闇
闇もまた私たちの本性だ
闇、それは故郷でもある
闇は、私たちを滋養し、満たしてくれる
闇にくつろげないのは、たくさんの感情や思いを溜め込んでしまったからだ
それが、宇宙空間に漂う無数のゴミのようになり
闇にくつろぐことを妨げている
感じることを避け、無意識に抑え込んでしまった
恐怖・不安・恐れ・怒り・悲しみ・無力感・・・
表現されず、満たされなかった数々の思い
闇を感じそうになると、それらが一気に溢れ出す
だから、闇にくつろぐことができず、闇を恐れ、闇を避ける
しかし、闇を避けることで、真にくつろぎ真に滋養されることがない
闇にくつろぎ、闇に滋養されるためには、
闇に押し込んだ無数のゴミに向き合わなくてはならない
それは、狂気の沙汰のように思える
しかし、それ以外に道はない
無数のゴミに向き合い、受け入れることで、
更に深く闇の中に溶け込むことができる
すると、闇がすべてを受け入れ、
すべてを浄化してくれる
そして、闇が滋養してくれる
必要なのは、覚悟を決め、飛び込むことだけだ
闇にくつろいだなら、浄化され、滋養され、再び光が輝き出す
闇と光
それは対立するものではない
闇と光
それは、夜と昼のようなものだ
闇と光
それは、吐く息と吸う息のようなものだ
それは、互いに補いあい、高めあう