アヒルの浮く大阪へ -夏休み接待旅行② | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…

丁稚飲酒帳-振り返ればひよこ  「ウィ~」とほろ酔いの丁稚のポケットにもぐりこみ新大阪駅から地下鉄を乗り換えて、たどり着いたのは天満橋。地下から階段を上って登って、テラスに出て見ると、目に飛び込んでくる黄色い物体。淀川の支流大川の川面に巨大なアヒルが浮かんでいる。

 「やったー」とm蔵がはしゃいでいるが、これが今回の接待の第一目的、フローティングダックだニャ。水都大阪博の一環として、八軒家浜に浮かぶこのアヒル、実はこの日が展示の最終日だったのだニャ。「間に合ってよかったでゲスよ、m蔵さん~」と、丁稚とm蔵が抱き合って涙している姿は美しいものだ。


 ちなみに私とでは大きさがわからないかもしれないが、この船との対比を見ればよくわかろう。高さは9.5m、幅は11mだそうで、かなりの大きさだニャ。

丁稚飲酒帳-見よこのサイズ  


丁稚飲酒帳-魔天楼とひよこ


 







































 この展示のコンセプトは、政治的意味合いで決められた国境に意味はなく、人々の緊張をやわらげるというもの、世界各国を旅してきたそうだが、難しいことはともかく、その愛くるしい姿が人々をひきつけてやまないのであろうニャ。

 河岸の周りには大勢の人が詰めかけている。丁稚たちもあたりを歩きながら、右側面から後背、そして左側面からデッキ上に上がり、さらには天満橋の上から正面の姿まで、このアヒルだけで随分と楽しませてもらったようだ。このアヒルはこれからもまた世界各国を旅していくのだろうニャ、行きずりの出会いであったが、またどこかで再会したいものだニャ。さて、大阪をあとに次はどこに向かおうか。