家庭教師のKY

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その日も、ほとんどお客は来なかった。


きっといつもの事なのだろう。


少女が返り、自分の部屋に炭酸飲料を置いて、もう一度お店に戻ると


老人がレジカウンターの内側に、椅子をもう一脚用意してくれていた。


僕の方を見て、手のひらを返し椅子の方へ向けた。


軽くお辞儀をして、その椅子に座った。


数人のお客が来たが、老人がレジを担当していたので、僕の仕事は商品を紙袋に詰めるだけだ。


緩やかな時間が流れていた。


時間が流れている、そんな事を思い出させてくれるのは、お店の外を照らす日の光くらいだろう。


眠る訳にもいかなかったので、考え事をすることにした。


これからの人生についてだ。


僕には、目的地があったのだ。


しかし、そこへは向かうべきでないと判断し、道を引き返して、今のこの状況に至る。


つまり、今の僕には生きている理由らしきモノが見当たらない。


ただなんとなく生きたい。


その為に、働き、食べ、寝ると言った具合だ。


何の為に生きているのだろうか。


理由が無い以上、次の目的地が見つかるとも思えなかったが


次にどこへ向かうか、これからの人生について考える事は無駄じゃないはずだ。


答えが出ないからと言って、考えない事は


先を考えて自分に出来そうにないから行動しない事に、少し似ている。


考える事を放棄すれば


答えが出るかもしれない事でも、答えが出るはずがない。


答えを出す、答えが出る可能性を捨てる事になる。


こうして少しでも考え、いつか自分にとっての答えが見つかると信じるしかない。


答えが見つかるまでは、無駄に思える事もやってみるべきなのだろう。


答えが見つかった時、その過程を眺めてみると、無駄ではなかった事に気づけるはずだ。


自分の人生の進むべき道は、御先真っ暗である事に変わりないが


今何とかこうして暮らせている、考える余裕がある


きっと、そんな現実に感謝すべきなのだろう。


ふと、老人の方を見ると・・・・・・


絵を描き終えたのだろうか?


椅子に座りながら、目を瞑り、僕の耳に届くか届かないかぐらいの寝息をたてて、眠っていた。



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