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Illustratorアピアランス活用術【STEP1】





STEP1

Illustratorアピアランス概要




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アピアランスは重要かつ深いテーマですので是非熟読してください。

※テーマとしては「効率化+テクニック」ですが、「効率化」のカテゴリにします。






タイトル・見出し・ロゴ類の作成において「アピアランス属性(以下アピアランス)」は絶大な威力を発揮します。

そしてこのブログのテーマである「効率化」においてIllustratorではベスト3に入る位の大切な項目なので、活用していなければ是非覚えてください。



こんな事はありませんか?

・作り込んだタイトル・見出しの文章が変更になった…

・定期物で毎回同じ加工なのに文章が変わるので一から作るのが大変…

・タイトルの加工をページ毎に変えていたが統一する事になった…



こんな時、アピアランスは有効です。



「アピアランス」はオブジェクトは勿論ですが、「テキストオブジェクトに適用できる」のが最大の利点です。

「加工したロゴタイトル等がそのまま打ちかえ可能」と言った方がわかりやすいですね。



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このようにオブジェクトの「塗り」「線」「透明」「効果」等を一括管理できます。Photoshopにおける「スタイル」の作成作業みたいな物と思ってください。



アピアランスの更なる概要・アピアランスパレットの操作等細かい説明はAdobe公式ヘルプ
を参照してください。とは言ってもすごくわかりづらいですが(笑

このブログでは一から実用的に作れるようにしていきますが、パレット操作等で詰まったら参照してください。






アピアランスの簡単な概要は以下になります。



アピアランス属性の種類



■塗り…ベタは勿論グラデーション・パターンもOK

■線…ベタのみOK

■透明度…もちろん0~100%までOK

■効果…「効果」の項目全てOK



アピアランス使用時の注意点(デメリット)



■多用すると処理やデータ容量が重くなる

※特にPhotoshop効果・Illustrator効果でもドロップシャドウ等の透明度が変わる効果

■バージョンを下げて保存すると壊れる可能性がある

※入稿時にバージョンを下げる必要性がある場合は注意。これは重要なので後述します。

■Illustrator10、8等低いバージョンとは互換性が無い。(そもそもテキストが互換性無いですが…)



アピアランスの適用範囲



■基本的に「グループ毎」と覚えてください






「効果」のまとめ



いざ使用するとなっても「完成形」が見えていないと効率は悪いままですので、ここでは「効果」の使用例を纏めます。

あくまで「テキストに使用する」という範囲だけですが。テキストに「ラフ」とか「ぼかし」とかはあまりかけないと思いますので厳選しました。

いずれも処理速度・データ容量に負担がかかりますので多用せずにここぞという時に使用しましょう。



使用例は

フォント→M+2p Black

フォントサイズ→48pt

での参考値になります。



「効果」はメニューからでも呼び出せますが、折角アピアランスを活用するのでアピアランスパレットから呼び出しましょう。

パレットのボタンから呼び出せます。



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スタイライズ>ドロップシャドウ



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スタイライズ>光彩(内側)



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スタイライズ>光彩(外側)



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応用…光彩(内側)+ドロップシャドウ





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ワープ>波形



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※他にもワープの形は様々ありますが、割愛します








テキストに使う効果はこんな所でしょうか。あとは3D押し出しとかも使用できますがここでは割愛します。

今回はここまで。アピアランスの概念と効果の完成形を覚えてください。

次回から実際にアピアランスをいじっていきます。



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