うーん...見終わった後じわじわ来る映画だ。
なんか今泣きそうになってる。





----------------------感想----------------------



学校や仕事から帰ってきて一人暮らしの家に帰ってきたときの気持ち。
飲み会や友達と遊んだ後一人の部屋に帰ってきた時の気持ち。孤独感
その時は楽しかったとしてもその後にやってくる寂寥感

そんなだれしもあるような日々がこの映画だ。

でもそんな孤独で退屈な日々でもふとしたとき楽しい時間は訪れることがたまにある。心が満たされるような楽しい時間がある。

それは飲み会のときかもしれないし、友達と遊んでいる時かもしれない。

でも、飲み会の時や友達と遊んでいる時はいつも、心から楽しいと感じる訳ではない。それでもいろいろな状況が重なって心から楽しいと感じられる貴重な瞬間がある。その瞬間をこの映画は綺麗に切り取っている。孤独な日常の中にふと訪れる心から楽しい瞬間を。その瞬間がいかに貴重で、いかに人の考え方を変えうるかということをこの映画は教える

それは狙うものでもないし、自分から今日は楽しもう!と思ってもなかなかうまくいくものでもない。気を使わない人と気を使わないような場でふとおこるべきものだ。主人公のその相手は娘だっただけのこと。


最後の大学生活で楽しいことがしたいと思うけど、このような貴重な瞬間を大切にすることが、社会人になったときに一番の励みになるのかもしれない。



SOMEWHERE 予告編

監督は「マリー・アントワネット」「ロストイントランスレーション」のソフィア・コッポラ。娘役のエル・ファニングは今まで観た子役の仲で一番かわいいし、演技すごく上手い。



somewhere <初回限定仕様> [DVD]/スティーヴン・ドーフ,エル・ファニング,クリス・ポンティアス

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