其は紫の光に似て -白山神社 | 丁稚烏龍帳

丁稚烏龍帳

today,detch stood live on the earth,too…


あじさいやま
ニャンコである。
昨日は運転ご苦労だったな、丁稚。


「先生、なんかごほうびくれるんでゲスかぁ?」


よし、今日は白山に連れていってやろう。


「先生、お連れするのはオイラでげすよぉ、しかも豪雨の予報でやんす」



白山神社
雨に濡れてこそのアジサイだろうが。さて、では行くぞ。


白山神社、言わずとしれた都内有数のアジサイの名所だ。実態は境内よりも裏手の白山公園にたくさんのアジサイが植わっている。
先ほどまでの豪雨も上がって、雨粒に濡れた花は色味が増しているようだ。



紫陽花色
「先生、あたしこの色のアジサイが好きなんでゲスよぉ」


うむ、土壌によるというが、アジサイというのは面白い花だな。同じ株でも、白、赤、青、薄黄、それぞれの色の混色と、色が分かれる。そして、時期を追って色が様変わりしていく…まるで万華鏡の如くだ。
中でもこの色味、青でもなく、赤でもなく、なかなか他には見ない色味かもしれない、紫の光がはずむ如く…まさに紫陽花色か。
丁稚もたまには的を射たことを言うものだ。


赤白青

「え、青からず、赤からず、そしてうまからず…、ダチョウイズムっすね!先生、向こうの屋台のフランク一本100円でゲスよぉ。コロッケも揚げたてで美味しそうでゲス~」


勝手に紫陽花でも食べていろ!


「次は、ビール300円がこわい。」