※改修前のデータです。
(改修されたのは芝ダート両方の路盤)
外回り。
向正面、真ん中よりも3コーナー寄りの坂の下からスタート。
スタートから最初のカーブまで208mしかない。
コーナーは6回。
スタート後すぐに高低差4.3mの上り坂→下り坂。
1周目のスタンド前から1-2コーナーは平坦。
向正面に入り二度目の坂を越える。
最後の直線
Aコース 403.7m
BCDコース 398.7m
秋に菊花賞(G1)、冬に万葉ステークス(4歳以上オープン)が行われるコース。その他の番組はない。
▽ラップタイム
菊花賞
G1 3歳オープン 馬齢
2019年
3:06.1 良 18頭
12.9 - 12.4 - 12.3 - 12.6 - 12.2 - 12.2 - 12.7 - 12.7 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.7 (37.2-34.2 S)
1着5ワールドプレミア 57武豊 7-6-8-6 35.8
2着14サトノルークス 57福永 10-11-12-7 35.7
3着13ヴェロックス 57川田 4-4-4-4 36.2
2018年
3:06.1 良 18頭
12.8 - 11.9 - 12.5 - 12.9 - 12.6 - 12.4 - 13.3 - 13.0 - 12.8 - 12.7 - 12.8 - 12.2 - 12.2 - 10.7 - 11.3 (37.2-34.2 S)
1着12フィエールマン 57ルメール 7-7-5-6 33.9
2着9エタリオウ 57デムーロ 10-9-8-6 33.9
3着7ユーキャンスマイル 57武豊 9-9-10-10 33.9
2017年
3:18.9 不良 18頭
13.2 - 12.6 - 12.0 - 13.1 - 13.2 - 13.5 - 14.5 - 14.3 - 13.5 - 13.0 - 13.1 - 12.9 - 13.4 - 12.7 - 13.9 (37.8-40.0 M)
1着13キセキ 57デムーロ 14-14-12-7 39.6
2着4クリンチャー 57藤岡佑 11-11-7-2 40.2
3着14ポポカテペトル 57和田 9-7-7-3 40.1
レコードタイム
菊花賞 2014年
3:01.0 良 18頭
13.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.6 (37.0-34.9 S)
1着2トーホウジャッカル 57酒井学 5-5-5-2 34.5
2着4サウンズオブアース 57蛯名 10-10-8-4 34.4
3着10ゴールドアクター 57吉田隼 5-5-7-6 35.0
万葉ステークス
4歳以上オープン ハンデ
2020年
3:08.7 良 15頭
13.5 - 12.6 - 12.6 - 12.9 - 12.2 - 12.4 - 13.2 - 13.2 - 12.5 - 12.6 - 12.7 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 12.3 (38.7-36.2 S)
1着15タガノディアマンテ 53川田 15-15-9-4 35.8
2着5タイセイモナーク 51吉田隼 9-8-7-4 36.5
3着3レノヴァール 54四位 7-8-13-14 36.0
2019年
3:10.3 良 15頭
13.2 - 12.5 - 11.8 - 12.0 - 12.1 - 13.2 - 13.9 - 13.4 - 14.1 - 14.2 - 13.2 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 12.1 (37.5-35.1 M)
1着2ヴォージュ 55和田 1-1-1-1 35.1
2着6ユーキャンスマイル 53武豊 5-5-4-4 34.8
3着4グローブシアター 54浜中 2-2-4-4 34.8
2018年
3:07.0 良 9頭
12.9 - 11.8 - 12.0 - 12.9 - 12.2 - 12.7 - 13.3 - 13.4 - 13.0 - 13.2 - 12.3 - 11.5 - 11.6 - 11.9 - 12.3 (36.7-35.8 S)
1着6トミケンスラーヴァ 52秋山 2-2-1-2 35.8
2着7リッジマン 52古川 6-6-6-3 35.5
3着2プロレタリアト 51杉原 4-4-4-3 35.9
スタートからゆっくり。
すぐに上り坂だし、208mでカーブだし、先は長いので慌てない。
ただ、騎手は位置取りが大変そう。
最初のカーブまでの上り坂208mの間に取れた位置のまま、坂の下りに差し掛かる馬が多いといった感じ。
ここは内枠の先行~好位差しの馬のほうが、やりやすそうにも見える。内ラチのほうにスッと入れるので。
思うような位置ではなかった時には、坂を下ってから
つまり正面スタンド前に入って最初のゴール板を通過する手前くらいの時に、例えば少し前に出てみたり、位置を変えてみる騎手もいる。
中盤は良馬場の時に菊花賞と万葉Sで違いが出る。
6~10F 比較
菊花賞
良馬場
12.2 - 12.7 - 12.7 - 12.5 - 12.8 -
12.4 - 13.3 - 13.0 - 12.8 - 12.7 -
11.7 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.4 -
不良馬場
13.5 - 14.5 - 14.3 - 13.5 - 13.0 -
万葉ステークス
12.4 - 13.2 - 13.2 - 12.5 - 12.6 -
13.2 - 13.9 - 13.4 - 14.1 - 14.2 -
12.7 - 13.3 - 13.4 - 13.0 - 13.2 -
息をしっかり入れるケースと、ある程度流れて行くケースがある。
万葉Sではどちらの展開も見られるものの、
菊花賞の良馬場では基本的に流れていく展開で、中盤思い切り緩めるといったケースが少ない。
この違いが上位脚質の違いにも繋がりやすい。
中盤でスピードを大きく緩める時は、前の馬にとって脚を残す競馬がしやすい。
逃げ切ったり、先行馬もいい脚を使えたり。
こっちのほうは長距離らしいレース内容で、息を入れてからヨーイドンの展開になることも多い。
菊花賞(良馬場)のように中盤も締まったペースで流れる場合は、最後は力勝負になりやすいという感じ。
差しも届きやすいしどちらかというと中距離っぽい展開。
有馬記念とかもこちらの展開が中心。
昔の人は、「菊花賞は強い馬が勝つ」と言ってた。
「皐月賞は速い馬、ダービーは運のいい馬が勝つ」とも。
現代でも競馬好きなら知らない人はいないくらい有名な言葉の一つだと思う。
皐月賞に関しては、速いだけで勝てるかどうかは甚だ疑問だけど(成長の早さを含むのかな?)
ダービーは展開や、場合によっては馬場も味方にしなければ勝つのは難しい。
菊花賞は強い馬が勝っているケースがとても多い。
その世代で一番強い馬や、
その日一番強い競馬をした馬。
将来、更に強くなる馬も勝っているんだよね。
ということで、「その世代で一番強い馬」の一例を。
(話の方向が変わってきた)
菊花賞2005
3:04.6 良
13.0 - 11.6 - 11.7 - 12.2 - 12.7 - 13.0 - 13.5 - 12.6 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.1 - 11.6 (36.3-35.7 M)
1着7ディープインパクト 7-7-7-7 33.3
2着6アドマイヤジャパン 2-2-2-2 35.5
3着4ローゼンクロイツ 4-4-4-3 34.8
残り1600mと1400mで何と2段階加速。あとはラストまでいかに粘るかの勝負に見えるんだけど、1頭だけ次元の違う馬が残り200mから更にもう一回加速した。
菊花賞1994
3:04.6 稍重〔R〕
13.5 - 11.2 - 11.7 - 12.2 - 12.6 - 12.0 - 12.3 - 12.1 - 12.3 - 12.8 - 12.8 - 12.6 - 12.7 - 11.9 - 11.9 (36.4-36.5 M)
1着4ナリタブライアン 7-7-6-6 34.3
2着12ヤシマソブリン 6-6-6-3 35.6
3着8エアダブリン 12-12-10-8 35.2
稍重で中盤12秒台前半、息のつけないサバイバルレースで圧勝。
1995年
3:04.4 良〔R〕
13.6 - 11.3 - 11.9 - 12.2 - 11.9 - 12.4 - 13.2 - 12.2 - 13.0 - 12.6 - 12.3 - 11.9 - 11.9 - 11.7 - 12.3 (36.8-35.9 M)
1着10マヤノトップガン 4-4-2-1 35.9
2着17トウカイパレス 13-10-9-11 35.6
3着15ホッカイルソー 14-14-13-13 35.7
中盤の乱ペースがエグい。これ、先行壊滅の流れなのでは‥‥
上に記載した馬以外にも、現実かゲームか分からなくなるような勝ち方をしている馬が多いので
京都芝3000mは「強い馬は強い」を地でいくようなコースなのかな?と思わざるを得ない。
ただ、「荒れる時は荒れる」けどね。
ラストは京都なので3コーナーの坂(2周目)を利用して位置を上げていく馬もいるし、他馬が動き出してから合わせて動いていく馬もいる。
菊花賞でラスト3Fで加速する瞬発力勝負というケースは、あっても稀かも知れない。
なのでラストはいい脚を長く使えるほうが良い。
▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載無しはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ミスプロ系
ナスルーラ系
エクリプス系
「父×母の父」で記載
菊花賞 (過去5年)
2019年
1着 ディープインパクト × Acatenango(ハンプトン系)
2着 ディープインパクト × サドラーズウェルズ
3着 ジャスタウェイ × Monsun(ブランドフォード系)
2018年
1着 ディープインパクト × Green Tune
2着 ステイゴールド × Cuctus Ridge(ストームキャット系)
3着 キングカメハメハ × ダンスインザダーク
2017年
1着 ルーラーシップ × ディープインパクト
2着 ディープスカイ × ブライアンズタイム(ロベルト系)
3着 ディープインパクト × Mr.Greeley
2016年
1着 ディープインパクト × Orpen(ダンジグ系)
2着 ステイゴールド × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
3着 キングカメハメハ × サンデーサイレンス
2015年
1着 ブラックタイド × サクラバクシンオー(プリンスリーギフト系)
2着 ディープインパクト × ストームキャット(ストームバード系)
3着 ゼンノロブロイ × エルコンドルパサー
万葉ステークス
2020年
1着 オルフェーヴル × キングカメハメハ
2着 ルーラーシップ × ゼンノロブロイ
3着 ハーツクライ × Roy
2019年
1着 ナカヤマフェスタ × タニノギムレット(ロベルト系)
2着 キングカメハメハ × ダンスインザダーク
3着 キングカメハメハ × スペシャルウィーク
2018年
1着 タイキシャトル(Halo系) × デヒア(ヴァイスリージェント系)
2着 スウェプトオーヴァーボード × Caerleon(ニジンスキー系)
3着 ハーツクライ × キングカメハメハ
▽向いているかも知れない血統
・サンデーサイレンス系 × ミスプロ系
・キングカメハメハ × サンデーサイレンス系
・ディープインパクト × ノーザンダンサー系
▽まとめ
・外回り。コーナー6回。
・スタートからいきなり上り坂。最初のカーブまで208mしかないので、慎重にスタートして坂を上りながらジワッと位置取りしている感じ。
・上り坂スタートにしては慎重なので、内側の馬のほうが進出しやすそう。
・坂を上り切ってすぐに下り坂になる。一周目のスタンド前直線に入ってから前に出てみたりと位置を変更する馬もいる。
・スタンド前直線から向正面の途中までは平坦。向正面の途中から2度目の坂越え。最後の直線はAコース403.7m、BCDコース398.7m。
・中盤は
(1)長く息を入れるマラソンレースのような展開
(2)短く息を入れる展開
(3)速めの時計で流れる展開
がある。
・万葉ステークスはハンデの利も生かせる時がありそう。個人的なイメージだけど、軽ハンデで展開も向いていた馬がしっかり掲示板に載っているんだなぁと思った事が何度かある。
・菊花賞は良馬場では(2)か(3)が多く、この場合は基本的に差し有利なんだけど、抜けた力のある馬が一番有利かな。
・4コーナーまでに射程圏に位置を上げている馬の連対が多い。
・上がり上位は、どの位置から最速が出るかによるけど、持続性を伴った最速なら成績は悪く無さそう。
・有利そうに見える馬
菊花賞 →芝1800~2400mで、中盤締まった展開(流れる展開)で強い競馬をした実績馬。折り合いは大事。
万葉S →(一目見た感じでは)芝2600m、または京都芝2400mの経験馬。
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