現代版 清水湊の名物はァアンアン♪  -金の字支店(清水) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…

                              8月11日(月)しょの2
エスパルス  水上バスから降りて、エスパルスドリームプラザに向うと、佐世保バーガーをはじめいろいろな屋台が出ています。ベルギービールの屋台もあるし、「ここでも飲めそうだね」なんて発想は呑み助四人ならではなのか()。ドリームプラザの入り際に中華料理富徳の屋台が出てますね。まさか本物じゃないよね…なんて、準備をしている特徴的な高いコック帽は…ほんものー!お願いしたら周さん、気さくに写真を撮ってくれました…おお、いい人だぁ。

 

 目的は篠田酒店の支店。大きなワインセラーがあるんですねぇ…このメンバーだとセラーには入らないんですけど。四人が興味津々のぞいたのは地酒の冷蔵庫。静岡を中心とした酒の宝庫ですなぁ。当然、帰りの電車用に四合瓶各1本ずつ買いましたがな。



次郎長どおり  続いて向かったのは、次郎長通り商店街。清水の次郎長さんの生家のあるところですね。残念ながら月曜休館でしたけれど、まあ観光はついでみたいなものでして。ちなみに我らがjirocho親分の生家には参りませんでしたが(苦笑)

 しかしこの道を歩きながらの、親分の同級生トークが面白い。路地や川端など街角のあちこちに思い出がいっぱい詰まっているんですね。うらやましや。たぶん、僕、地元に帰ってもここまで案内できないと思うなぁ。

 次郎長さんの墓所のある梅陰禅寺を遠くから眺め、さて炎天下の散歩で大分フラフラになってまいりましたよ。のども渇いてぇ…キター!お昼をゆっくりしたために、時間ももう頃合ですね。ではぼちぼち向かいますか、目指すは新清水駅に程近く。
赤い看板  路地を曲がれば、赤い看板に「もつカレー」の文字が目立つこちらはご存知、「金の字支店」でございます。


 白字に金の字の三文字が大書された、本店と同じのれんをくぐり中に入ると、右手に焼き台と厨房、その前に15人がけのカウンター、奥に四人がけが四つの座敷があって、これは本店よりゆったりしたつくりですねぇ。あたしもご縁がありまして、本店の方には何度か足を運ばせていただいているのですが、こちらは初めて。じゃんきーご夫妻は、静岡支店にも行かれているそうですが、あたしはそちらも未訪ということで。



まずは赤星 なにはなくとも今日は名ナビゲーターがおいでですから、すべてお任せです。まず注文は、渇いた喉を潤す赤星2本に、もつカレーが10本。ビールが速攻で出てくるのが、熱中症になりかけの四人には嬉しい限り。注ぐ時間ももどかしく、四つのグラスが満たされたところでかんぱーい。プハァッ…しみいりますねぇ。これがあるから散歩はやめられない(←かえって不健康)。


 そして続いてこれまたすぐに出てくるもつカレー。串に打たれたシロが、重めのカレールーでよく煮込まれて出てきます。さすがに10本ともなると壮観ですねぇ。また、このシロがフルフルでやわらかいんだわぁ。ビールとの相性もばっちりですね。

 
清水名物  呑み助が四人集まれば、当然居酒屋談義に花が咲くわけで、文福、そしてシェフがかつて作ってくれたという花見の席の話など、もつカレーの話題でひとしきり盛り上がるうちに串が一本減り、二本減りと瞬く間に山がなくなっていきます。

 不思議とあとを引くんですよねぇ。だからこそ清水名物になりえたのでしょうけれど。かの某局での県民バラエティショーでもとりあげられていましたけれど、今やその名は全国区ですからね。

 あのルーの中に浮かんでいる黒い粒粒はなんだろうなぁというのも気になりつつ。



ポークロース焼き  ここで、もうひとつの名物のご登場です。お皿の上に鎮座ましましているのは、ポークロース焼き(塩)。

 お皿の上に鎮座する神々しい姿、豚ロース肉の一枚焼き。添えられたセロリのサラダの翠がなんとも映えますねえ。

 いわゆるポークソテーなんですが、特筆すべきはやはりそのやわらかさでしょう。



レアァァァ  見てください、この断面。ほんのりレアに焼き上げられた柔らかさの中に、かみしめればあふれる豚の旨味。上に乗ったバターとしょう油ダレが絶妙なんだなあ。

親分がしきりに、ごはんと味噌汁があれば…と言われるのも当然、僕も同じ気持ちです。それでなくともごはんって、あてになると思うんだけどなぁ…え、僕だけ()


 赤星に続く飲み物は、静岡ですからね、やはりお茶割りをお願いします。うん、もつと豚の濃厚さをさっぱり洗い流してくれますね。

 とここで、向こうの方から「ごめんなさい、もうもつカレー終わっちゃいました」という声が、相変わらずすごいなぁ、時計を見ればまだ五時前ですよ。本店でも、座った方が必ず頼むのはもちろんのこと、入り口から10本、20本単位で、多い人はそれこそ100本という量で持ちかえりされるこのもつカレー、やっぱりありつくには、口開け早々にお邪魔するしかないんですねぇ。今日はたっぷり食べられたから嬉しいぞと。残ったカレーももったいないから、お新香のきゅうりで集めて食べるぞと。

 
白いのれん  焼き物も行きたいところですが、今日はまだ先があるということでここで打ち止め。

 久々のもつカレーに満足して外に出ればまだ日が高く、昼酒の楽しさをかみしめる清水飲みのスタートでした。ごちそうさまでした!


金の字支店 16:00~ 日曜祝日定休