うーん...見終わった後じわじわ来る映画だ。
なんか今泣きそうになってる。





----------------------感想----------------------



学校や仕事から帰ってきて一人暮らしの家に帰ってきたときの気持ち。
飲み会や友達と遊んだ後一人の部屋に帰ってきた時の気持ち。孤独感
その時は楽しかったとしてもその後にやってくる寂寥感

そんなだれしもあるような日々がこの映画だ。

でもそんな孤独で退屈な日々でもふとしたとき楽しい時間は訪れることがたまにある。心が満たされるような楽しい時間がある。

それは飲み会のときかもしれないし、友達と遊んでいる時かもしれない。

でも、飲み会の時や友達と遊んでいる時はいつも、心から楽しいと感じる訳ではない。それでもいろいろな状況が重なって心から楽しいと感じられる貴重な瞬間がある。その瞬間をこの映画は綺麗に切り取っている。孤独な日常の中にふと訪れる心から楽しい瞬間を。その瞬間がいかに貴重で、いかに人の考え方を変えうるかということをこの映画は教える

それは狙うものでもないし、自分から今日は楽しもう!と思ってもなかなかうまくいくものでもない。気を使わない人と気を使わないような場でふとおこるべきものだ。主人公のその相手は娘だっただけのこと。


最後の大学生活で楽しいことがしたいと思うけど、このような貴重な瞬間を大切にすることが、社会人になったときに一番の励みになるのかもしれない。



SOMEWHERE 予告編

監督は「マリー・アントワネット」「ロストイントランスレーション」のソフィア・コッポラ。娘役のエル・ファニングは今まで観た子役の仲で一番かわいいし、演技すごく上手い。



somewhere <初回限定仕様> [DVD]/スティーヴン・ドーフ,エル・ファニング,クリス・ポンティアス

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今日の一曲 その2






The Music / The People (フジロックフェスティバル'11)





The Musicのラストライブ。




ラストソング。




 The Musicは大学1年のときに初めて聞いてハマってしまい、それからしばらくの間ずっと聞いていました。個人的にはこのバンドは所謂、天才肌のバンドというイメージです。このバンドの後に出現したFranz ferdinandなどに代表される「踊れるロック」の先駆けですね。でもこのバンド、海外よりも日本のファンの方が多いんです。日本人にあったダンスロックなんでしょうか。一方このThe Musicも日本が大好きで、フジロックには自分が出演していない時も来日して観客としてきていたといいます。

 このThe Peopleという曲はこのバンドの曲の中でも特に斬新でしかもノれる一番のキラーチューンです。正直最後のライブを観れるとは思っておらず、今この動画を観ても熱いものがこみ上げてきます。凄まじいまでの歓声とサビの部分の「アウラルラールラーラーララーラ、アウラルラールラーラーララララ」の大合唱がこのバンドの日本での人気と惜しまれぶりを物語っています。僕も叫んでるくらい声を出して唄ってました。バンドも皆も盛り上がり、最高のラストライブになって、悔いなく日本でのライブを終えられたのでしょう。この曲の後に起こったアンコールのとき、全然出てこないThe Musicに変わってSMASHの代表(フジロック主催者)が現れて「The Musicはこの曲で散りたいと思っているそうです」とおっしゃっていたのを今でも思い出します。



The Musicありがとう!



また会える日を楽しみにしてます!






The Music/The Music

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ちょっとブログの音楽紹介のスタンスを変える。

一曲だけ紹介して、その説明みたいな感じにします。

関連した音楽はyoutubeにリンクという形にします。


今日の一曲。



the Naked And Famous / Punching In A Dream


オークランド出身の5人組のバンド。デビュー・シングル”Young Blood”がニュージーランドのチャートで1位に輝くなど、すでに広い目で見たところの世界ではじわじわと注目されているそうです。2011年に初めてフルアルバムを出したアーティストです。所謂MGMTとかMatt&Kimのようなブルックリン勢の音楽にも良く似たキラキラシンセ、ポップサウンドが特徴的ですね。個人的には日本人にも似た女性Vo.の透き通った抜けるような声とヘンテコなキラキラシンセが混ざってとても好感が持てるサウンドに仕上がってると思います。サビ?の部分の「フッフッフー」という部分が全体をまとめていて良いですね。もうちょっとメジャーになってくると、ライブでこの部分の合唱が起こりそうです。ただちょっとMGMTのTime to pritendとかPassion pitの曲に似ている反面、このバンド自体の独創的な部分があまりないのが残念。今後に期待ですね。



Punching In a Dream /The Naked and Famous

¥150
iTunes
※モバイル非対応