【ご報告】
この度、我が家に第一子が誕生いたしました。
元気な男の子です。
おかげさまで母子共に健康です。
出産まで支えてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからは家族3人仲良く過ごしてまいります。
今後ともよろしくお願いいたします!
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無事に出産を終えるまで、妊娠についてはSNSでの公表を控えさせていただいておりました。
3月、5月と公演があり、そこで直接お話できた方にはお伝えいたしました。
みなさまに暖かく見守っていただけたこと、深く感謝いたします。
また、妊娠中にも関わらず私に演出としての舵取りを任せてくださったいくつかの座組にも本当に感謝しております。
母になることは私の夢でした。
芝居と妊娠生活の両立が難しいことも、周りを見ていて感じておりました。
それでも諦められず、無理をしない範囲で、と。
「ENJOHJI」「10th anniversary」「白鳥座から来た男」こちらの三作品に携わらせていただきました。
幸いひどい悪阻もなく、芝居に関わっている時は夢中になっていました。
稽古中、本番と、お腹の中からも楽しそうな胎動を感じ、二人で芝居を作っているような不思議な感覚も経験することができました。
演者の皆さんにもお気遣いいただき、とても優しい時間の中で芝居と命を育むことができました。
(銀座ローレライにて Photo by ねもっちゃん)
フタリト、の公演後すぐに長野に里帰りし、それからは大自然を感じながらゆっくり出産までの時間を過ごしました。
支えてくれた家族には感謝です。
子どもが産まれると、世界の見え方が変わる。と
以前聞いたことがあります。
今まさにそれを実感しています。
なんせ赤ん坊は、まず小さい。
仔鹿や仔牛と違って、人の子は産まれてすぐ立てないし、未完成な状態で産まれてきてるんだと思います。
誰しもこうだったのかと。
どんな偉い人も、どんな凶悪犯も
産まれてきた時はふにゃふにゃで、一人で生きていけなくて、誰かの愛情を受けない限りは大きくなれない。
そんな存在だったんだと。
世の中全ての人が愛おしくなるような感覚でした。
みんな、こんな赤ちゃんだったんだ。
みんな、誰かに愛されたから大きくなれたんだ。と。
食事も排泄も一人じゃままならない。
こんな頼りなく、儚く、小さな存在。
守らねばと、思わずにいられない存在。
誰しもがそうだったんだと。
テレビをつけるとオリンピックが中継されていました。
みんな赤ちゃんだったのにこんなことになっててすごい…
と感動し
ニュースを見れば
みんな赤ちゃんだったのに痛ましい事件に巻き込まれてるのとか見れない…
とテレビを消してしまいました。
赤ん坊。
間違いなく、私の価値観や感性を変える存在に出逢ってしまいました。
誰もが愛されるべきである
大切にされるべきである
既に、そんなことを教えてもらってるような気がします。
これから子が成長するにつれ、大変なことが待っていると思います。
ですが、子供と関われる時間は一生のうちで見たらたった20年程。
大切に大切に、過ごしていきたいと思います。
(退院の日。病院の前にて)
ここまで読んでくださったあなたへ
いつも応援していただきありがとうございます。
家族のことを大切にしながら、これからも脚本執筆や芝居づくりに打ち込んでいきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。