ON AIR STORY(´・ω・`)ノ ブログ小説 -67ページ目

After World's End ~世界のカタチは連続的並行的時間体~

全ての事象においてその結果は何らかの原因があるのは必然である。


「も……し、聞こえ……か?」

全ての発端との遭遇、これは必然だったのだろうか。


いや、俺自身偶然は無いものとしてきた。だからこれもまた必然なのだろう。そう、この通信が全ての始まりだったのだ。


別世界での俺との通信は驚きと高揚、そして悲しみ。また別のところでは納得があった。


ここに一つの定義を記す。

"数多の世界とは並行的なものであり、時間とは流的なものではなく連続的かつ並行的である。つまり時間という連続的な存在が、ある事象において分裂し並行的になること。それが並行世界の誕生である。"


ここでなぜ平行といわないのか。


それは平行といってしまっては交わらないものとされてしまうからだ。


"並行"


それはすなわち並んで進むもの。交わらないということが無い世界であるがためにこの言葉が適当だとされる。


「さぁここで問題だ。もう一つの世界の俺」


「ん?なんだ」

画面越しに見えるもう一人の……いや、どこかで分かれた並行世界の俺が語りかけてくる。


「世界には許容量というものが存在すると思うか?」


「それは……あるさ。それは並行世界が重なり合うとき追加という形ではなく統合という形を取ることからも大体の予想はつく」


「許容量に限界を迎えた世界はどうなる?」


「それはある意味確立したスタンドアローンな世界なのだろう。つまり他を受け入れず、それが母体となって新たな並行世界を作っていく存在」


「ある意味で正解だが、足りない」


「どういうことだ?」


「受け入れることがなくなったとしても受け入れる存在はあるということだ」


「世界同士の統合とは透明なシートに描いた絵のようなものなんだな」


「重なるところは既存のシートと重ね統合し、存在しないシートは追加しいらないと判断されたものは捨てられる」


「そして、必要とされた部分は追加、か。さてさてこれから統合するわけだがこちらの世界とてすでに許容量はあまり無いぞ?」


「衰退に向かう世界というのは許容量を迎えつつある世界ということだな」

画面越しの俺は静かに眼を閉じた。そしてその隣には俺もよく知る無口な彼女が立っていた。


「そっちの世界の技術はすごいもんだな」


「なに、ただの立体映像さ。触れることも出来ない」


「これからどうするつもりだ?」


「俺たちの世界の政府のやったことは知っているな?」


「ああ、人類ほぼ全ての精神体をデータ化したんだっけ?」


「その通りだ、今残っているのは今ここにいる俺たちだけ」


「確実に統合することの出来る存在だからな」


「そう、これから統合する世界に同一人物が居る。それはすなわち確実に統合される存在」


「お偉いさん方は消えることが怖いんだな」


「まあ、誰しも怖いだろうさ」


「お前は怖くないのか?」


「さてねよくわからんよ」


俺たちはよくもわからず笑う。乾いた様な笑い……それは悲しみも諦めも混じっていたが恐怖は無い様に思えた。


「じゃあそろそろ始めるとするか」






第3話へ




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ニコ生で初予約枠取りました!!

というわけで皆さんこんにちわ(*・ω・)*_ _))ペコ


1w;)。です


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After World's End ~この世界のおはなし~

この世界は未完成の世界である。


それはどの世界においても同じで俺たちの世界とて例外ではない。


それを知ったのはコンタクター(正しくはコンタクトアクター)と呼ばれるものたちとの出会いだった。


出会いとは言うもののそれはコンピューターを介した画面上での出会い。


しかも相手は人間じゃないときたら驚きだ。


もとは人間だったそうだが詳しくは知らない。いや、まだ教えられないのだそうだ。


無口な彼女、白銀の髪に血に染まったような少し黒の入った赤いドレスそして不恰好な大きく白い眼帯。見た目は大人というよりも幼い感じの残ったいわゆる童顔。まるで西洋人形。

どこかで見たようなアニメのキャラクターを想像する画面内の彼女は基本無口だった。


「いや、なんで俺のパソコンに介入してるというか居座ってんの?」


「移動するのめんどい……」


だれがデザインしたのか知らないがよく出来た人工知能といっておこうか詳しくは知らないけど。


会話が基本チャット形式なのが気になるが仕方がない。


「めんどいってまぁいいけどさ」


「いいならここにいる」


と、こんな感じの短い会話のやり取り、彼女についてのことはよくわからなかった。


「というか完全に俺のパソコンのOSまで書き換えたよな」


「そうしないと壊されるから」


「なにに?」


「ウイルス」


ウイルスがデータを壊すものというのは当たり前だがそうそうかかるものじゃない。なにせしっかりと俺はセキュリティ対策をしてるわけだし変なこともすることが無いからだ。


「大丈夫と思うんだがその点に関しては」


「あなたが知っているウイルスとは違う、そのうち分かる」


そう彼女はいうと俺のパソコンの中で寝てしまった、というか電源を自ら切ってもう寝ると言う意思表示をしてくる。それは毎度のことでもう慣れたが。


「というかネットサーフィンとかできね~っ」


俺は仕方ないしもう時間もいいところを回っていたのでといっても11時だが寝ることにした。いつもなら夜中の1時くらいまでは遊んでるんだけどそれが出来ないので本当に仕方が無い。


布団の中にもぐり彼女のことについて少し考えることにしてみた。というか整理しても分からないことが多かったため混乱しているのが大半、実際彼女の居る生活には慣れてはきてるんだけどね。


しかし、よくわからない。


彼女の名前はメアリー・F・ランチェスターという名前らしい、らしいというのは彼女をモデリングした人がそう名づけたということだ。彼女自身だれが自分のコンピューター内のモデルをしたのか分からない、ただそう呼ばれていたことは覚えているのだそうだ。


だれが彼女のような人工知能を作ったのか、彼女自身はもとは人間だということを言っていたがよくわからない。


分からないコトだらけだ。全然、全く、これっぽちも……。


「あ~っもう。無理!!」


とりあえず寝ることにしよう。


考えることをやめて寝るきっとそのうち分かるだろうからな……。


ピーッピーッピーッ!

うるさいと思い布団を少し深くかぶる。

ピーッピーッピーッ!

「うるせぇ……」

けたたましい音が部屋の中に鳴り響く。というかパソコンの警告音!?

「ってなんかやばい!?」

かぶっていた布団を勢いよくはぎパソコンの前へ急いで向かうと。


「おはよ」

「お、おはよう……」


何事も無かったかのように挨拶をしてくる彼女をみて俺は呆然と挨拶を返すだけだった。


「今日も何事も無けりゃいいな……」


そんな感じで朝っぱらからすごい起こされ方をしたわけだが気を取り直して学校に行く準備をする。というかいつものように時間があるのでコーヒーを飲みながらテレビをつけてニュースを見る。うん、いつも通りだ……いつも通り……。


「現在各国のコンピューターに新種のウイルスが発生しあちこちのネットワークを破壊、現在そのウイルスについての解析などを進めているようですが混乱はひどく復旧の目処が全くつかないとのことです。この被害は尋常ではなく、日本各地でもこのウイルスによる被害が多く出てるとのことです」


「今のネットワーク社会においてこのウイルスは大変危険であり、一体どこから発生しているのかわからないそうです。現在、手の打ちようが無いそうで、この混乱で動きが全く取れないのは仕方の無いことでしょう。こちらのテレビ局でもこのウイルスの被害によりネットワークが遮断されています。何とか皆さんに情報を送れるよう最善の努力をします」


「……」


昨日言っていたことはこれのことなのか……。

10月31日、ハロウィンの日のことである。誰かのいたずらにしちゃひどすぎだ、まずは一言「TRICK OR TREAT」と声をかけて欲しいところである。本当に、お菓子あげるからさ。





第2話へ






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