まずは、日本語の話から。
日本語は、「お+う」は「おー」と読みます。
例えば、「おとうさん」と書いて、「おとーさん」と読みます。
「そうだん」と書いて、「そーだん」と読みますね。
日本語を母語としている人なら、自然にそう読んでいるはずです。
そりゃもう、無意識のうちに^^
では、問題です。
「ソウル」(韓国の首都)は、どう読むでしょう?
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どこからか、「ソール」という声が聞こえてきたのは気のせいでしょうか?(^~^)
日本人ですからね。
「お+う」=「おー」ですからね。
日本語で話しているときなら、「ソール」でもいいでしょう。
でも、韓国語で話しているときにはNGですよ!
相手の韓国人には、「서울」ではなく、「서얼」または「소올」と聞こえている可能性大です。
私も学生のとき、韓国人留学生に指摘されて初めて気がついたのですけど。
「서울(ソウル)」と言うときには、「우(ウ)」をしっかり目に発音しないといけないんです。
後ろに助詞がついているほうが、わかりやすいかもしれませんね。
「서울에」(ソウルに)は、実際の発音は「서우레(ソウレ)」。
くれぐれも「ソーレ」にならないよう、「ソ・ウ・レ」と1音ずつ(「ウ」は特に気をつけて)発音しましょう^^
「ソウル」だけじゃありません。
「겨울(キョウル、冬)」
「겨우(キョウ、やっと・たったの)」
「여우(ヨウ、きつね)」
「여운(ヨウン、余韻)」
「처우(チョウ、処遇)」など…
「어+우」の発音は要注意です!
(ちなみに私は「겨울」を「キョール」と言って指摘されました…(^o^;) )