今回は大韓航空にて下記の日程で、中国・瀋陽に行ってきました。
往路
2017/11/22 19:55 羽田空港発
2017/11/22 22:25 金浦国際空港着
2017/11/23 08:50 仁川国際空港発
2017/11/23 09:45 瀋陽桃仙国際空港着
復路
2017/11/26 11:15 瀋陽桃仙国際空港発
2017/11/26 14:15 仁川国際空港着
2017/11/26 17:20 仁川国際空港発
2017/11/26 19:40 成田空港着
料金は全てひっくるめて、33500円でした(HISさん利用)。
市内へはバスで小一時間。
バス料金は15.50元(帰りは17元でした)、2017年11月22日現在1元=18.77円だったので約290円。
ちなみにバスや列車のチケットを買う時には、パスポートを提示する必要があります。
瀋陽は旧満州の中心都市で当時は奉天と言い、今でもたくさんの日本時代の建物が残っています。
戦前の日本時代の建物ってレトロモダンですごく雰囲気がありますよね。
旧奉天駅、現在は瀋陽駅旧駅舎で、後ろのでかいのが新駅舎です。
ちなみに東京駅を設計した方の生徒さんによって設計された為、この旧奉天駅は東京駅に似ているということです。
旧満鉄奉天共同事務所、現在はホテルになっています。
駅から放射状に延びる通りの一つ、旧浪速通り(中山路)を進むと、
旧奉天郵便局があります。現在も郵便局として使われています。
さらに歩くと、中山広場というロータリーに達します。
そのロータリーの真ん中に建てられた毛沢東像。
このロータリー広場も日本の都市計画に基づいて作られたもので、それに面して旧奉天ヤマトホテル(遼寧賓館)があります。
さらに中山路を進むと、日本時代の民間建築が残っています。
これらの建物が日本時代の物であるということが中国語で書かれたレリーフ。
こういうことを隠さずにちゃんと書くところは、中国は韓国とは違うなぁと思います。
こちらは駅から延びる旧千代田通り(中華路)にある日本の銀行だった建物。現在も銀行として使われています。
以下の三つの画像は、路上市場です。
さすがに栄えた中心部から外れたエリアでやってました。
この廃墟な建物も日本時代のものなんじゃないかと思いますが・・・
画像からは伝わりにくいですが、中国語が飛び交って活気がありました。
中国東北地方は寒いので、地下鉄の入り口に分厚いビニールカーテンが垂らされています。
地下鉄の中の方に入ってもさらにビニールカーテンがあります。
実際に地下鉄に乗る前に空港のような手荷物検査を受けなければなりません。
テロ対策とか色々あると思いますが、これは正直びっくりしました。
実際にテロが起こるヨーロッパでも見たことないので・・・・・
世界文化遺産の清朝時代の王宮(故宮)にも行ってきました。
清朝初代皇帝ヌルハチと第二代皇帝ホンタイジは、実際にこの瀋陽故宮に住んでいました。
入場料は60元(約1100円)です。
故宮の入り口です。
瀋陽故宮大政殿
大政殿内部。皇帝が座る玉座が見えます。
大政殿を中心に十王亭(八旗亭)というのが左右対称に並んでいます。
瀋陽故宮鳳凰楼。
康熙帝か乾隆帝かどっちか忘れましたが、そのどっちかが生まれた母屋。
曖昧でごめんなさい・・・
皇帝のトイレ。
今回は南満州鉄道が経営していた奉天ヤマトホテル(現在は遼寧賓館という名のホテル)に泊まりました。
奉天ヤマトホテルは戦前は満州一の高級ホテルで、現在も外観は昔のままで、内部もほぼ昔の感じを維持しています(部屋の内装や設備等は当然新しくしています)。
絶対に泊まりたいと思っていたので、ネットで事前予約していたのですが、一泊3930円でした。
ちなみに世界的なチェーンのibisホテルにも飛び込みで泊まりましたが、そこで3300円位でした。
エントランスにあるエレベーター。
同じくエントランスにあるカフェロビー。
あの李香蘭が舞台を踏んだ小ホール。
この時は何かのイベントの準備をしていました。
李香蘭が実際に踏んだ舞台!
緊張の中、この舞台中央で歌ったのでしょうね。
自由に舞台に上がることが出来ました。
ホテル内の当時を偲ばせる赴きのある螺旋階段。
満州時代にタイムスリップした気分で、歩いて登り降りしてみました。
以下は部屋の様子です。
建物自体も古く、近年建てられたホテルのような様々な設備や施設がないので、これで三ツ星、4000円位で泊まれるなんて素晴らしいです。
瀋陽には中国最大のコリアンタウンがあるので行ってきました。
コリアンタウン
そこにある平壌館という北朝鮮レストランに潜入してきました。
店内の様子。
北朝鮮女性による歌謡ショー
注文した物以外におそらくサービス料として8元取られました。
僕の支払ったお金が北朝鮮の核開発に流れてしまうのは心苦しいですが、貴重な体験として良かったと思っています。
最後に瀋陽市内の様々な画像をご覧頂きたいと思います。
この様な昔ながらの荷物運びを何度か見かけました。
いかにも中国って感じですよね。
中国の吉野家。
最初、15円!?えええっ?て思いましたが、15元ということです。
色々見て歩いてると¥マークは円という意味ではなく、元のことのようです。
市の中心部にある屋台街。
路上カラオケボックス、
日本にはないですよねぇ。
市の中心部には結構高層ビルが建っているのですが、そうした裏手にはわずかながらこうした昔ながらの街並みが残っています。
いずれ再開発されて無くなってしまうのでしょう。
たぶん観光用の乗り物じゃないかと思います。
トイレ
戦前の満州および奉天に思いを馳せたり、清朝時代の歴史を感じながら、このように瀋陽の街を短いながら旅してきました。
本当に良い旅が出来たと思っています。
これから行かれる方々の参考に少しでもなれば幸いです。
最後までご覧頂き有難うございます。