「も~、ストレスが溜まってしかたない」という
声をよく聞きます。
「ストレス」とは、もともと物理学で
「外部の力によって生じたゆがみ」を意味する
言葉です。
本来、私たちの身体には、ストレスを和らげて
心身への影響を少なくするような防御機能が
備わっています。
しかし、ストレスが強すぎたり、長引くと、
心身に様々な不調が表れます。
不眠、頭痛、胃痛、下痢、肩こり、めまいなどで、
長引けば、次第に病気になってしまうことになります。
ストレスの大きな原因としては、
・自分が望んでいることがなかなか叶わないこと
・自分が相手のためにと思ってしていることが
正当に評価されないことなどが挙げられます。
ストレスに強い人とは、ストレスを打ち負かす人では
ありません。
向かってくるストレスを上手に受け流し、コントロール
をうまくできる人です。
ストレスから「うつ病」になる人が多いですが、
これは、意欲を司る脳内物質の「セロトニン」が不足
するために起こる病気です。
「セロトニン」は感情をコトロールするために不可欠
の物質です。
この分泌が少なくなると、感情の調整がうまくいかず、
感情の起伏が非常に乏しくなってしまうのです。
ということは、「セロトニン」を脳に入れてあげれば
いいということですね。
それには太陽の光を浴びるのがいいようです。
実際、太陽の光がほとんど射さない冬の北欧では、
季節性のうつ病が非常に多いそうです。
それを改善するには、太陽の光を意識的に浴びること
が重要になってきます。
太陽の光でも、特に朝日は人間の生活リズム(体内時計)
をリセットするのに重要な役目をしています。
軽い抑うつ状態の場合には、日光浴をしただけで
症状が回復したという報告もあります。
朝の光を10分程度は浴びたいものです。