丼の中の雷霆 -港屋(虎ノ門) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…


虎ノ門のブラックボックス そういうこって、行ってきましたよ、鳥そば食べにね。
今日は新橋駅からずんどこ歩いて、飲み屋街を抜けて、オフィス街の只中に明らかにたばこ屋の風情ながら、赤提灯の下がる立ち飲み屋さんに心ひかれつつ、今日もやって参りましたブラックボックス港屋さん。

前回よりも遅い二時過ぎの到着だったので、店内には人はまばら。今日は先日注文取りしていたお姉さんが、麺茹でをしていますね。
温かい鳥そばを一つお願いします。「オンドリ一丁!」とオーダーが入ってから茹で上がるまでのストレスはほとんどなく、このテンポの良さはいいですね。惜しむらくは、海苔の盛がマスターよりも少し控え目かな。それでも、十分こんもり黒い巨塔になってますが。


内部 前回同様、奥の窓際に陣取り…こちら、辻辻にそば湯、卵、揚げ玉といった入れ放題サービスがセッティングしてあるんですが、場所によってはそば湯に手が届かない~なんてこともありますので、ちょうど真ん中辺に陣取るのがポイントと見ましたよ。あれ、ちょいと違和感…ああ、今日はネギがない~。うう、高騰につき辞めてしまったのか、それともランチのみのサービスで間に合わなかったのかはわかりませんが、入れ放題のネギを楽しみの一つとしてきただけに残念です。結論から言えば、鳥そばにはそれほどネギは必要なかったのですが…。

丼一杯のそばの上にはたっぷりの金ゴマ、そして海苔の山、つけ汁は冷や肉のそれと違って深形の小丼になっています。


温かい鳥蕎麦 胡椒がたっぷり浮いてて、スパイシーなのが見た目だけでわかりますねぇ。さて、まずはおそばを一箸つまんで、つけ汁に浸してじゅるり。ん~、胡椒の香りが鮮烈に鼻腔を通り過ぎていきますね~、ん~、あなたは稲妻のよぉおぅに♪
さらには冷や肉と同じラー油の辛味が口の中に広がります。刺激的だな~、your Rollin' thunder,ah~!
余りにつけ汁がスパイシーに過ぎると思って、小丼に箸を沈めてみたら、丼の半分余りに香辛料の層が(笑)。これは鮮烈なわけだわ。

ただ、インパクトという意味では、初めてこちらで味わったあの衝撃には及ばず。香辛料とラー油が喧嘩しちゃってる感じなんですよね。蕎麦つゆの甘味とラー油が引き立てあう、冷や肉の方が個人的には好きですねぇ。


鳥スープ 評判ではそばを浸せないほど鶏肉がゴロゴロ…というわけではなかったですが、ほど良い弾力の鶏肉が6、7片。かみしめると、鳥肉の脂の甘味が口に広がって幸せ感一杯。鳥と一緒に煮込まれたネギが甘くて美味しい。半分ほど平らげたところで卵を落とせば、親子の調和でスパイス感がまろやかになり、そばが進みますね、一気に加速。さらには健康に絶対悪いと思いながらも、蕎麦湯で薄めてつけ汁を飲めば、これまたご馳走ちゃん!


玉投入


なんやかんやいいながら、ものの十分で完食。結局、十分うまいのよ、こちらも(笑)。要は好みの問題ですね。
次は原点に戻って、ネギだくの冷や肉食べに行くで~。