師匠と将軍の『誘われたライブにちょっと行ってみました』のコーナー | black kairitu

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デス師匠のweb連載Season3。毎月1日更新。コラム、レビュー、レポート、詩、ショートショート、日記など。増刊号、号外、休刊あり。

 さあ、やってまいりました。師匠と将軍の『誘われたライブにちょっと行ってみました』のコーナーです。このコーナーは、私デスと大江戸河合が、誘われたライブにちょっと行って、顔出してみようよ。そして、得意の丁寧な弄り&不条理会議をしてこようよ。といったものである。私が本文欄に、河合がコメント欄にと、リレーエッセイ形式でおおくりします。今回、見てきたバンドは。
 
 「life crisis」

 このバンドは、我々スプラッター・レコード(仮)からデビューした、MAD LOTZ、苺シーサー、柘榴‐ザクロ‐に続く、最後の継承者となるであろうバンドである。
 バンドにとって何が一番大切かというと、それは「色」である。メンバーが持っているそれぞれの色が合わさってどういった「色」ができるのか。そこが勝負なのだ。もちろん、テクニックも必要であるが、まずは「個性的な色」だ。そして、場をふむことによって立ち方を覚え、自分たちをメタ認知することにより、その「色」がより表現力豊かに浮き上がらせることが重要となる。
 そういった意味で、life crisisは魅力的な「色」をしたバンドであった。これまでのスプラッター・レコードの所属バンドも明らかに変わったバンドばかりであったが、どちらかというと確信犯的にエキセントリックな世界観を構築していくタイプであったのに対し、life crisisは素材がすでにエキセントリックだ。料理で例えると、苺やザクロがスパイスや焼き加減などを吟味して作る料理に対し、life crisisは刺身でいく。そういうバンドである。後は、オリジナルだね。
 まだまだ、これから洗練されていくと思うが、破壊力だけはそのままにしておいてほしい。
 ただ、MCは、bass&violinのミスターFにもふることにより幅ができるだろう。なぜならば、彼は所謂、社会科教員が恐れるほど戦国武将に詳しいタイプの人間だからだ。恐ろしい!
 今回も、楽屋で「大山祇神社には日本の甲冑の80%がある」などの蘊蓄を披露してくれた。故に、急に何かのテーマをふったら、それに関する蘊蓄が言えるのではないかということに気づいた私は、「オセロ」と「トランプ」について試しにふってみた。するとどうだろう。両方の聞いたこともない豆知識を披露してくれた上に、「トランプ」に関しては長すぎて、途中で私が「もういいよ」と静止つっこみをするに至ったのである。
 ボーカルのデストロイなキャラ、ツインギターの愛らしさ、ベースの素材、ドラムの将来性。また、ドラムのファッションは、春休みにショッピング・モールに併設されているゲームセンターに行く中学生のファッションだ!それで紅をたたく。唯一無二の存在ではないか。
 皆、スプラッター・レコードのラスト・サムライとして頑張っていただきたい。
 後は、河合のレポートにバトンタッチ。