうちに、会社のB/Sがとんでもないことになった。

社長勘定が、不良資産となって隠しようが無くなっていった。

創業社長であっても、やってはならないことがある。

貸付金、未収金、仮払金、等あってはならない勘定の残高が大きい。

だから、不良資産の解消を真っ先に手を付けた。

それをしないと銀行から信用されない状況にあった。

だから、不良資産を解消した時に銀行から、「やっとまともな会社になった」と評価された。



私は、鉛筆1本、切手1枚、ノート1冊、どんなものも会社のものは使わず、自分で調達した。

そこまでしなくてもと言うが、そこまで徹底して会社と個人の分離が出来る。

無駄なタクシーや、食事の経費出費もそうだ。

自分が食べる分は自分が払うという意識が必要だ。



それにしても、贈収賄など悪いことだとわかりきっているのになぜ無くならないのだろう。

まず、政治家や公務員はそのような事に関わった場合、即辞職するという誓約書でも書かせた方がイイだろう。