中国東北地方 瀋陽 旧満州旅行記 料理編 | ノブの海外旅行ブログ

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2017年11月に中国・東北地方の瀋陽を旅行したので、地元の料理をご紹介させて頂きます。

 

瀋陽空港に到着し、さっそく空港にて初めての食事。

こちらは牛肉面套餐(牛肉麺)。

出来るだけ中国語のメニュー名を書かせて頂きますが、皆さんがイメージしやすいように僕なりの日本語メニュー名も表記させて頂きます。

具は牛肉・大根・ネギで、醤油系のスープで中国らしく八角の風味がしました。

味はとてもおいしかったですが、麺は柔らかい細麺で個人的にはもう少し固麺だったらもっとおいしいのになぁと思いました。

値段は42元(2017年11月22日現在1元=18.77円だったので、約790円、空港なので割高です)。

 

 

バスで市内に移動し少し街歩きした後、チェーンの重慶小面に入店。

麻辣小面、8元(約150円)。

少し辛いスープで、ここでも麺は細めで柔らかい感じ。

味はちゃんとおいしかったです。

 

個別注文する惣菜、6元(約110円)。

なんの変哲もない素朴な惣菜といった感じですが、とてもおいしくビールが欲しくなる味でした。

上のラーメンも含めピーナッツが使われているところが、ピーナッツが名産の中国東北部らしいなぁと感じます。

あとこの惣菜の上の方の黄色っぽいのは干豆腐というもので、これも中国東北地方の名物です。

 

 

 

重慶小面を出て、街中のほんとに小さな小汚いお店の店先で買ったおやつ。

薄い色のあんをとうもろこしの粉の生地で包んで焼いたもののようです。

サクサクした生地で、昔ながらの素朴なおやつだと思います。

1元(約18円)。

 

 

ホテルで一休みしてから、夕飯を食べに夜の街へ。

裏路地にある地元の人しか入らないような小さな食堂に入ることにしました。

東北地方は寒いので、扉の内側に分厚いビニールカーテンを垂らしていました。

 

注文したのがこの2品。

上が揚州炒飯8元(約150円)で、下が木耳白菜10元(約190円)です。ビール500mlは4元(約75円)。

炒飯と言えば上海の近くの揚州が超有名で、日本風に言えば五目チャーハンといったところだと思います。

味は庶民の安い店だけあって、はっきり言って日本で食べるチャーハンの方が確実においしいと思います。

でももっと高いお店とか本場揚州のちゃんとしたお店なら、そうとうおいしいのではないでしょうか。

下の木耳はキクラゲのことで、日本人にも馴染みのあるとろみの付いた中華炒めといった味でした。

両方とも一人前の量が半端なくて、それぞれ2人前超えだったと思います。お店の中国人おばちゃんもよく食べるはねぇといった感じで笑っていました。

中国はシェアする食文化なので、一つ一つの量が多いのでしょうね。

でもこの店に限らず、東北地方は中国の中でも量が多いそうですが。

 

 

 

 

翌日は朝からガイドブックに載っている宗家ワンタンというお店からスタートしました。

6時30分からオープンしているお店で、中国人は朝食としてもワンタンを食べるんですね。

 

肉ワンタン ミディアムサイズ7元(約130円)。

一度にこんなにワンタンを食べたのは初めてですが、おいしいし何より寒い東北地方では体が温まってとてもいいですね。

ちなみに店の中で床にタンを吐いてる人がいましたが、あぁ中国なんだなぁと感じました。

 

 

お次もガイドブックに載っていて、瀋陽でも指折りの有名なお店の老辺餃子館本店に行ってきました。

蒸餃子20元(約380円)。

 

焼餃子30元(約560円)。

 

とても有名なお店だけあって期待が高かったのもあると思いますが、今回ガッカリした料理でした。

アツアツじゃなし、味も正直おいしくなかったです。

少なくともここの餃子であれば、日本の焼き餃子の方が段違いにおいしいと思います。

店員の態度も他の中国人客に対するのと違ってとても悪かったし、もしかしたらワザと焼きたて・蒸したてじゃない餃子を持ってきたんじゃないかと思ってしまうぐらいでした。

ごくごくたまに日本人差別する中国人もいるでしょうから・・・・・

 

 

 

 

一度ホテルで一休みして、夕方から再始動。

 

まずは、ナスとひき肉の中国風うどん 9元(約170円)。

醤油ベースのスープで、おいしかったです。個人的に味噌煮込みうどん以外の日本のうどんより好きです。

ラーメンとは別によく見かける感じでした。

 

 

続いて中国最大規模のコリアンタウンの西塔街へ移動。

なぜここに来たかというと、北朝鮮レストランという空間に行ってみたかったんです。

 

物価からするとそうとう値段の高いメニュー(焼肉とか)が多かったですし、今回は朝鮮料理を食べることが目的ではないので、安いキムチチゲを注文しました。30元(約560円)。ビールは12元(約230円)。

味は薄くてイマイチでしたが、北朝鮮人の歌謡ショーが見れたので、OKです。

 

 

 

 

翌日も朝から活動。

 

まずは席数4席ぐらいのほぼほぼテイクアウトのお店からスタート。

肉まんやおかゆのお店で、小さいですがたぶんチェーン店でしょう。

 

左がインゲンと豚肉の肉まん、右が酸菜(酸味のあるキャベツの漬物みたいなやつ)と豚肉の肉まん。共に一個1.5元(約28円)。

普通においしいが、日本の肉まんより小ぶりでした。

日本の饅頭はおやつですが、中国では食事なんでしょうね。

 

おかゆ2.5元(約47円)。

味は普通のおかゆの味。

 

どちらも朝食としてテイクアウトで買っていくお客さんがたくさんいました。

 

お店を経営する中国人のご夫婦。感じの良い方達でした。

 

 

 

食べませんでしたが、フードコートの回転火鍋のお店。

好きな具を取って食べるので、いい感じだと思います。

 

別のフードコートに移動。

 

排骨飯定食15元(約280円)。

 

豚の背骨肉の醤油煮で、手が汚れないようにビニール手袋をくれます。

中国らしく八角の風味でおいしく、日本人の口にも合うと思いますし、ご飯でもビールでも合う感じですね。

でもやっぱ食べにくいですし意外と食べる部分が少ない印象でした。

たぶんしゃぶるのがいいんでしょうね。

スープは酸菜のスープで酸味のあるスープ。

ご飯はあんまりおいしいとは思わなかったですし、僕が食べ歩いた範囲では白飯ってあんまり見なかったです。

日本人みたいに他の炭水化物と白飯を一緒には食べない食文化だからなのではないでしょうか?

白飯は日本が一番おいしいと思います。

 

 

 

 

瀋陽駅周辺にはまだ再開発されていないエリアがわずかに残っています。

こんな感じで昔ながらの中国を感じてきましたが、あと何年かしたら再開発されてしまうのだと思います。

 

 

お土産等を買って歩いた後、ホテルで一休みし、再び食べ歩きに出る。

 

今度は地元の人しかいないだろうエリアに行って、小さな食堂に入りました。

 

ニラと卵の炒め物で、日本人の口に間違いなく合うでしょう。

15元(約280円)。

左は春餅という小麦粉を伸ばして焼いたもので、東北地方の名物です。

この量で、3角(約5~6円)です。

 

この様にこの薄い皮で巻いて食べるのが東北流です。

いろんな中華炒めがあるので、春餅に包んで食べてもいいし、白飯を頼んでもいいし、ビールのつまみにするのも良いでしょう。

初めてなので包んで食べましたが、やっぱ日本人的には白飯が欲しくなっちゃいました。

 

 

 

続いてホテル近くの裏路地の水餃子がメインの食堂に入りました。

 

酸菜猪肉の水餃子、13元(約240円)。

中国語で猪肉とは豚肉のことです。

酸味のあるキャベツと豚肉の炒め物、あるいはその煮物が具で、皮は厚く、やっぱりおかずではなく食事といった感じでした。

味はまぁ普通な感じ。

 

 

 

その後中心部の屋台で、羊肉の串焼きを買ってホテルの部屋で食べました。

2本で10元(約190円)。北海道出身で羊の肉は大好きなので、スパイシーでおいしかったです。

 

 

 

最終日、空港に向かう前に市内で、食べたのがこれです。

北京ジャージャー麺 10元(約190円)。

日本にいても基本的に汁なし麺も甘めのソースも好みではないのですが、これはまずまずおいしかったです。

 

 

空港にバスで移動、17元(約320円)。

 

 

早速、空港内にて食事。

まずはこちら。

トマトと卵の炒め物の麺、38元(約710円)。

麺は普通の太さでスープも具もとてもおいしかったのですが、やっぱり麺は柔らかめでちょっとダレた感じで残念でした。

中国本国の麺はたぶん柔らかめが基本なのではないでしょうか。

トマトと卵の炒め物は中国では定番料理だそうです。

 

 

続いて、豚肉とシイタケの炒め物、27元(約500円)。

ちょっとだけ辛みがあり、パクチーの風味が少ししました。

左は茹でキャベツで、特に味はしない感じ。

上のカップに入ってるやつは、薄甘い豆乳だと思います。

このセット自体、ヘルシーで味もおいしかったので、なかなかいいと思います。

 

 

 

総じて基本的に中華料理(今回の東北料理も含めて)は、日本人の口に合いますよね。

でもクチャクチャ音を立てて食べる人が結構いたので、そこは嫌だなぁと思います。

 

店員さんについてですが、日本のように”いらっしゃいませ”なんて言いませんし、席に案内することもありません(いわゆる高級店は別でしょうけど)。基本無愛想です。

お店のタイプは基本的にツータイプあって、席でお店の人を呼んで注文するタイプと、注文するところに自分から行って注文して自分で商品を席に持っていくタイプの二種類があります。

最初のうちはそんなの分からないので、席に着いてどうしていいのか分からずキョロキョロしたりしていましたが、見事に放置プレイされ続けました。

 

 

あとビールは基本的に常温で出てくると思っていた方良いです。

高い店とかなら冷たいビールもあるようです。

 

 

 

*英語

 今回の僕の経験では、全く通じないと思っていた方がいいと思います。

同じ中国でも例えば上海とかなら英語が通じる率はかなり高いと思いますが、大都市でも地方都市ではほとんど通じないのではないでしょうか。特に中国東北部に行く外国人観光客は他地域に比べて少ないんじゃないかと思います。

実際外国人観光客と思われる人はほとんど見ませんでした。

少なくとも瀋陽ではビックリするくらい英語が通じませんでした。

”ビア プリーズ”も”チェック プリーズ”も”テイク アウェイ”も通じませんでした。

北朝鮮レストランやこ洒落たビアバーでは通じたので、外国人が来るようなお店だと通じるのではないかと思います。

 

 

 

最後まで見て下さり、有難うございます。