昨日の投稿で「ポケカが楽しすぎてデザインやってる場合じゃねえ」的な内容を書きました。

ブログを書き始めて1週間しか経っていません。5回目の投稿だったのにもう方向性を見失ってます。

 

自分の活動内容を紹介したり、物作りをして来た中で気づいた事をしっかり記すつもりでした。

ここからは気を取り直し真面目な話をします。

 

ここ半年くらい、オリジナルの雑貨を作っています。

使いやすさ、触り心地を大事にしつつ、シンプルなスタイリングを意識しています。

シンプルという言葉は、ノイズが無い綺麗なラインを目指すという意味で自分は使います。

表面の質感で色々遊んだりしますが、装飾的なデザインはあまり行いません。 ↓商品の例

 

  

 

これは大学時代の教授の影響が大きいです。その教授は元々高級な家具メーカーのデザイナーでした。良い家具は何十年も使われ、時に人間よりも長生きすることもあります。長く使われる物には流行に囚われず、時間が立っても飽きられない普遍的な形状が求められます。

「その普遍的な枠に収まる中でいかに個性を出すかが腕の見せ所」とのことでした。

 

家具の分野以外でも物は長く使われるに越した事はありません。よって自分もそれに倣ってデザインをしているわけです。

ガチャガチャしたイメージでなく整然としたブランドイメージを作ろうとしてます。

 

なので自身の過ごす空間も可能な限り綺麗にしようと努めています。シンプルなブランドを作るのであればシンプルな暮らしをせねば。

今はダイニングでこの文を書いていますが、部屋を見渡してみましょう。

 

まず、ふと目線をあげます。さっき食べ終わったラーメンの鍋がそのままです。

大きな器はいくらでも持っているのに、何を作っても鍋から直接です。ひどい時は米も鍋にぶち込みます。

 

次は床に目をやります。段ボールやら試作品やらの山々が聳え立つ脇に、色んなコードが力なく横たわります。旅行に行く際はコンセントを全部抜いてから家を出る派なのですが、アレクサ(スマートスピーカー)の電源が付いていないままでした。直近で旅行に行ったのは3ヶ月前です。

 

リビングを見てみます。エニタイムフィットネスのチラシと一緒に確定申告関連の封筒があります。中々開けるパワーが出ません。

昨日考えていたカメックスデッキのカード達も散乱しています。ゼニガメが哀れな目でこっちを見てるのは気のせいでしょうか。

 

 

 

まぁこれが現実です。そもそも可能な限り綺麗にしようと努めてる時点で無理をしてます。

丁寧で上質なブランド作りを目指している立場にも関わらず、だらしない生活をしている事を白状しました。

 

ブランディングで一番大事なのは「パッケージ、広告、ホームページ、SNS、世間のありとあらゆる方面から、見られ方を統一しておく事」だと本で読みました。確か水野学という著名なデザイナーさんの物だった気がします。

 

水野さんすみません。ダメな僕でも立派なブランドを築けますでしょうか????

 

 

 

 

少年時代を思い出して下さい。何をしている時が一番ワクワクしましたか?

人生相談の時によく言われます。

 

自分はカードゲームで兄弟や友達とバトルしている時が一番楽しかったです。

膨大な種類から好きなカードを選び、作戦を立て、いざ男の勝負に参ります。

「俺のターン!ドロー!」と叫ぶあの快感は他の何にも変える事ができません。

 

小学生くらいだと皆で夢中になって遊べましたが、中学、高校と上がるにつれ段々と周りは大人になってしまいます。

思春期の学生にとってカードゲームをやる事は恥ずかしく思われるようです。

自分はまだまだ「ドロー!」したかったのですが、友達は付き合ってくれくれません。

 

友達が遊んでくれないならカードショップに行けば相手が見つかるはずだ!池袋の店に行き、とあるカードゲームの大会に出ました。

対戦相手のおじさんはボサボサ頭でガジガジと爪を噛んでいるタイプの人でした。怖くなって帰りました。

 

このままだと健全な大人になれないと思い、カードゲームの世界に別れを告げました。

しかし玩具の分野が好きという思いはあったため、大学でプロダクトデザイン(つまりは物作り)を学ぶことにしました。

将来はタカラトミーに入りたいと思っていました。

 

そんな思いを抱えつつも、プロダクトデザインの分野というのはとかく「綺麗なスタイリング」「長く愛されるものづくり」という思想になります。カードゲームを作る授業なんてものは無く、玩具への思いは少しずつ薄れていきました。

大学内では椅子や照明器具、家電などをデザインします。講義を受け、課題をこなす内に自然と「デザイナーになろう」と思うようになり、新卒で地方のメーカーに入社しました。

 

ちなみに就活中、一応タカラトミーも受けていました。運よく書類が通りグループディスカッションです。周りが自己主張の強いタイプだったため、ニコニコしながら「いいですね!なるほど!」とひたすら相槌だけ打つ作戦に出ました。普通に落ちました。

 

大学の環境に染められ(マイナスな意味ではないですが)気づいたらデザイナーを名乗っていました。今まで色んな商品をデザインしてきました。仕事の中では様々な嬉しい事がありました。作った商品が沢山売れる、気に入って毎日使ってると言われる、かっこいい!かわいい!と喜ぶ顔が見れる。ものづくりは本当に楽しい職業です。

 

しかしです。

あの頃の楽しさには及ばない気がするのです。

少ないお小遣いで1パック買って開けるあのドキドキ、お前仕組んだだろ!と喧嘩しながら戦う情熱、勝利した瞬間の雄叫び、そして負けた兄が怒って私の切り札であるフリーザ(ドラゴンボールカードの激レア)を噛みちぎった時の衝撃。

男が最高に熱くなれる唯一無二のコンテンツなのです。

 

思い出補正でしょうか。そうは思えません。

ここ最近話題になっているポケモンカードを友人とやってみました。大人になると意外と遊んでくれるもんです。

やばいです。めちゃめちゃ面白いです。友人が帰った後から毎日夜中までデッキ組んでます。デッキがちゃんと機能するか気になって一人二役で永遠にバトルしてます。早く友達と真剣勝負がしたくて次の週末の予定を催促してます。

 

完全に脳が仕事(デザイン)よりカードになっちまいました。元々デザインがしたいんじゃなくて玩具が好きだったので当たり前です。

でもこれまで捧げたデザインへの時間は偽物じゃないんです。そう簡単に捨てられません。

自分に残された道はただ一つ。カードゲームを自分でデザインして作る事です。これで対価を得られるようになれば100点満点の理想的人生です。

 

調べたらゲームマーケット(オリジナルのボードゲームが集まるイベント)なるものが4月にあるようです。勢いで出展申し込みをしました。

 

ということで今から何か作ります。乞うご期待。

器が好きです。

旅行先は焼き物が盛んな街をチョイスします。

鞄が重くなるのである程度セーブしますが、気に入った見た目の物は買わずにいられません。おかげで家は使いきれない食器だらけです。

 

焼き物の店に行って毎度残念に思うのは、自分が酒を飲めない事です。

おちょこはサイズが小さく求めやすい価格なので土産物として優秀です。とっくりはくびれた形がキュートでつい手に取ります。

でも今まで酒器を買えた試しがないんです。

普通のお皿も結局飾るだけなので、それも観賞用として気にせず買えば良いのですが、中々できない性分です。

 

なんと言えばいいんでしょう。買う物のスペックを自分が100%発揮できないと何だかモヤモヤするんです。

というか自分にその権利があるのか?と思ってしまうんです。

友達に何か言われた覚えはありませんが、心の中の誰かが「酒飲めないくせにとっくりを買うなんで生意気だね」囁きます。

 

恋愛ソングを聞く時も似た感覚です。「一生君を大事にする」という旨の歌を聴いていると、「お前大事な人おらんだろ」とまた誰かが僕を責めるのです。。西野カナなんて聞いたら切腹もんです。普通にJPOPをよく聞きますが恋愛ジャンルがかなりの割合を締めているので、感情をどっぷり入れられないのが残念です。恋愛経験がないと音楽の楽しみまで減ってしまうんです。自分はこんなにかわいそうな人間だったのか。

 

この感情の元は芦田愛菜ちゃんかもしれません。

愛菜ちゃんが子役時代に歌をうたっていました。ユーミンの「やさしさに包まれたなら」です。

かわいい愛菜ちゃんが「ち〜いさ〜いころ〜は〜か〜みさまがいて〜」と歌っているのを見て「お前はまだちっちぇえだろ!!!」と思わず突っ込んでしまいました。これがいけなかった。それ以来、当事者でないならその言葉を口にしてはいけない。そのコンテンツに手を出してはいけないという思考になってしまいました。

そうです。僕の心を縛りつけてきた者の正体は愛菜ちゃんだったのです。。。

あの日本の宝が、屈託ない笑顔が、僕を嘲笑し続けてきたのです。

 

「うふふ!芦田愛菜だよ!お前が聞いていいのはスピッツのチェリーだけだよ!」