2月12日 午前中にビドゴシュチを立ち、普通列車に揺られながら今回4都市目のオルシュティンに向かいます。
車窓から見たポーランド北部の平原
13時位にオルシュティンに到着。
列車代は1000円弱といった感じでした。
オルシュティンも日本のガイドブックには載っていない街ですが、とても古い歴史のある街です。
新市庁舎。
と言っても100年位は経ってるようです。
少し歩くと旧市街の入り口の門に着きます。
現在の様子
100年前の様子
旧市内側にまわって
現在の様子
100年前の様子
旧市街
割と小さな街ということもあり(季節も季節ですし)、観光客も少なくとても静かな印象でした。
オルシュティンは1945年の終戦までは、ドイツ領東プロイセンにあるアレンシュタインという名の町でした。
ざっくりと約700年間ドイツの街だったわけで、ドイツの街としての歴史の方が長い街です。
上の方の画像にもあるように、古い歴史のある門に併設するホステルに泊まることができました。
料金は、一泊1900円くらい。
翌13日朝、ICにてワルシャワに向かいます。
料金は1200円くらい。
本当は直通のはずだったのですが、ワルシャワ郊外で急に乗換させられました。
海外では急な変更等がありますよね・・・
遅延も含め、日本とは違うというのは頭の片隅に入れておかなければいけませんよね。
12時過ぎにワルシャワ中央駅に到着し、すぐに地下鉄で前回とは違うバスターミナルへ移動。
バスターミナルは行き先によって異なるので、要注意。
地下鉄車内の様子。
チケットの料金は時間制になっていて、20分間有効だと110円位、その次の75分間有効だと140円位です。
抜き打ち検査で1分でもオーバーしてると罰金になるので、微妙な時は75分券を買うといいでしょう。
13時45分発のルブリン行きポルスキバスに乗車。
150キロ位離れたルブリンまでが300円位なので、ポルスキバスの異常な安さが際立っていますね。
16時45分にルブリン到着。
旧市街
二日目は雪が降りました。
雰囲気のあるレストランの入り口。
ポーランド料理のレストランで、とてもおいしかったです。
こちらは同じく旧市街にあるユダヤ料理専門レストラン。
独特の感じがいいですね。
旧市街の目と鼻の先には、ルブリン城があります。
今回ルブリンに来た目的は、マイダネク強制収容所に行くことでした。
同じくポーランドにあるアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所は、拠点のクラクフから結構距離がありますが、ここは旧市街からバスで20分位で行ける所にあります。
入り口
敷地に入ると巨大なモニュメントがあります。
広大な敷地を歩いて回ります。
2月の平均気温がマイナスになるという寒さの中、吹きさらしの敷地内を歩くのは、結構つらかったです。
画像からは分かりにくいですが、ちょっと吹雪いていました。
でも、まともな防寒なんてない囚人の方達は、どれだけつらい思いをしていたのでしょうか。
私達には想像もつかないことなのでしょう・・・
監視塔
バラック小屋内部。
復元された3段ベット。
囚人の方達のおびただしい数の靴
本当にガス室送りにされた人々の靴。重いです・・・
ガス室・・・
毎日フル稼働で死体を焼却してたんでしょうか・・・
アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所にも行ったのですが、規模はマイダネクの方が小さいですが、やっぱり考えさせられます・・・
2月15日 午前中にルブリンを発ち、ワルシャワに向かいました。
ワルシャワのホステルには3泊しましたが、3泊で8500円位でした。
ルブリンからのバスターミナルから地下鉄で3駅、中央駅まで1駅(なので歩けるレベル)、サッカースタジアムまで2キロないレベルと立地的に良かったです。
旅行前にホステル探しをしている際には値段だけで探していましたが、ワルシャワのような大きな街の場合やっぱ値段だけでなく自分の目的に合わせて立地を考慮するのは大事だなぁと実感しました。
ホステル周辺
近所のバルムレチュニィ
ワルシャワ中央駅方面に向かう大通り
” ジャプカ ”と読みまして、ポーランド版コンビニです。
ポーランド中あっちこっちにあります。
品揃え等やっぱ日本のコンビニは世界一ですね。
ちなみに、こちらはオルシュティンにあったジャプカです。
2パターンあるようですが、見てるとこちらのタイプが新しいロゴのように思われます。
街の中心にそびえ立つ文化科学宮殿。
ソ連のスターリンからの贈り物で、市民からは不評のようです。
ワルシャワ中央駅。
隣に巨大なショッピングモールがあり、なかなか良かったです。
ビール売り場。ビールだけでもすごい売り場面積です。
ソーセージ売り場。
チーズ売り場。
パン売り場。
海外旅行するとスーパーマーケットに行くのが楽しみの一つなのですが、ものすごく広くて品揃えも半端ないので
超おススメです。
旧市街に通じる新世界通り。
20年前に来た時には、まだ両サイドの歩道が土むき出しで工事中でした。
新世界通りにあるコペルニクス像。
ショパンの心臓をまつる聖十字架教会は、このはす向かいにあります。
王宮広場。
右の大きな建物が旧王宮です。
世界遺産の旧市街。
最も有名な観光スポットなので、観光客狙いのロマニーの子供がお金を無心してきますが、完全に無視した方が良いです。
今回も20年前も声を掛けてこられましたが無視しました。
旧市街北側にある街をまもる砦 " バルバカン "。
レギア・ワルシャワ対ヴロツワフの試合を観戦してきました。
サッカー専用スタジアムは臨場感があって、いいですね。
他の主要リーグでは禁止されている発煙筒もポーランドでは健在。
この後、ピッチが煙で包まれ10分位試合が中断しました。
ポーランドサッカーはほとんど知られていませんが、試合の内容うんぬんではなく応援等がものすごい迫力なので
機会があれば是非観戦してもらいたいです。
サッカーに興味がなくても、いい経験になると思いますよ。
ゴール裏は年間チケットを取ってる熱いサポーター用なので無理でしたが、この位置の席で1700円位でした。
またチケットを購入する際、パスポートの提示を求められ、さらにスタジアムに入る際も身体チェックだけでなくパスポートの提示も求められたのは初めてだったので、ちょっとビックリしました。
テロ対策等厳しくなってきてるんでしょうね。
スタジアム併設のバー。
スタジアム内はアルコール禁止なので、試合終了後ビールを一杯ひっかけました。
*言語
もちろんポーランド語です。
どこの国でもそうですが、若い人の方が英語は通じやすい傾向はあります。
またホテル・ホステル等宿泊施設・いわゆるレストラン等外国人が利用するような所は英語が通じます。
なので旅行する上でポーランド語が分からなくても何とかなるとは思います。
しかし西ヨーロッパの国々より英語が通じませんし、様々な表記等ポーランド語しかなかったりしますし、料理編にも書きましたがバル ムレチュニィではたいてい英語が通じないので、ちょっとした単語等チェックしておいた方がベターだと思います。
それに最低限"こんにちは" "ありがとう" "お願いします"位はポーランド語で言った方が良いと思います。
私達日本人も100%完全に英語で通されるより、ちょっとでも日本語を言ってもらえた方が嬉しいですから。
*人々
西ヨーロッパと違って白人率は高く、異民族・異人種系は少ないです。
ただワルシャワでは、絶対数ではなく外国人の中の比率として東アジア系の人が多かったです。おそらく中国人系なのではないかと思われます。
またスペインなんかでは笑顔で話しかけてくれるフレンドリーな人が多かったですが、ポーランドはシャイというかあまりオープンな感じはしませんでした。でもちゃんと親切に教えてくれたりしますし、まじめでいい人達のように感じました。ある意味、日本人と気が合うんじゃないかと思います。
まぁ こんな感じでポーランド各地を回ってきましたが、ポーランドは物価も安く、食べ物もおいしく、基本的に治安も良く、西ヨーロッパの国々に少なくなった昔ながらの素朴なヨーロッパがたくさん残っていて、行く価値は十分にあると思います。
旅行者の立場からほんの少しだけポーランドを紹介させていただきましたが、このブログを少しでも参考にして、ポーランドに行って頂けると嬉しいです。
最後までご覧くださりありがとうございました。