Commentarii de AKB Ameba版 -7ページ目

Commentarii de AKB Ameba版

AKBとかその周辺とか

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Tag:Greeting

 シングル、ちゃんと聞かなくなったなあ。
 「心のプラカード」なんか、こないだシアターで初めて聞いたっきり。「誰かが投げたボール」とか悔しくて見る気しないもの。まあこんなもんだとは思ってたけどさ。
 「希望的ナンチャラ」は、内田さんが出てくる完全版を撮り直すまで買うの待ってるの。 

 なんか送り手のロングテールに対する愛情が全く感じられないんだよねえ。売れてる子、売りたい子にしか気持ちが注がれてないっていうか。 
 ショーバイとしては正しい方向性なんだが。

 「AKB村」という、シニカルだがとっても腑に落ちる言い方がある。
 その言い方にもとづけば、AKBが発展するには「村民を増やす」か「村の外に出るか」。

 もともとAKBは「通過点」だったわけで、いつか「村を出て一旗揚げる」のが正しいんだろうし、それを後押しするのが僕を含めた「大人」たちの役割なんだろう。だから一旗揚げられそうな子に限られた資源を投入することは、全くもって正しい。
 そりゃわかってる。

 でもAKBを、星歴0048年まで長持ちさせるためには、もっとちゃんと村の手入れをしなきゃいけないよね。

   PARTY!

 この1年は、ヲタ的にはずいぶん低調だった気がします。このままもうご縁が無くなったのかなあ、と思ったこともありました。
 でも時々届く「村民集会」への招待状が、僕の本籍を思い出させてくれます。

 また呼んで下さいね。

 9周年、おめでとうございます。
 
 
 
 
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Tags:School days、かおたん、片想い

 あーよっしゃいくぞー。

 まだSKE48アップカミング公演@舞浜アンフィシアターのこと。

 おっさんだからタイミングはずれてたかも知れん。だがちゃんと打ったぞ。研究生mix。
 「最強研究生」と叫んだ瞬間、会場は一体となった。
 背筋を走り上がる電流。

 これすげーな。
 すげーよこれ。

 ライブはいろいろ行った。でものっけでこんなに幸せになったライブも珍しい。
 ここに来たみんながみんな、かおたんと研究生たちが好きで好きで仕方ない、じゃなきゃ来ねえよってことが、よーくわかりました

 今村&芝。支配人の候補生&研究生。
 何のこっちゃわからないが、入り口でビラ配ってた。

 TNB画伯。道重の卒コンに向かったTNB画伯。なのに気づいたら舞浜にいたTNB画伯。

 もうおかしくって腹割れそう。おかしくっておかしくって涙が出そうだよ。

 パフォーマンスでは、何と言ってもヘルプメンの斉藤真木子と石田安奈がぶっちぎりだった。
 この公演の主役は松村先輩率いるヒヨッコたちだと判ってはいるのだけれど。
 ダンスのうまさを見る目がある訳ではないが、気がつくと目が捉えているのはこの二人だった。

 斉藤は、激しい。
 お前そんな動きして首が折れないかどうかしてるぞ。
 そう言えば、最初にこの人に出会ってびっくりしたのはTesam Eの「逆上がり」だったっけ。今でも思い出せる、松村先輩が速報で39位に入った幸せな夜のことだ。Team Kとは全く違う、「お前そそれ逆上がりじゃないだろトカチェフだろそれ」みたいな「逆上がり」。

 石田(安)は、つややか。
 ターンして止まった後のスカートのフレアの動きまで美しい。
 いろんなとこで叩かれがちな人という印象が強かったが、この姿を見たら、何で叩かれるのか全然わかんない。

 二人に共通して言えたのは「止まった瞬間の姿の美しさ」。
 動きがすごいのはすぐわかるけど、動から静に移った瞬間のきれいさが段違いだった。
 俺栄のことよくわかんないんだけど、現場ではJとかこの二人より凄いのかな。
 だったら底知れねえな栄。

 研究生たちのこと。

 全てをひとことで言えば、「健気」。
 斉藤石田に比べたら見劣りがするのは仕方ないだろう。
 「Escape」とかさあ、「えずいてるばばあ」は言い得て妙言い過ぎにしても、ほら、「UZA」の島崎のお首カクカクを思い出しちゃったよ。思わず「おいおいぱるるちゃん大丈夫かどっか身体具合悪いのか」って言いたくなるような。あのカクカクかっこよく出来てるのって、優子さんとJくらいだったもんなあ。

 でも研究生があんなに嬉しそうに、一生懸命やってるんだ、そりゃおじさんは感涙のひとしずくもこぼれちゃうさね。そりゃ教えてた「鬼教師」の石田も泣いちゃうよ。 

 あと彼女たちについて感心したのは、みんなちゃんとした話し方が出来ていたこと。
 言葉遣いがどうとか、と言うことじゃない(つーか、間違ってること結構あったよね)。
 うまく言えないけど、たとえば仲良しさんで内輪話をしている風にしゃべっていても、その一方で「パブリック=お客」に聞かせている、という意識が常に働いているという印象だった。
 内輪話は、通じれば楽しいけど通じないと白ける。かと言って誰にでも分かる話は面白くするのが大変だし、よそよそしい。MCでムズカシイのは、内容よりもこういうバランスなんだと思う。
 爆笑の内輪話をしたかと思うと、どこに出しても恥ずかしくない、全くSKEのこと知らない人に聞かせてもちゃんと通じる挨拶ができる「大人」がいつもそばいる、というのはとても大切なことなんだなと思った。
 こういう所は、本店の若い子にも見習って貰いたいところ。でもほら、あそこはお客が甘やかすからなあ(お前もだよ)。
 
 青木。「おしりん」というチャレンジングな二つ名のベビーフェイス。
 チャーミングなんだけどふつー。ふっくらとしたほっぺと唇が可愛いんだけど、ホントにふつー。
 でも時々見せるキリッとした目が魅力的だった。足が短いって言ってたけど、別にそんなこと…やっぱあるかな。
  
 あと松村先輩のヒグラシ。 

   もし私 いなくなれば
   このあたり静かになる

 ホント、先輩がいなくなったら、確かにこの界隈は静かに、そしてさびしくなっちゃうんだろうなあ、と思いました。
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Tags:School days、かおたん、片想い

 SKE48アップカミング公演@舞浜アンフィシアター。

 行きたい行きたい、行こう行こうと思ってて行けなかった、まさに「遠征出来なかった」僕のためのようなプログラム。
 見事当選したものの、実は当日出張仕事が入っていて、時間までに帰ってこられるかヒヤヒヤだった。何とか飛行機が間に合ってくれたのだが、間に合わなくて空席を作ったら、声をかけてくれたRAGUさんはじめ、当たらなかった生粋の栄ヲタのみなさんにあわす顔が無かったところ。よかったよかった。

 羽田から舞浜まで、約20分の道のり。
 オートリピートでずっと流しているのは、松村先生直々の指令による研究生mixの音声。

   おしりん!れおな!わんちゃん!おぎりー! なっきぃ!まぁたん!ゆっぴーーーー!
   さきぽん!ゆめち!かおたん!じゅなぁぁぁぁぁ最強研究生!!!

 あんだよこれぇ。やすす先生だってこんな詰め込み方しないぞぉ。しかもチキショウ、すでに半数近くはもうここにいない子じゃんかよ。おぎりーはケガしちゃうし。
 おじさん泣いちゃうよおじさん。

 さはさりながら、のっけでこれをビシッと決めてかないと関東ヲタの名折れだ。
 だから当選が決まってからドロナワで練習してるの。
 正直言って栄の研究生のこと、僕はよく知らなかったから。

 松村先輩は、繰り返し繰り返し、このmixを覚えてくるように言い続けた。

 「研究生mix」を何度も練習するうちに、不意に気がついた。

 「名前を憶えることは、愛することの入り口」。

 名前を知らない子はそこにいないのも同然。でも名前を憶えただけで、昨日まで何者でもなかった子たちが、生き生きとした存在として目の前に姿を現す。
 かわいいおしりん。目のキリッとしたれおな。わんちゃんおぎりーはもう知ってる。なっきぃは方向音痴なんだ。後藤真由子はもうやめちゃったんだ。ゆっぴーは横浜の子。べっぴんさんのさきぽん。ゆめちはもう昇格してるのね。じゅなはちっちゃい子。

 そうか、松村先輩は、一人でも多くの人に、研究生の名前を憶えて貰おうとしていたんだ。
 より多くの人に名前を憶えて貰って、いつか研究生が高く羽ばたけるようにと。

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 仕事帰りなのでジャケットにネクタイ。
 堅苦しいけどしょうがない。これが僕の「戦闘着」だもの。
 ポケットに緑白赤のサイリウムとぐるぐる回すためのハンドタオルを忍ばせて、いざ「円形闘技場」に見参。

 車から降りると冷たい雨と風。でも思いの他スーツ姿のおっさんが多いので安心する。
 
 その名の通り、丸いステージ。どこからもよく見える。席は真ん中くらいだけど、遠さは感じない。
 座り心地のいい椅子。
 楽しみだなあ。ワクワクするなあ。

 待ち時間、前日録音されたとおぼしき研究生たちの会話がひとしきり。手持ちぶさたの客にはいいサービスだ。
 それが済むと、SKEの名曲がオルゴールで流れる。バックには蝉の声や海岸のざわつきが聞こえる。夏のBGM。

 なんで「夏」なんだろ。
 目を瞑って聞いていると、僕のSKEとの最初の出会いを思い出す。
 夏。海辺の民家。蝉時雨。目をつぶっているJ。
 立ち上がる入道雲のように昇っていくストリングスのイントロ。不意に走り出すJ。

 そう、「ごめんね、SUMMER」だ。

 僕にとって、SKEは夏。最初から、彼女たちからはAKBとは違う不思議な解放感を感じていた。後先を考えることなく、ただ走りたいから走り続ける少女たち。
 あれからずいぶんたくさんの水が橋の下を流れて行った。

 そうこうする内にやがて時は満ち、辺りは暗くなり。
 オーバーチュアにはmixなし。その代わりコールは強め。
 光の中から飛び出してきたのは我らがかおたん。

 あーよっしゃいくぞー!
 
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Tags:School days、かおたん、片想い

 AKB界隈では研究生を「R」という文字で表現することがある。
 たとえば「R公演」と言えば、研究生公演のことだ。
 察するに「研究生」の直訳「Researcher」ないしは「Research student」がその由来なのだろう。しかしAKBの研究生は、何かを「Research=研究」しているわけではない。「見習い」「半人前」「修行中」の身である。ここでいう「研究」とは「研修」の意味だ。だから「R」ってのはちょっと実情にあわない。
 だからJKTでは、研究生は「Trainee」、つまり「トレーニング中の人」とよばれる(そいやJKTのDVD買ったらtraineeの誰かの直筆サイン入りカードが入ってたよ)。

   夢見がちな私に/どうかチャンスください
   先輩のことだけを研究ね!

 だが松村香織先輩のことを素直に「Trainee」と呼ぶのは、どうにもはばかられる。紛う事なき研究生なんだけどね。

 本来は正規メンバーに昇格するために切磋琢磨する通過点でしかない「研究生」。
 松村先輩はその地位に自ら(公式にはね。ホントはどうなのかわからない。でも先輩が自分の意思でそう決めた、と言うのだから僕らはそうだと思うべきなんだ)留まることを選んだ。
 すでに「見習い」でも「半人前」でも「修行中」でもない「研究生」。ひょっとしたら、彼女こそホントの研究生、「Researcher」なのかも知れない。

 研究する松村香織。いったい何を?

 AKBという運動体の、本来あるべき姿とは何か。
 たくさんの少女たちとヲタどもの「夢」を、どう叶えていくか。
 夢の代償として傷ついていく魂たちを、どうやって癒していったらいいか。

 本来それを考えるべき太ったおっさんは、どうやらここのところ居眠りをしているらしい。


 やれやれ、最近そんなことを真剣に考えてるのって、かおたんだけじゃねえの? 
 たとえばこないだの、「新曲PV歴代センターに内田さん呼ばれなかった事件」。
 夢想してみる。松村先輩がその現場にいたら。

 「うっちーさんいないのおかしくないですかー」。
 渋い顔の「大人」たち。
 「いや、ほら、チャン順はミリオンいかなかったから」。
 「えーじゃあ、たかみなさんのセンター曲って、軽蔑ですかー? ミリオンどころか3万いってないですよねー」。 
 「…お前もう帰れ。あとこれぐぐたすに上げるなよ」。
 その夜。
 「上げるなよって言われちゃったんだけど-。やっぱおかしくないですかー」。
 「センターってそんなに軽いもんだったんですかー」。
 「チャン順って、いつかチャンスが来てもいいように、くさらずに普段から自分を磨いて行こう!って曲ですよね-。今のAKBってそれ否定しちゃうんですかねー」。
 炎上炎上炎上…
 
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 ところでこの「マツムラブ」、「歌ネット」「うたまっぷ」「歌詞ナビ」等々、メジャーどころの歌詞検索サイトでは軒並み404を喰らってしまう。まるで自主製作盤なみの扱いだ。
 「SKE初のソロプロジェクト」と大言壮語しておきながら、わざわざ「錦通レコーズ」というインディーレーベルをでっち上げて、しかも枚数限定の販売。普通に販売していたらそこそこの成績でチャートインしてたはずなのに。
 「栄で最初にソロデビューした」のは松村香織だが、「栄で最初にメジャーソロデビュー」するのは別の誰か、ということにしておきたいんじゃないかって邪推したくもなる。

 余談だがこの辺の事情は、本店のソロプロジェクトにちょっと似てる。
 巷間AKB初のソロデビューは板野△ということになっているが、ホントは「大堀めしべ」ことめーたんの「甘い股関節」の方が先だ。作詞作曲は秋元康&後藤次利のゴールデンコンビね。
 ちなみに2番目は増田有華の「Stargazer」だし、3番目は「おぐまなみ」ことまーたんの「かたつむり」だ。
 でもこの3曲は、AKB的にはいつの間にか「なかったこと」にされてしまっている。
 それぞれのリリースは、AKBが広く世の中に認知される前だったし、大堀も増田も奥も、決していわゆる「推され」のメンバーではなかった。だから営業的観点からみたらそれは仕方ないことなのかも知れない。

 その伝で行けば、SKE的にはいつの間にか「マツムラブ」という楽曲がなかったことになってしまっても不思議ではなかった。「大人」たちはきっとそうしたかったんだろう。
 ところがぎっちょんちょん。
 
 SKE「アップカミング公演」のM1。
 SKE48リクエストアワー2014の13位。
 それを歌うご本尊は「総選挙」で堂々の第17位(忌まわしい事件と「交換留学」に伴う大人の事情がなかったら、などと泣き言は言うまい)。

 「大人」たちは目を逸らそうとしているが、嫌でも見ないわけには行かないこの現実。

 何が「どうかチャンスください」だよ。
 口を開けて「チャンス」が落ちてくるのを待っているヒヨッコに紛れて、自分の力でチャンスを狩り取ってくる猛禽類が一羽。

 松村香織。
 ひと呼んでかおたん。
 SKE48終身名誉研究生にして48グループ研究生会会長。

 いったい彼女は何者なのか?

 僕はそれをきちんと語る語彙をいまだ持ち合わせていない。
 ご大層な肩書きも、それが何を意味しているのか僕には全くわからない。

 だが僕は松村先輩が「何者ではないか」はよく知っている。

 まずなによりも、彼女は正規のメンバーではない。
 かと言って、ただの研究生でも、ない。

 「黄金の3期」の中で熾烈なオーディションを勝ち残った理由がそもそもわからない。

 ぱっと見で人々を引きつけるような美人では、ない。
 業界の基準によれば、若くはない。
 美声の持ち主でも、ダンスの名手でもない。スタイルはと言えばゲフンゲフン。
 バラエティ指向はあるのだろうが、自分のフィールドではないところで人を笑わせる術に長けているようでもない。 

 あれだけ「炎上」に見舞われていながら、それを反省をするでもない。かと言って打たれ強い訳では、決してない。

 要するに彼女は古典的な意味でのアイドルではない。

 ないないづくしの否定の積み重ねのその彼岸に、何者かとして傲然と屹立している松村先輩の姿を、僕らは痛快さと少々のおののきを持って見つめている。

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 舞浜アンフィシアター。
 その語源であるアンフィテアトルムの本来の意味は、「円形闘技場」。
 古代ローマでグラディエーターたちが栄光のために血で血を争った場所だ。 

 2014年11月26日。
 松村先輩はその闘技場に、たった6名の「研究生」とわずかな援軍を率いて立っていた。
 迎え撃つは、血に飢えた関東のヲタども。

 アウェイ。
 知名度の低さ。
 短かかった準備期間。
 ネガティヴな要因?
 いやいや、むしろ条件は整ったと言っていい。
 そうだよね、かおたん。

 それでもかおたんなら、松村香織ならきっと何とかしてくれる。
 
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Tag:Single

 NMB48研究生の新公演、最初のユニット曲。
 あのイントロが流れた時、劇場内の反応は薄かった。
 うん、きっとみんなはまだこの曲のことをよく知らないんだろう。

 センターには城ちゃん。
 かつて秋元先聖先生に寵愛され、順風満帆のようだった少女。
 それなのに、またはそれゆえに、みずからその場所から去って行った、元「エース」の城。
 
 電撃的な研究生復帰の背景に何があったのかは知らないけれど、その時以降彼女に吹いている風が暖かいものばかりじゃないだろうってことは想像が付く。
 一度は決まった昇進を自ら辞退するというのは、並大抵の決断じゃない。
 
 明日は明日の君が生まれる。

 そこにいたのは、あの無垢で天真爛漫な城ちゃんじゃなく、「死と再生」というテーマ(まあ勝手に僕がそういってるんだけど)に寄り添おうとする15歳の「女性」だった。
 かつての彼女にすっかり戻ることは無いだろう。でもそれが「生まれ変わった君」ってことなんだよね。

 まあ改善の余地は大なんだけどさ。これからこれから。


 難波の新しい研究生セットリスト、いいよね。
 野心溢れる「黄金センター」、武闘派の「転石」、反乱軍の決意表明「理不尽ボール」。
 
 誰のチョイスなのか知らないけど、意味深と言えば意味深(難波の劇場にいたヲタの名誉のために付け加えるならば、いきなりにも関わらず「転石」での「気合いだ」コールはキレイに打てていた)。

 この3曲、2、3年ほど前に僕がこのブログで触れたことがあった。今、読み直すとちょっと気恥ずかしいけど、その頃は気恥ずかしさを跳ね返す「熱」があった。僕にも、AKBにも。

 今はどうなんだろう。
 熱が去って行ったのは、僕からなのか、AKBからなのか。
 少なくとも、先聖先生はずいぶん冷めちゃったんじゃないかって気がする。
 
 かつての秋元先生は、こんなことは決して許さなかった。
 
 「歴代センター」が力を合わせてマイクを引き継いでいく。
 そういう演出は悪くはないと思う。

 しかしそこに、内田さんはいなかった。
 運だけで「チャンスの順番」を勝ち取った、ある意味最も当時のAKBらしさを象徴していた内田さんが。

 何でもこの「歴代センター」は、「ミリオンセールを達成した楽曲」のセンターに限定したんだそうだ。
 残念ながら「チャンスの順番」の売り上げは、たったの70万枚でしかなかった。惜しかったっすねー、内田さん。

 ふん。なるほど。

 AKBという運動体の栄光は、もしそういうものが本当にあるというのならば、それは「100万枚以上の売り上げを続けている」ということに依拠する、と言いたいわけだ。
  
 なあそれ、面と向かって、高橋みなみに言えるか?

 そうか、言えるのか。
 今のたかみなは、背負うものが多すぎて、頷くことしかできないのか。

 「ミリオンを達成しなかったから資格無し」というロジックは、単なる言い訳Maybeなのだろう。
 ぶっちゃけ営業的な理由で内田さんをはずしたかった(または彼女がかつてポジションゼロに立ったことがある、ということを誰も思い出さなかった)だけなのだろう。

 何度も書いてきたが、今やAKBのシングルはひとつの「産業」となっている。
「ミリオンセラーを維持するためには、内田は不要」と「大人」達が考えたのならば是非も無い。
 人はメシを喰わなきゃならない。モノを売らなきゃならない。
 内田さんには申し訳ないが、そういうことなら諦めて貰うしか無い。

 だが「内田さんが呼ばれなかったのは、ミリオンを達成しなかったから」という、後付けで醜悪な理由を誰かが得々として掲げるのならば、僕は決してそれを許すことはできない。
 それは人々の心を掴んで振るわせてきた「AKB的な何か」と最も相容れないモノだ。
 かつての秋元先生だったら、絶対に許さなかった。

 こんなことしてちゃダメだよ。ホント。
 こんな理不尽ボールを受け入れちゃダメだ。
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   築き上げた/歴史なんか
   振り返る暇はない


 うわあ、ずーっと更新しなかったなあ。
 
 前回書いたのが8月。でもう10月の終わり。
 9月には全く何も書かず。
 
 いや、いろいろ書いてたにゃ書いてたんですよ。でもうまくまとめられなかった。グチばっかりだったし。無いものねだりだったし。

 忙しかったし。

 いや、それは違うね。
 前はいくら忙しくても、語る時は語ってたもんね。

 愛だ。

 かつてはそこにあった愛が薄れてたんだよね、きっと。なんか新しいCDやDVDが届いても、リップしてちょっと聞いておしまい。
 愛が失われた、とは言うまい。薄れていた。
 きっとやすすがそうであるように。
 だから語りたくて仕方ないことが無かった。
 誰が聞いてくれる判らないけど、でもどうしても語りたいってことがね。愛が在庫切れしてたんですよ、要するに。

 そんな時、RESET。
 「やり直せよ」。
 そういう招待状なんだよな、これはきっと。
 
 3ヶ月ぶり、11回目のシアター。
 楽しめるのか、ちょっと不安だった。
 だって前回は、やたらフレッシュな「PARTY!」だったし、前々回は最前列(それも無粋なバーが設置される前の)だったし。

 RESET。
 初めて見たのは、2012年8月。僕にとって2度目のシアターだった。
 浮かれてたなあ、あの頃。シアターに来るのが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
 

 抽選は9巡。微妙な順番。中に入ったら立ち見最前はまあ確保できそう。でも見回したら椅子まだ空いてるんだよ、下手。
 ほら、腰痛いじゃん。立ちっぱなしも骨じゃん。
 で座っちゃったんです。下手の4列目。

 今日はじめて気がついたんですけど、あの柱って見る時邪魔じゃないですか?
 こう感じたの僕が初めて?

 よく考えたら、これまで最前に座った時を除いてはみんなセンターブロックだったんですよね。
 だから柱があんまし邪魔にならなかった。
 でもここに座っちゃうと、センターが全然見えない。
 腰は楽なんだけどさ。

 いきなり始まったオバチャ。え、「檸檬」やんないんだ。そうか、今は前座ガールズいないんだ。キャン待ち干されで「RESET」モニ観した時、ヒラリーの「檸檬」にしびれたんだがな。

 RESET。
 あのイントロ聞くと、高まるなあ、たかまりほ。やっぱカッコイイ。
 惜しむらくは、曲頭で舞台が光った瞬間、メンバーが宙から降り立つTeam SのRESETを生で見たかったな。てかやらせりゃいいじゃねえかよ、JがKにいるんだから。
 まあそんな情熱はないんだろうなあ。

 案の定自己紹介もMCも、全然見えねえんでやんの。
 でもそんなにつらくはなかった。
 ええ、壁に映るシルエットダンスを見るのも乙なもんでげす。
 あと主の見えない声を聞きながら、天井を見上げ、久しぶりの「妖精の粉」を胸の奥深く吸ってたからかもしれない。

 藤田が休演で15人公演ですって、何のためのスタベン制度なんだやる気あんのか栄だったらたかまさんが飛んでくるぞごるあ、とは言うまい。
 足りない何かを何かで埋めながら進むのがAKBの本質だったんだもの(自転車操業とも言うが)。

 横山Team KのRESET。
 秋元(オ)がいて梅ちゃんがいて優子さんがいて(あとえれぴょん)、板野△とかみぃちゃんとかと作り上げたRESETじゃないんだろうけれど、そしてステージの半分以上を見ることが出来なかったけれど、いいステージだった。

 今日もいい出会いがあった。
 
 シアターでなきゃ出会えない人。 
「誰だありゃ」ってヤツ。

 イチバン最初は相笠だった。小嶋、高橋、篠田など錚々たるメンバーに囲まれ、彼女たちに注がれるはずだった僕の視線を力尽くで奪った、そのころは小さかった女の子。リハで篠田麻里子の存在に気がつかないくらい練習に集中していた相笠。

 次は西野。ブレーキの壊れた恐るべき公演モンスター。見た目はアンパンマンなんだけどさ。

 最近では横道。静岡出身の二人目のモンスター。
 
 そういや、岩佐も研究生時代は「モンスター現る」って感じだったそうで、ポンポン隊で目立ちすぎるって怒られたそうな。ばっかじゃねえの。んなんポンポン隊に視線奪われるヤツが悪いに決まってんじゃんねえ(同じことは相笠も言われたとか)。

 夕べ出会ったのは、後藤、下口、あとTeam Aから急遽呼ばれたという谷口。
 3人とも全くの予備知識なし、初見だったけど目を引いた。
 特に後藤。ちょっと体脂肪率が低すぎる感があるが、見ていて爽快。
 もっさり(失礼!)踊ってる先輩との対比が痛快だった。
 こないだまで小学生だったんだって? 優子さんがぞっこんだったんだって?
 わかる気がする。
 
 公演後半の「ジグソーパズル48」。
 人気が凋落し、人もまばらになったシアターで歌い続ける彼女たちを描いた秋元先聖先生の箴言。人気絶頂のメンバーにこんなこと歌わすなんていけすかない親父だよ、この人。
 でも今夜。
 現実のシアターは今夜も満員だったけれど、どういうわけかこの歌の心が、僕は少しだけ沁みた。 
 それ感じるメンバーはいたのかな?
 運営はいるのかな? 

 もう夢中になってCDは集められないかも知れない。DVDも見ないかも知れない(昨日JKTのが届いたけどさ)。でもシアターには来よう。まだ知らない彼女たちに会いに、何度でも。

 あと、ハイタッチ会が無くなってるってんで油断してたら、「お見送り会」だって。うひゃあ、次はネクタイして来なきゃ。 
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 Tags: 卒業、季(春)

 「桜の花びらたち」の話。
 まだお前は公演の余韻に浸っているのか、と言えばその通りなんですスミマセン。
 
 Team 8の公演を見て、この曲を聞いて、頭の鉢がまたぞろ開いてしまったみたい。
 
 僕、この曲好きなんですよ。「桜の花びらたち」。
 そりゃアヤをつけることもできますよ。秋元康だし。

 そもそも「花びらたち」ってなんだ「たち」って。
 「たち」ってのは人につける複数を表す接尾語であって、ものに「たち」をつけるのはおかしいだろ。
 百歩譲って、この「花びら」は「去って行く人」を象徴しているのだから、あえて人っぽく「たち」を付けました、てへ、というのならそれを受け入れてもいいが、「花びらが咲く」ってのはどういうことだ咲くのは「花」だろ花びらは咲かないだろ。

 なーんていろいろ文句言ってても、現場じゃでれっと見とれてたんですけどね、ちっちゃくフリコピしながら。

 そう、フリの話。

 この曲のフリは、比較的易しそうに見えます。というかハード的に難易度の高そうな動きはない。
 だから客はフリコピがしやすいよね。

 ただやる人にとってカンタンなフリなのかというと、ホントはそうじゃないのね。
 動きが速くて大きくて派手なダンスは、とにかく動きを憶えてその通りに動いてりゃまあ踊ってる風に見える。「フラゲ」のあっちゃんの真似とかね。
 反対に「桜の花びらたち」の所作は緩やかな分、粗が見えやすい。
 袖を通して帯を結べば浴衣着てますってことにはなるけど、要所がちゃんとしていないと、だらしない姿にしか見えないのと同じ。浴衣のだらしないのって、うんとカッコ悪いでしょ。
 
 でなきゃ夏先生に泣かされないよ。

 指でオーケーサインを作って、左右上下に振る、ってフリがあるでしょ。
 カンタンそうだよね。でもあれを雑にやると、指にばっちいのがついたのを振り払ってるように見えちゃう。
 この歌のPV、カットの半分くらいが練習風景なんだけど、この部分をみんなで真剣に合わせてるシーンがある。
 きっと夏先生に怒られたんだよね。
 「これは指で持ったベルを鳴らしてるの。そんなんじゃきれいな音しないでしょ!」って。

 僕が一番好きな部分は、ここ。 

   新しい世界のドアを/自分のその手で開くこと

 にも書いたけど、ここは手の動きで「扉」を開くところを表してる。

 スタンドマイクを使ったパフォーマンスの時は、「自分のその手で」のところで両手の甲を客席に向け、少し斜めに重ね合わせる。これが「扉」ね。
 その後手を下にくるりと回して、今度は客席に向かって手のひらを向けます。
 そしてさっき作った「扉」を開くように両手を広げる。この時歌詞はちょうど「開くこと」に当たってる。

 ハンドマイクを使っている時は、左手にマイクなので右手だけでこの動作をやります。

 いろんなTeam、いろんな人の「扉」を見たんだけど、僕がイチバン好きなのは、B2「会いたかった」公演での渡辺麻友。
 もしお手元に公演DVDがあれば、是非見て頂きたい。
 42分47秒あたり。左手にハンドマイクを持ってますので右手だけなんですけど、その所作の美しいこと優雅なこと。上手どなりの人(たぶん柏木)と比べると、その丁寧さがよく判ります。
 この場面だけ何回見直したことか。

 この部分、SKEバージョン(S1「PARTY」公演)では、最初から手のひらが客席に向いていました。これじゃ「扉」にならないじゃん。でもKII1「会いたかった」公演の「桜の花びらたち」ではちゃんと手の甲で「扉」を作ってたし、後にSKE全体で歌う時も、ちゃんと「扉」になってましたから、修正されたんでしょう。
 
 他のTeamではどうでしょう。
 
 難波では、二期生公演が「PARTYが始まるよ」でしたが、これは確認できませんでした。
 後のBII1公演につながる三期生公演が「会いたかった」で、この中で「桜の花びらたち」が歌われています。
 「会いたかった」の「桜の花びらたち」は、オリジナルではハンドマイクを使うのですが、BII1ではスタンドマイクを使っています。

 定跡通り手の甲を客席に向けて「扉」を作ります。
 作っているのは加藤夕夏。
 ずいぶん頑丈そうな「扉」ですよね、うーか。

 ここから手を下にくるっと回して、

 客席に向かって手のひらを開きます。

 そこから両サイドに「扉」を開いて行く。
 うーかは開くというより、「こじ開ける」感じ。


 次に博多。
 博多の研究生公演が「PARTYが始まるよ」でした。
 僕これ現場で見たもんね-。
 Team Hも、一周年記念公演で「桜の花びらたち」をやってます。宮脇が涙を必死にこらえながら歌った「桜の花びらたち」。
 その時の兒玉遥の「扉」。門扉が水平ですね、この「扉」。
 隣の村重がちゃんと斜めの「扉」を作ってますから、これははるっぴのクセなんでしょう。

 くるっと回して表を向けて開く。


 定跡通りです。

 でもこないだのTeam 8の公演、シアターであれっと思ったんです。
 ちょっと所作が違う。
 「扉」が見えない。

 家に帰ってオンデマの画像を確認しました。やっぱ「扉」が無い。

 栄での人見古都音(岡山県)です。
 すらっとしたべっぴんさんですよね、この人も。でもどっちが名前でどっちが名字なのかちょっと区別が難しい。ひとみことね。
 確認して見ると、やっぱり「扉」になってない。「ちょうだい」みたいな手の形。

 こっからくるっと回って手のひらをこっちに向けて開くのは同じ。

 この人だけのヴァライアンスかとも思ったんですが、そうじゃりませんでした。
 今日までのTeam 8の全公演をチェックしたんですが、やっぱり「扉」じゃなくて、みんな「ちょうだい」になってる。
自分のその手で

 何でなんだろ?
 これが最新ヴァージョンってことなのかしら。
words
Tag:Greeting

 横道侑里(静岡県)から西野を連想したのは、僕だけではなかったようだ。
 ネット上には「横道侑里とかいう西野未姫の上位互換」などというちょっとシッケイなスレッドが見つかった。
 そっかー、西野も静岡県なのか。
 何かメンバーについてネットでムキになって情報をあさるのって久しぶりです。

 他に気になった人など。

 橋本陽菜(富山県)
 メガネ&ツインテールで強い印象がありました。
 「会いたかった」のPVであっちゃんにサムアップしてた頃の(会ったことないけどね)、まだちょっと垢抜けてない(ゴメン!)えれぴょんを思い出しました。

 永野芹佳(大阪府)
 センターポジションだった人。
 たぶんイチバン声援が多かったと思う。確かにべっぴんさんでしたね。
 垢抜けて破壊力が増進中の頃の(会ったことないけどね)、えれぴょんを思い出しました。

 大西桃香(奈良県)
 くりっとした目と、厚めの唇が印象的で、ちょっとエキゾチックなテイスト。
 「青空のそばにいて」では、感極まったように目に涙をためていました。
 ああそういや、Jも泣いてたっけ。S1の「青空」の時。
 
 山本亜依(三重県)
 「お色気担当」って言ってた三重県の人。
 うーん、オジサンは別にお色気は感じなかったけど、キレイな顔立ちのお嬢さん。
 すこーしJに雰囲気が似てるかな。
 お子ちゃまが多い中、貴重な人材かも知れません。

 藤村菜月(愛知県)
 「なちゅ」って愛称なんだけど、ホントにいいのか「なちゅ」で。
 頼りなさそうな自信なさそうな、そんな表情と、やり終えた時のホッとした笑顔が何とも初々しい人でした。つい声を掛けてあげたくなるような。

 濵咲友菜(滋賀県)
 自分で言ってたけど、確かにちっちゃい。12歳だってよおい。

 みんな総じて見場がいい。
 言っちゃなんだが、今、A1の「会いたかった」を見直すと、ダッサダサだったりするでしょ。
 ほら、磨かれた後をもう知っちゃってるから。
 それに比べるとTeam 8のみなさんは、最初っから小ぎれいですよね。
 
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 幸福な疲労を感じながらの帰路、運営からメールが届いた。
 「公演観覧Webアンケートのお願い」。
 今日の公演の出演者のうち誰の出来がよかったか。ダンス、MC、総合評価の3つの観点から1人選べ、というもの。

 これまで9回公演に入ったが、こういうメールを受け取ったのは初めてだった。
 調べてみると、この4月からはじまった制度のようだ。
 このアナウンスによれば、「皆様のご意見・ご感想を受け付けるWebアンケート」となっているが、実際僕が受け取ったのは、要するに「誰がよかったか」を聞くだけのものだった。

 AKBの黎明期、アンケートの結果によってメンバーの地位を決めるいう構想があった。例によって構想で終わったのだが、この構想は後に形を変えて乃木坂46の「16人のプリンシパル」シリーズに採用された。似たようなシステムを採っているアイドルグループもある。
 
 このデータがどう使われるか、アナウンスには「劇場運営と劇場公演の更なる向上のため」とあるが、「誰がよかったか」だけ聞いても運営の向上にはならないよねえ。
 「また、回答内容は、AKB48グループペナントレースの個人賞の参考にもさせていただきます」ともあるけど、むしろこっちがメインのような気がするよねえ。

 要は個人の査定である。

 査定が悪いって言ってるわけではない。公演でのパフォーマンスをちゃんと評価するってのは、大事なことだと思う。
 「公演でガンバレば、上に上がれる」というのは、とってもいいニュースだよね。  
 
 でもTeam 8に限って言えば、事情は違うような気がする。
 
 トヨタのキャンペーンはいずれ終わる。
 その時Team 8がどうなるのか、僕は知らない。僕が知らないだけかもなのだが、巨大スポンサー抜きで47人のTeamを維持していくことはたぶん、無理だろう。

 メンバーもこの先ずっとアイドルとして活動していく気持ちがあるのか、今のところは分からない。たとえば藤村菜月(愛知県)は、「将来の夢はヘアメイクアーティスト検定合格」と述べていた。彼女にとってTeam 8でのアイドル活動はちょっとした脇道なのかもしれない。
 一方、横道侑里(静岡県)は、将来宮澤佐江、大島優子とともにタップダンスをすることが目標だと語った。それがアイドルとして、であるかは分からないが、彼女は「ダンスをする人」になろうと欲しているのだろう。

 キャンペーンが終わった時、全員がAKBに残ることはないだろう。
 自分で辞める子もいるだろうが、望んでも残れない子はきっと出てくる。いわゆる、セレクションだ。その時、この公演のアンケート結果は重要な意味を持つんだろう。

 仕方ないことには違いない。でもTeam 8の中心である13-14の少女たちにはちと重い荷物だよなあ。そしてそれを背負わせているのは、運営では無く僕らヲタなんだよなあ。
 
 気がついてないけど僕らがそれを望んでいる。運営はそれを掬い上げてるだけ。
 望んでいなければ、「総選挙」にあれだけ入れ込む理由がわからないもんなあ。

 と、アンケートに答えながら思いましたとさ。

 願わくはキャンペーンが終わる前に出来るだけ多くの人と、出来るだけたくさん会えますように。
 でもお呼ばれは一公演につき1回こっきりってのが最近のパターンなんだよねえ…。
words
Tag:Greeting

 午後4時50分秋葉着。

 今はもう幻となってしまった最前列で「Only today」に号泣して以来はじめてのシアターだ。
 8階に上がると、エントランス前にはものものしいゲート型のメタルディテクターが鎮座ましましている。その前に並ぶお賽銭箱。

 4つ並んだ箱には、よく見ると見慣れない名前が書かれている。その代わり僕をここに導いてくれた光宗大明神の御神名を見ることはもうできない
 そうか、リニューアルしたんだね。

お賽銭箱


 別にTeamごとの箱ってわけではないみたいだが、あっちこっちれなっちのサインをめっけて吉例通りお賽銭を投入。
 ちなみに金額は1300円。そのココロはチケ代1800円と合わせて計3100円也。正規Teamのチケ代と同額。たとえ運営が「研究生以下」と値踏みしても、いやしくも「Team」を名乗るからには正規Teamと同じ金額を払うのが礼儀ってもの。

 お兄さんにアピールして、11枚めのステッカーをゲット。そのうち一枚はキャン待ち干されロビ観の時の1枚だから、シアターへの入場は今日でちょうど10回目。おお、十分の一VIPじゃん。

 抽選は七巡とまずまず。入場すると椅子席はまだたくさん残っていたが、ためらわずに立ち見中央最前へ。
 目の前には遮るものの無い開けた視界。うわあ、何て広々とした景色なんだろう。何だか世界は全て俺のモノって感じじゃんこれ。座りの最前もよかったけど、ここもいいねえ。

 にやけながら待つことしばし。
 ウエストミンスターのベルが響き、はじまったのは紛う事なき「PARTY」。

  PARTY!/すべてを忘れて!

 はい。
 「すべて」では無いにせよ、普段自分を縛っているものを忘れられた時間でした。
 歌い、踊り、跳ね、しゃべる彼女たちを見ていると、自分の中のしおたれた部分が潤っていくのが判るようでした。「元気をもらった」って表現はあんま好きじゃ無いんですけど、そういうことってホントにあるんだなあ。

 声も出したよ。これまでの9回の公演、どちらかというと僕は静かにしてる方が多かったのだけれど、この日は違った。MCに大仰な返事をしたり、憶えたての名前をコールしたり。

 観覧場所がよかったというのは大きいのだけど、それに加えてシアター全体の雰囲気がとてもよかった。何というかインティメントで、シアターのみんなでひよっこを支えてやろうという気分が充満していた。だってほとんどの子が秋葉のシアター初舞台で、みんな「アイドル未満」なんだもの。
 メンバーもそういうお客の意思を感じるのか、最初ガチガチだった子もだんだんと笑みがこぼれるようになったようだった。

 あ、これって古参の人の言う、AKBの最初の頃と似てるのかな?
 ひょっとして僕の幸福感って、それの疑似体験?

 そんな夢想にひたる僕を現実に引き戻したのが、ダブルアンコールで披露された「恋するフォーチュンクッキー2」なる替え歌。
 要するにCMソング。
 方言が楽しい曲なんだけどさ、あからさまな宣伝文句を聞いていると、Team 8が宣伝企画前提の、まことに華奢な存在なんだ、ってことを否が応でも思い出してしまう。
 タニマチが企画に乗っからなかったら、この子たちはここには立てなかったんだからそれはしゃあないっちゃしゃあないんだけどさ、シアターで商品名を連呼されるとちょっとねえ。

 ウソウソ。ヲタはみーんな大好きですよ、充電プリウス。今度3台くらい買いますからね、Team 8から手を引かないでね、トヨタさん。

 最初は全く誰が誰だか分からない状態だったのだけど、県名とリンクするシステムは記銘力が減退しているオジサンには親切ですね。名前は覚えられなくても県名なら頭に入るもの。
 「お色気担当のおねえさんは三重県ね」とか。
 そうそう、全員がちゃんと自己紹介でひとネタやってて偉かった。まだ恥ずかしそうだけどさ。

 横道侑里(静岡県)
 「PARTY」から視線を奪われた。誰だありゃ。動きが他の子たちと全然違うぞ。
 子羊の群れに紛れ込んだ子鹿みたいに跳ね回ってる。身体はちっちゃいんだけど、大きなフリでカバーしていてる。
 「時間のない国へ」と、みんな顔をこちらに向けたままで天を指さすんだけど、この子だけはホントに天を向いていた。そこにそれがある、かのように。思わず僕も指さす先を見ちゃったぞ。
 ああ、これは「公演モンスター」西野と出会った時と同じだ。あの時西野が見上げた先に、確かに青空と向日葵が見えた。
 「DMT」「毒リンゴ」だと後列端っこでよく見えなかったんだけど、それでもポニテの舞い上がりかたが尋常じゃないので存在がわかる。お、都築りかちゅうの時もそうだったっけ。
 ユニットでは「スカひら」で大島ポジ、「星の温度」では川崎ポジ(かな。この曲の分担について僕はちょっと自信ない)。どちらもきちんと表現しようとしていた。特に「星の温度」。この曲の難しさは、前にも書いたけど、「静と動」「冷と熱」のコントラストの表現にある。そういう「歌の心」を、横道はわかって表現しようとしていたように、私には見えた(←カギさん風に言ってみました)。それがねえ、栄でやった8月5日の公演じゃあんまりできてないのよ。今見てみたんだけど。だからちょっとの間に進歩してるの。この子。
 本領発揮はアンコール後のメドレー。「言い訳Maybe」じゃあっちゃんポジ、「恋するフォーチュンクッキー2」では指原ポジとどっちもセンター。表情も多彩でいい動きだ。よく見てると、随所にいろいろ仕掛けている。
 「恋チュン」では、サビで腰を振りながらターンをするフリがあるのだが、身体を捻りながらなかなか顔はついていかない。ギリギリまで正面を向いてそこからクルリと回る。じらしてじらしてじらしてすっとターン。この緩急がいい。
 この人の「RESET」とか「手つな」とかを是非見てみたいなあ。

 ああ、まだ書ききれないや。