ガ、ガスが切れる~と内心ドキドキしながら、やっぱり伊豆の山道の消費は早いですね。
千葉を出る時に20l.あまり給油してきたんですが、いよいよレッドアラート、かくなるうえは
有料道路だ、野宿号!へい、マイキーと喋ることもなく、隣の席で寝てる人一人…えーん、
寂しいよー。
そんなこんなで、中伊豆バイパスを経由して少し加速。実際下道の連続カーブでは乗り
きれなかったかもしれません。バイパス降りて、寺まで向かう途中にガス屋はっけーん。
あり、セルフだけど満タンボタンないのね、よし、地道に切りのいい数字まで手入れしよう。
結果、あと1円で止まっちゃいました。うーん、まだまだだね(なにがだ)。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ガス屋脇の信号越えてすぐ、見えてきました目的地の古刹、林泉寺。このお寺、伊東
七福神が一つで福禄寿がまつられているそうです。
さて、なにを目指してここまで来たか、それは風にゆれる房の紫を目に焼き付けるため、
そう藤の花です。
正直、境内に入った時は二株しかないし、大したことないのかなと思っていたのですが、
藤棚の下から、下がる藤を間近に見られるという体験は僕にとっては新鮮でした。いつ
も行く天神さんは藤棚が池の下にしつらえてあるので、あまりたくさんの房を真下から
望むことができないのです。
二株とは言え、双方古木。左右五メートルあまりも広がる藤棚に樹勢衰えず、一メートル
ほどの房がたくさん下がっていました。紫の風合いがほんとにきれい、それが風にそよぐ
とまたなんとも言えない良い香りが漂ってきて、しばし夢見心地のひと時でした。
ちなみに裏手には、こんな紅葉がまだ残っていて、秋?と錯覚してしまう瞬間がありました。
赤と青の寺、林泉寺…あなたの寺の宣伝部長、でっち坊主です(笑)。
藤の花を見ていると古来紫が高貴な色とされたのも、なんとなくうなづけるかな…そんな
気分になりました。