5月16日(土)
遠く離れた旧友と久しぶりの再会。胸躍る瞬間ですね。
この週末は九州支部長ゴワス君が、新婚の奥様を連れてしばらくぶりに上京するのでゴワス。ついては、土日のセッティングを仰せつかったあたくし。
羽田に着くから飲むなら蒲田かな、開港150周年に湧く濱もいいな、地元まで来てもらって千住界隈か、立石からご近所飲みも気楽でいいな…などなど、いろいろな可能性を脳内検索している時間がとても楽しくて。大学時代の丁稚ぶりが抜けていませんね。
ところが、前日に緊急連絡。急遽予定がかわり、上京目的の半分がすっ飛んだそうです。お気の毒ですが、こちらとしては昼からご一緒いただけるのはありがたいことですね。よし、お迎えに行ったついでに、お昼はあそこに案内しちゃおう!
ということで、予定の取れたm蔵さんと二人、京急品川駅の改札で九州人夫妻を待ち伏せします。「ゴワスッ」と、久々の再会を喜ぶのもつかの間、そのまま電車に乗り込んで、目指すは一路黄金町。ここから10分ほど歩くと大きなアーケード。80周年を迎える横浜橋商店街でゴワス。
この商店街、400mもの長さにいくつものお店がひしめきあって、しかも野菜も魚も安い。コリアンタウンだけあって、キムチや韓国惣菜を扱うお店も多く、とても元気な商店街です。懸垂幕に特別顧問として描かれた歌丸さんは、近所にお住まいなのかなぁとか、これ安っとか目に飛び込むものに気を取られながら、右に左にふらふらしながら商店街を通り抜け、向こう側の交差点を左折した三軒先が、本日のランチスポットですよ。
漢字三文字「酔」「來」「軒」、軒先に酔漢が来る…まさに僕らのためにあるような店名(笑)。濱の大師匠、一徹さんや僕にとっては17個、しかるにゴワスくんにとっては18個上の先輩、g.a.さんらが絶賛され、親分主催の食事会にお招きいただき、しこたま食べて「タマランチ元会長~」と叫んだのはもう一年も前になりますか…さらには先日発売された横浜本にたまらなく美味しそうな写真が並んでいるとあれば、それは来ずにはおられんでしょう~。
前説はこの位にしてお邪魔しますと、二時過ぎの店内はがらんとしていて、お客さんは座敷にひと組だけ。あら、こんなに空いている時もあるのね…と座敷に腰をおろした途端、近所のご家族連れでしょう三世代12人がテーブルを三席つなげて家族宴会が始りましたが(^^。向こうの注文ラッシュに負けておられんと、とりビー(とりあえずビール)に加えて、ねぎチャーシュー、揚げワンタン、トマト肉団子…と食べたい物の注文オンパレードです。
まずはやってきたおビールで乾杯、久しぶりの再会とともに、最近蒸してますから、昼のビールの旨味が違うねぇと昼酒の歓びもかみしめます。前に上京したのいつだっけ…ってもう一年半も経つのね…とか、お二人の式の様子などをうかがっていると、さっそくねぎチャーシューのお目見えです。
こちらはゴワス君の大好物ということで、中華屋に行くとまず頼むんだそうです。こちらのチャーシューはまた一味違いまっせ。細切り、といってもとても厚めにカットされたチャーシューの中に、しっかり旨味が封じ込められているんです。噛みしめるほどに、肉汁が次々湧いてくるんや~。ピリッとしたネギの爽やかさと相まって、一品目から食欲を盛り上げてくれますねぇ。
続いての一品は、こちら揚げワンタン。手のひらサイズのワンタンの皮が三角形に折られて、カリッと揚げられています。
サクサクの食感が歯に心地よく、とろりと掛けられた甘酢の甘さとよく合いますね。加えてワンタンから染み出る油の甘味が、相乗効果でサクサクパリパリ、箸が止まりません。上等なスナック菓子をいただいているようです。
続いて出てまいりました、トマトの肉団子、これは酔來軒の看板メニューに勝手に認定しているのですが、丸々大粒のプチトマトがひき肉につつまれた直径5cmほどのお団子。
「熱いので気をつけて食べてくださいね」と届けてくれたお兄さんがアドバイスしてくれます。この接客のやさしさもこのお店の魅力の一つですよね。
さっそくかぶりついたゴワスくんが、アツアツに熱されたトマトの汁に予想通り「熱いでゴワ~!」と目を白黒、でも次の瞬間には「でも、うまいでゴワ!」と感動している様子です。
そう、アツアツなのが美味しいんですよ。また、肉の旨味と餡との調和も素晴らしいし、これは必食ですよね~。
お料理はまだまだ止まりませんよ。
あたしはもろもろの事情で、チリ担当になりましたが、小エビのチリソースかけ。どこが小エビじゃいという大きさのエビちゃん。かみしめるとプリプリで美味しかった、ようですよ(笑)。
「こういう機会でないと食べられないから、プリッと甘くておいしいゴワ」ってm蔵さん、ゴワス言葉がうつってますよ。
チリソースは美味しかったなぁ。ごはんにかけて食べたいくらい。
それをいうたら、これなんかマストごはんですね、麻婆豆腐。新妻さんは麻婆豆腐が好きで、自分でも豆板醤などを組み合わせてつくられるようですが、本格の味わいにこちらも気に入られた様子です。
もう5品目ですが、綺麗に平らげてしまいます。
ちなみに飲み物の方は、紹興酒のボトルに切り替えています。ボトル一本1400円、しかも3カ月キープできますから、こちらもお安いこと。でもってどれも紹興酒に合うだよね。
しかしさすがの食欲魔人衆も、これだけ食べれば満腹に近づいてきます。でもまだ、あの一品頼んでないもんね。揚げワンタンにトマト肉団子の名物もそうですが、今日酔來軒に来た一番の理由は、横浜本にデカデカと掲載されていたこちら、五目焼きそばをいただくためなんですから。おなかは膨れてきたけど4人ですからね、当然大盛りで注文するでしょう~。そうそう、半チャーハンもつけてね(笑)。
こちらのお店では、食事もののサービスセットとして、200円増しで麺類には半チャーハンを、ご飯ものには半ワンタンをつけることができます。半ワンタンが普通のラーメン丼で出てくるのは、あまりにも有名な話ですが、このチャーハンだってしっかり量がありますし、パラリと炒められたお米が油の旨味と相まって、膨れてきたおなかにもサラっと入っていきますよ。
そして、大盛りは伊達じゃない大皿のうえにどどーんと来ました大御所、五目やきそば。
黄身がとろりとした目玉焼きにチャーシュー、エビにイカ、筍、白菜、青菜にピーマンと野菜も海鮮も肉も具だくさんの一皿です。
さらになによりすごいのが、リフトアップするのを忘れてガツガツ食べてしまったので、画像はありませんが麺です。
カリッと揚げられた細麺の揚げ具合が絶妙なんです。カリッとした食感がありながら、細麺のもちっとした食感も残っており、野菜餡と合わせて口に入れると本当にもう箸が止まりません。
あれだけ「おなかが膨れてきたね~」と言っていた四人が、あっという間に食べきってしまったほど。
このクオリティにして、ボトルが一本入ってお会計は6000円ほど。最高の接客に最高の味わい、なおかつこの安さ。ああ、近所に引っ越したいわぁ(苦笑)。
お会計が終わって靴を履いていると、おかみさんが気さくに話しかけてくれます。おかみさんと息子さんお二人の家族経営なのですが、このご一家、みなさんお話好きなんですよね。お話好きというか、人間が好きなのかな。なんとも人懐こい笑顔が素敵です。
「お客さんがた、どちらから?」とのお話に「葛飾からです」とお答えすると、なんとおかみさんも御幼少の頃は青砥でお過ごしだったとのこと。この話で盛り上がってしまいまして、靴を履きかけたままの姿勢で10分ほども立ち話をしてしまいました(笑)。九州からいらしたご夫妻にも、「また是非いらしてくださいね」と声をかけてくれ、ご夫婦うれしそう。また今度の上京の折も四人で来ますかね。
満腹満足の至福の時間を、どうもありがとうございました。
酔來軒 11:00~21:00通し営業 火曜・第3月曜定休