SSS 「恋文の妖」
渡されなかった恋文はどこに行くのだろうか。
誰にも読まれなかったたった一つの恋文はどうなってしまうのだろうか。
想いを込めて、想いを乗せて書かれた一つのラブレター。
普通の手紙よりもずっと想いのこもったその手紙は誰の手にも渡らずに捨てられる。
たった一握りの勇気があれば、一歩踏み出す勇気があれば良かったのに……。
その想いのカタチの一つがワタシ。
行き場の無い想いはやがて嫉妬となって、妬みとなって、後悔となって歪んでいく。歪んだ想いが作り出したのはかつてのワタシ。
文車妖妃と呼ばれた一つの妖。
ただ、読んで欲しかった。
ただ、渡して欲しかった。
ただ、届いて欲しかった。
ワタシは伝えるだけの存在だったのに、人の想いがモノにカタチを与える。モノに心を与える。それはとても残酷なことであり、その一方で喜びがあるけれどそこにあるのはいつも悲劇。
ワタシは手紙の付喪神。大丈夫、今度はきっと大丈夫。純粋な想いがワタシの胸の中には広がっている。かつてのように歪むことの無いまっすぐな想い。
歪むことの無いもの。
それは“感謝”。
ワタシは九十九神。けして百になることのない存在。ワタシに足りないものがあったとしてもワタシをつくった想いは百にも勝る素敵なもの。
ワタシがワタシでいることにこれ以上の喜びがあっただろうか。いや、なかった。
鬼と呼ばれ、モノノ怪と呼ばれ。恐れられたかつてのワタシ。
愛のカタチは変わっていく、恋のカタチも変わっていく。
尊敬のカタチも憧れのカタチも変わっていく。
でも、感謝のカタチはいつになっても変わらない。どこに行っても変わらない。
ワタシを作り上げているこの想いにはたくさんの“感謝”とほんのちょっぴりの恋心。なぜ、届くことがなかったのかはわかってる。それは届ける必要がなかったから。
届ける必要のない手紙だけど、ワタシがここにいることには意味がある。
ワタシはいつの頃も人の想いのカタチのままに存在する。
強い想いはいつだって歪んでいたけれど、初めは一つの綺麗な想いだった。
強い想いがワタシをつくる。なら、ワタシがこれ以上生まれな世界になればいいと考えたときもあった。
けれどこんな強い想いもあることを教えてくれた。現代― いま ―という電子的な手紙の行きかう世界でその重みを失っていた手紙というワタシのカタチを大切にしてくれた。
現代― いま ―だからこそワタシは綺麗なカタチでいられる。
ワタシが人の前に現れるほどの強い想いでつくられてはいないから、人の前には現れることはない。いや、もう現れることが出来るほどの想いのこもった手紙は書かれることはないと思う。
言葉の重みがないこの世界。
言葉の中に想いのなくなった世界でワタシが存在するのは言葉の中に想いを精一杯詰め込んでくれたから。
手紙というカタチを使うとき、それは本当の想いを精一杯伝えるとき。そんな時代になったのだと感じる。
ワタシのもう一つのカタチは本や手紙を運ぶ文車。
だからワタシは届けましょう。本当の手紙が少ないからこそ、素敵な手紙がたくさんある。
綺麗な想いが歪んでしまう前にワタシはこっそり背中を押します。
それがワタシをつくった手紙の想い。
恋することの素晴らしさを教えてくれたどこかにいるあなたへ
ありがとう。
そして、これから恋をし手紙を渡す全ての人へ
踏み出す勇気と綺麗な想いに祝福を。
最近の目標
最近の目標です(*・ω・)*_ _))ペコ
1.たくさんの方に小説を読んでもらうこと
2.感想をもらって作品作りの活力と参考にすること
3.コメントくれた方の作品を読んでこちらからも感想を書くこと
4.ブログランキングなど頑張って上位に行くこと
と、そんな感じです
ランキング上位やアクセスアップという行為は1や2のための活動ですね
最近いろいろな方からコメントや読者登録、アメンバー申請が来てとても嬉しい限りです
本当にありがとうございます
この調子で頑張ろう、そう思えるようになって来ました
自分自身ものぐさな性格で細かい作業や繰り返しの作業となると億劫になってしまい続けるということがとても苦手で今のモチベーションを保っていけるかというととても不安です
作品がちゃんといろいろな方の目にとまっているのか
ちゃんと文章が書けているのか
結局自己満足で終わってしまっているのではないのか
小説を書くという行為自体半分自己満足なようなものです
ですがその自己満足のものがより多くの人を楽しませる要素となることを願います
何かを成すということはとても難しいと思いますがこれからも頑張っていこうと思いますので
皆様これからもよろしくお願いします
SSS 「出来損ないのクラウン」 あとがき
SSS 「出来損ないのクラウン」楽しんでいただけたでしょうか
やはり一発書きというのはきついと実感しました
前編後編で時間を空けていっぺんにそれぞれ書くと微妙に文章がw
って感じで今度修正入れとこうと思います
そんなわけで今回は感動と余韻という部分に主点を置き書いてみたわけです
回想の体裁と取ってますので「た」が多いのは淡々と進んでいくように使ったわけです
普段なら絶対気をつけるんで
たんたんと進んでいくため余韻が残るかどうか微妙なところですねぇ
と思いつつ書き手はあれですよイメージが頭の中にあるもんでちょっと。゚(●'ω'o)゚。うるうるでした
あとがきでこんなブレイクをやってしまったわけですがまだ読んでない方は下記にリンクはっときますね
ちなみにこのSSSは小説家になろう!さんに随時書き上げたらUPするようにしました
まとめておいた方が何かと良いですしね
そんなわけでいっぺんに読みたい方はこちら のほうに
ブログで読む方はこちら↓からどうぞ
コメントをくださる方は出来ればブログのほうにお願いします(返信しやすいので)